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『要説 日本文学史』

2018-01-26 16:10:31 | 宮崎修二朗翁
昨日、宮崎翁から教えて頂いたことの中に、
「足立さんの『日本文学史』では充分ではありません」というのがあった。
明治大正の近代文学史を勉強するうえでのことである。
この本のこと。

伊藤正雄教授との共著になっているが、足立先生は現代文学を担当されている。
この本、わたしずいぶん昔に購入していたのですが、ほとんど読んでいません。

そこでこのほどお贈り頂いて読んだ『神と人との出会い』だが、
これに著者の加藤隆久さんが甲南大学でお世話になられた教授として名前の挙がっているのが伊藤正雄教授。
なんと偶然!
『神と人との出会い』にこんな記述が。
《文学修士と「明階」という神職の資格を取得して卒業し、東京・靖国神社に就職の予定であったが、甲南大学の恩師の荒木良雄、伊藤正雄両教授から「ぜひ甲南大学で教えるように」との強い要請があり、ついに東京での神明奉仕を断念して神戸に帰り、生田神社に奉仕する傍ら、甲南学園の教壇に立つことになったのである。》
う~ん、不思議なものですねえ。
足立先生、伊藤正雄教授、加藤隆久さん、そして宮崎修二朗翁。人の縁がつながってゆく。
さて、勉強しなければならない。
宮崎翁のおすすめの本は、吉田精一の『明治大正文学史』。
「文庫本になってます」とのことで、アマゾンで発注しました。
『明治大正文学史』
この年になってまだ「勉強しなさい」と言われました。
つい最近、96歳になられた翁からすれば、「あなたはまだまだお若い」のだ。
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『神と人との出会い』

2018-01-26 11:49:09 | 本・雑誌
神戸三宮、生田神社の名誉宮司、加藤隆久様からお贈り頂いた本。

『神と人との出会い』(加藤隆久著・エピック)です。
帯文(推薦)を玉岡かおるさんが書いておられる。

すぐにページを開いて読ませていただきました。
と言っても熟読とはいきません。
わたしにとって難しい宗教学のところは飛ばし読みさせて頂きました。

生田神社といえば足立巻一先生を思い起こします。
第一回目の「足立巻一さんを忍ぶ会」が行われたのは、ここの神社会館でした。(「夕暮れ忌」と名づけられたのは翌年のこと。司馬遼太郎さんと井上靖さんのお二人での命名。)あの時は作家の灰谷健次郎さんもご出席で、足立先生のことを、「自分にとって父親でした。今も亡くなったとは信じられません。だから奥様へものを送る時は今も、奥様のお名前じゃなしに足立巻一様宛にさせてもらってます」といったようなスピーチをされたのを覚えています。
さらに、社務所の玄関には足立先生の大きな詩額が飾ってあります。
「アルカッシャの森」という詩。
始めの方に「生田の森は子どもの楽園」という興味深い一項があります。
それに引かれて読み進んだが、神戸の文化の歴史が多彩に書かれていて、それは貴重な記録になることでしょう。
著者の加藤宮司は神職にとどまらず神戸の文化人でもあります。
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