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ONの対談

2009-09-21 14:11:11 | スポーツ

 かつて激しい練習に明け暮れた多摩川の練習場に二人の英雄が出会う場面からテレビは映し出していました。長島茂雄と王 貞治の名選手はどちらも後年大病を患い、その後を残しながら、二人が語る選手時代の言葉には重みがあり、現役の選手のみならず、あらゆる人々に大きなものに気づかせるよきヒントがあったのではないでしょうか。

 この大選手には常にもう一人の自分に見つめられる重圧感を抱えながら、24時間野球付けの日々を送ったそうです。克明にノートに記載し、技術的な悩みだけでなく、精神的な悩みまで書き記していたのです。不振に陥ったとき、ボックスにはいるのが恐怖だったと語る二人。にもかかわらず、ファンの期待に応えるために、人の見ていないところで練習を重ね、まさに鬼気迫るものがあったようです。

 不世出の大選手は時には天才型だとか、努力肌だと評価されながら、ご本人はそのどちらでもない、常に真正面から野球と向き合う真摯なプレーヤーだったのではと思われます。くしくもご両人は監督として力を発揮しますが、野球以外の人でもこのお二人の人生から学ぶべきものは多いのではないでしょうか。スポーツは人間の生き方が凝縮されているように感じますね。

やさしいタイガー


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