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ここあコテージ

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小出先生の弘前での講演会(動画)

2011-12-05 17:02:33 | 原発関連
11月12日(土)に行われた小出裕章先生の弘前市での講演の様子が動画で見られます。是非ご覧下さいね。

小出氏弘前市での講演


さて、福島第一原発事故現場から、また放射能入り汚染水が建屋の外まで流出して、それが海に流れ込んでいるという事が新聞やテレビに流れました。

ストロンチウムの出すベータ線の値が高い。毎時110μSv。
更に海の汚染が進む。暗澹たる思いでその記事を読みました。
現在でも海のホットスポット対策も一つも進んでおらず、魚介類の汚染状況もまだわからないときなのに。

そんな中、とんでもない記事も。
放射能汚染の土を、深海の底に処分する案。
私の目を疑いましたよ!!

海底の高圧に耐えられる容器に汚染土を入れて沈める方法とのこと。
この土をそのまま海に捨てても、すでに捨てられた汚染物質の5%に過ぎないから平気と。もし、汚染土の入った容器が破損しても、土は底に沈んだままだから平気と。

何を考えているんでしょうか。あきれ果てて物も言えませんよ。
あなたがた専門家は、頭がいいのでしょ?

あなた方にとって、自然は何なのですか?
人間さえ生き延びれたら、それでいいと言いたいのですか


私たちはどれほど海の恩恵を受けていることか。
海の中には、数知れない生き物たちが、人間以上の数いるんですよ。
その生物たちも人間を支えている一つなのに。

このようなことを平気で言える人間のおごり高ぶりがきわまっている、そんな感じがしました。

海洋汚染は、ロンドン条約に触れるそうです。もし触れなくても、世界の人々はこの提案をどう受けとめるのでしょうか。
原発事故で最初に汚染水を垂れ流した事実を、後になって世界に公表した時、世界から非難を浴びたではありませんか。

それ以上の非難を浴びたら、日本という国は、世界の恥さらし、無情な国、考えなしの
愚かさが露呈して、「日本の常識は世界の非常識」は本当だと揶揄されそう。

汚染土などの放射性廃棄物の問題は必ず対処しなくてはなりません。
チェルノブイリに学ぶならば、批判があるのを承知で言うならば、やはり福島の事故現場からそう離れていない地域を管理区域にして、そこに汚染土などを置く、それしかないと思います。

政府が決断できないのが原因で、福島の事故現場近くに住んでいた人達は、将来住めるのはいつになるのかわからないままに今、心が迷走しています。アンケート結果にもあるように、たとえ除染がある程度できたとしても、もうそこに戻る気がない人々が多いのです。この現実をどう見るかです。

チェルノブイリは25年たった今でも戻れません。
そしてこの先も戻れない。
日本の事故はチェルノブイリを超えるかも知れません。いえ、チェルノブイリでは短期間で事故処理が行われました。日本ではまだ原子炉の爆発の危険すら回避できません。
まだまだ時間がかかるのです。廃炉まで30年という試算も仮のものです。
実際はもっと厳しいという指摘が多いです。

先日は、鯖の缶詰からセシウムが見つかりました。これは氷山の一角です。
年ごとにそんなことは当然出てくるわけです。
海に捨てろと言った人達の口の中に、魚介類を介して放射性物質が入るわけです。

もう一度言います。
世界は、人間以外の生物であふれています。
人間だけが生き延びるなんて事、あり得ません。
海と魚介類、海藻類に放射能をばらまけば、必ず人間がその被害を被るのです。

本当に腹立たしく、悲しい、悔しい気持ちです。

ここあでした。








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