最近公立の組織が、国や自治体から離れて独立行政法人になったせいか、どこか自由を得た魚のように生き生きし始めているように見えるのは少し錯覚でしょうか。図書館も公立の病院も雰囲気と扱いが変わったような気がします。病院は別としても図書館はかなり変わりました。
多分経営とは何かをそれなりに考え少しずつ日夜改革を研究している姿を思わせます。札幌医大の1階ロビーに「スターバックス」が開店しました。スピーディにそして爽やかな表情で注文をとって、患者さんや一般の人たちでロビーは空いた席がないほどの盛況です。おそらく病院はスペースを貸すだけでしょうが、そういう発想が豊かなところと品疎なところが経営を長持ちさせる要因にもなるような気がします。
しかしどこも改革を始めているところばかりではないでしょう。自治体が生産性を求めない業務を半官半民のような形で立ち上げ、そこに回ってきた人は相変わらず意欲に欠けるきらいがあります。なぜでしょうか。結局のところ何をするにしてもそこにかかわる人の誠意や志や他者のためにという改革の姿勢のあるなしが決め手でしょうか。民間と分けたくはないのですが、そんな声をしばしば見たり聞いたりしますね。それにしても病院に「スターバックス」とはヒットですね。いまに病院に100円ショップができたらいいかもしれませんね。
やさしいタイガー