”春よこい、春よこい・・・・”と可愛い童謡をつい口ずさんでしまいそうな季節がもうそこまでやってきます。1週間のさっぽろ雪祭りも終わり、即座に壊された雪像がまるで落城の後のように昨日までの夢を打ち砕いています。今年の犬山城は例年よりもやや小ぶりな城のように見えました。それでも立派な雪像でした。 どうも今年の雪像作業は例年のように大量の自衛隊員の出動がなかったからだという声も聴きました。
それはそれとして今年のトピックスは道を通る市民にも呼びかけて、「会場をきれいにするためにゴミ拾いボランティアをしませんか」と街頭でアピールしていることでした。想像以上に協力者が出て、会場はいつもゴミもなく快適だったという話です。夜店のようにいろんな店が並びますから、捨てるものも多いでしょう。もちろんゴミの収集箱もおいてはあるのですが、それよりもようやく市民の手で「雪まつり」が行われたような思いがしました。
ちょっとしたアイデアで雰囲気と空気が変わります。人の心というのは外は寒くても内は温かいものを持っているのだということを教えられました。札幌の春はもうしばらくかかるようです。