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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『世界はフムフムで満ちている』

2022-06-17 11:34:30 | ドリアン助川さん
ドリアン助川さんのお奨め本。



『世界はフムフムで満ちている』(金井真紀著・ちくま文庫)です。
読み始めてすぐに惹かれました。
このページ。
←クリック。
「石工」です。
いいですねえ!
わたしこんなん大好きです。
その前の「海女」も良かったし、次の「インタビュアー」もいいです。
これから後もいっぱいいいのが載ってそう。
ワクワクします。

追記 
 「あとがき」を先に読もうと思って読み始めて「やばっ!」と思った。
 「文庫版あとがき」である。
こんなことが書かれている。
《なぜかそのとき、わたしは自著『世界はフムフムで満ちている』を手に取った。寝転がって(この本は寝転がって読むのにふさわしい)》
わたしはその時、正に寝転がって読んでいた。見られたのかと思った。
今起き上がってこのブログに「追記」を書いている。


『コーヒーカップの耳』 これも『世界はフムフムで満ちている』に似た本のような。
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杉山平一氏の「思想」

2022-06-17 09:12:25 | 杉山平一先生
今朝の神戸新聞「正平調」です。借用お許しを。
←クリック。
杉山平一先生の詩が取り上げられています。
この「正平調」さんは杉山先生のファンだろうか?よく取り上げられている気がする。うれしい。
ところでこの「思想」という詩、たった四行が引用されている。たしかにわたしも読んだ覚えはある。
全編を読んでみたいと思い、調べてみた。
まず新書版の『杉山平一詩集』(思潮社刊)。
載ってません。
じゃあ全集には載ってるだろと思い、探したがない。
これは「正平調」子がタイトルをまちがったのか?と思い、その内容も含めて調べてみた。
わたしも一度は読んだことがある詩だと思うので、斜め読みでも字面を見ればわかる。
しかし見つからなかった。
そこで、そうだ、全集には入っていない作品がたくさん載っている『こだはら』(帝塚山学院大学刊)か?と思い調べたがこれにもなかった。
まあ、「正平調」子がこの本を持っておられるとは思えないが。
あれ?なんで見つからないのだろう、と思ったのだが、ハタと思い当り(遅い!)、先生の最後の詩集『希望』だ!と気づき、調べてみた。
ところがない。なんで?
でもたしかにこの詩は読んだ覚えがある。
先生の本が並んでいる書棚をもう一度眺めてみた。
そして目に入ったのが『青をめざして』(編集工房ノア刊・2004年)。



ありました。
←クリック。
元々たった四行の詩だったのです。
やれやれ、朝からちょっと焦りました。

『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。



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