ここあコテージ

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ベンセ湿原のニッコウキスゲ

2019-06-07 06:23:37 | 風景・散策

畑に行った後、隣町にあるベンセ湿原に行きました。
ベンセ湿原は津軽半島の西側にあり、ここはメロンやスイカの産地。
メロンロードという道を通って行きます。

(「ベンセ」という言葉がわからなくて検索しましたが、
ヒットしませんでした。)

6月にはニッコウキスゲ(日光黄菅)、7月には野花菖蒲が咲き、
黄色から紫へ移行していきます。




広大な湿原。





黄色いのがニッコウキスゲです。
今年は少し早く満開になりました。





ニッコウキスゲ(日光黄菅)日本中に分布。
ユリ科ワスレグサ属。













ニッコウキスゲは、朝開いて夕方にしぼむので、
夕菅(ユウスゲ)とも呼ばれます。1日しか咲かない。

英語ではより解りやすいですよ。「daylily」。
(ユリ科ワスレグサ属の総称)















さて、所々に紫色の花がありますが、



7月に咲く「野花菖蒲」にしては早いですし、








花をよく見ると、これは「カキツバタ」ではないかと。

野花菖蒲や菖蒲、カキツバタ、アヤメの違いは難しいですね。





野花菖蒲の花びらには、黄色い部分があるようです。
カキツバタには、白線があります。
アヤメの花には編み目模様がついています。

やはりこれは、カキツバタのように見えますが。。。


実際、ここにはカキツバタもあるそうなので、
野花菖蒲の群生地で有名だと、カキツバタとは思いませんよね。


春に見られる珍しい植物もあります。



トキソウ(朱鷺草、鴇草)。朱鷺の羽の色から由来だそう。

小さなランのような形です。背が低くかわいらしい。

これは年々少なくなっているように感じます。





一見コバンソウのようですが、ゴウソという植物です。
カヤツリグサ科スゲ属。

コバンソウに似ているので、もしかするとドライにできそう。
(ここは決して摘んではいけないそうです。)





これはどこにでもあるチガヤ。イネ科。
広い湿原にあると、チガヤも一層輝いて見えます。




湿原のそばには、大きな沼が幾つかあります。



前方には岩木山が見えて、コウホネなどの植物があります。
まだコウホネは咲いていませんでした。


オオヨシキリ、ウグイス、ホオアカなどが鳴き交わし、
いろんなトンボが飛び交う、自然豊かな湿原です。


6月後半には、野花菖蒲が主役になりますが、
これも年々減っているようです。

自然のまま残したいのかも知れませんが、
このままでは無くなってしまうのでは?と心配しています。




続く。






ここあでした。


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4 コメント

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おはようございます (ロメオ)
2019-06-07 09:51:43
ニッコウキスゲ、ぐうぜん私も今日の投稿の中に二枚だけ。
湿原の大群落、緑と黄色いじゅうたん、広々としていて綺麗ですね。
「ユウスゲ」「daylily」。1日しか咲かないと初めて知りました。
そう思って見ると、この花の魅力がさらに増してくるように思います。

この湿原には野鳥もたくさん生息しているのですね。
もし行くことができたら、花だけでなく鳥撮りの虫がうずきだしそうです。

学生時代から旅行好きで北海道から九州まであちこち行きました。
いまでも旅心はなくしていませんが、偏頭痛など体調面の理由で、旅行から遠のいています。
ここあさんは、地元であちこち観たり食べたり、近場を楽しむ達人さんですね(*^_^*)
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ロメオさんへ (ここあ)
2019-06-07 14:51:13
ロメオさん、こんにちは。
いつもコメントをありがとうございます。
ニッコウキスゲは、オレンジ色なのに、清楚で、すぐにしぼんでしまう儚さもあって、そのシンプルさが好きです。でも、群生していると、やはりインパクトがありますよね。
鳥の種類は多くはないのですが、三脚を立てて、大きな迷彩柄のバズーカのようなレンズで構えているオジサンたちを毎年見ます。きっと彼らは鳥を目当てに撮っているのだろうなと思いました。目立つのはホオアカ、オオヨシキリですが、運が良ければ、オオジュリンやセッカ類がいるかもしれません。何を狙っているのか聞きたかったけど、聞かないで過ぎてしまいました。(意気地無しです。笑)
ロメオさんは、元々旅行好きなのですね。羨ましいです。私は場所が変わると、全然眠れないのも旅行苦手の一因です。
私も偏頭痛持ちなので、その辛さが良くわかります。偏頭痛は年と共に軽減すると聞いていたとおり、年々起こる回数が減っています。ロメオさんも軽くなるといいですね!
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Unknown (ホサナ)
2019-06-07 18:04:44
こんにちは♪

ベンセ湿原、私も先日行ってきました。
2度目です。
最初に行ったときは、入り口で、コジュリンがさえずって迎えてくれたんですよ
2度目は、ホオアカがいっぱい
あちこちでニッコウキスゲの上にとまって、揺れながらさえずったり、時には追いかけっこしたり。
ニッコウキスゲ見ごろのニュースが出たので、人が多くて、狭い木道で止まってじっくり観察するのは難しかったし、
近くに鳥が来ても人も歩いてきてすぐ逃げちゃったりしたけど…
でも、来てる人たち、みんな楽しそうでした
木道でも、みんなで譲り合ったし。

1度目も2度目も、上空をチュウヒらしき猛禽が飛ぶのを見てるのですが、
ひょっとしてチュウヒの繁殖地でもあります?

以前に行ったときに比べて、ニッコウキスゲは減ってるなーという印象です。
乾燥が進んで、ベンセ草原になってるし…
すぐ近くが太陽光発電で伐採されたし、
風力発電もできまくってるし…
保護活動、なかなか思うようにできないみたいです。
このままだとニッコウキスゲも野花菖蒲もなくなって、ベンセ葦原になってしまう…と、心配してる人は多いんですよ。
貴重な湿原の保護、なんとかできないものかな…と思ってます。
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ホサナさんへ (ここあ)
2019-06-07 19:09:44
ホサナさん、こんばんは。
お久しぶりでしたが、お元気そうで何よりです。
ベンセ湿原は、私も毎年行きますが、確かに年々花数は減っていますよね。特に野花菖蒲がかなり淋しくなっていってる気がします。野花菖蒲とカキツバタ、一見そっくりなので、勘違いしそうですね。
ここはつがる市が管理しているのですか?まずは市民や県民の声ですよね。市とか県に声を上げていくしかないかもしれませんよね。(原発関連では私も直接役所などに質問したり、回答をもらったりしました。)今、つがる市も県も、環境より風力発電にお金をかけたいのでしょうね。風力発電機がさらに増えそうな勢いですよね。
明日のブログは、ホオアカを載せますので、お楽しみに!
チュウヒは、冬鳥として飛来するようですが、そんなに多くはないようです。仏沼(三沢)では一部繁殖しているとの報告がありますよ。ベンセが繁殖地なら嬉しい事ですね。
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