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大晦日

2010-12-31 08:51:34 | 日記・エッセイ・コラム

 働いている方にとっては、貴重な空間や時間を与えられて、大晦日を楽しんでおられるのではないかと推察しています。太陽が力のない光を照らしていますが、それでも陽の光を見るというのは清々しいものです。一年の最後の日、いつもの時間に起きていつものように行動を起し、今日も元気で朝起きが出来たことに感謝です。

 大晦日というのは旧暦では12月30日か29日に当たるそうですが、今はグレゴリオ歴で12月31日を言うそうです。「大つごもり」ともいわれて、やがていろんなお寺の鐘が108つかれると元旦を迎えます。京都や奈良ではさぞいろんな鐘のハーモニーが町に響き渡り、108の煩悩を消し去り、新しい気持ちで新年を迎えられることでしょう。

 人びとのご多幸と国家の安寧を祈るところに日本人の宗教心を感じ、鐘の音を聴きながら過ぐる年の数々を思い出し、来年こそ、と厳粛さと謙遜な思いで迎えようとするのはとても麗しいとさえ思います。世の中はかつてお寺の鐘はすべて国家に没収され、武器に生まれ変わってき時代があったのです。まさか再びそんなことはないと信じていても、人は突然狂気になり、見境なく果てしない行動に出るものです。

 夜空に響く鐘の響きを心を空しくして静かに受け止めていきたいものです。その頃はもう初詣や初日の出を見るために着飾った人びとが新年を祝い、そして祈るのでしょう。

 来年も皆様方とともに幸せを分かち合えるような年にしたいものだと思います。この一年拙いブログを開いてくださった方々に心から御礼を申し上げます。

やさしいタイガー


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