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気になる電動車椅子の事故

2012-12-22 18:40:44 | 日記・エッセイ・コラム

 交通事故は、私たちが想像している以上に広がっているようです。ぼくは足の大怪我により、今までの世の中の見方が変化しました。

 歩行者に細心の注意を払わなない無防な自転車利用者、さらに自動車の不注意による事故など、歩行者の大敵が日常的に襲っているのです。

 けれどももっと厳しい事故に遭遇している人の中に、電動車いすを利用する人々だということに気づきませんでした。今、死亡事故が急増しているとの話を聞き、なんと痛ましいことなおか思い知らされました。

 ちょっとした気遣いで事故は少なくなるのに、不届きな自転車利用者が道路に敷かれた点字板の上に駐輪したために、旨く走れず転倒することもあるということでした。

 また自動車運転者の安全確認もしないために車に引っ掛けられたりして死亡にいたる事故も絶えないそうです。

 事故が多発する重要な原因に道路が「かまぼこ型」に舗装されていることも一つらしいのです。フラットな道がよいのは決まっていますが、どこを走ってもまともなところは町の中心地のごくわずかなところだけです。ましてや一本中通に入ると、ガタガタです。私も今、いやというほど体験しています。危険極まりないのです。

 家の中のバリアフリーは進んでいるようですが、一歩外に出ると、バリアフリーなどないのは近代都市を標榜することに恥ずかしくさえ思います。

 そういえは、今札幌は例年になく大雪で、除雪が間に合わないのか、道路の一本を占有して渦高く積み上げられています。四つ角などは前方、両サイドの確認が取れないほどです。

 これは決して愚痴ではないのです。深刻な社会問題だということを管理する役目の人に訴えたい思いです。まさに野ざらしの状態です。

 人の協力はもちろん必要なことは言うまでもありませんが、それ以上にインフラ整備が遅れています。トンネル事故もそのひとつです。日ごろから管理し、注意を怠っているから大事故も起こりやすいのです。予算がないと一蹴する姿勢はいつの世も同じかもしれませんが、どこか視点が違っていると感じてしまいます。人を大事にする姿勢が乏しいからではないでしょうか。

 そもそも電動車椅子は「歩行者扱い」だそうです。自転車は車と同様の扱いとなりました。だからといって車道に沿ってとても走れません。危険極まりないのです。

 このように締め付けることばかり先に条例化や法制化して、肝心のインフラ整備の遅れや歩行者専用の信号の早さにとまどっている障がい者や高齢者の苦悩をどこまで心しているのか全く見えてきません。

 もちろん、こうした問題の解決は、明日にもできるとは思いませんが、条例や報の見直しや、研究を迅速に進めるべきです。過去検討してきた関係者の知恵は、弱い立場の人のことを考慮してこなかったとしか思えてなりません。

 このような問題を解決するのが、地方を含めた議員といわれる人の役割です。名前の連呼や、泣き落としで当選できると思うのは誤った意識の持ち主です。

 管理者の多くは、どうしても弱者の立場に立てないのか、と眺めてしまいます。この機会に私たちももっともっと優しさを身につける努力をしなければいけないのでしょうね。

やさしいタイガー


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