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ここあコテージ

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明日のエネルギーを考える

2011-08-26 21:26:09 | 原発関連
きょう、青森市に行ったついでに、図書カードの更新で青森県立図書館に行きました。

ここ、自然豊かで、オブジェもたくさんあって素敵です。


私は青森市民なのに、遠くてなかなか県立図書館や市民図書館には来られません。
そこで「県内共通図書カード」を作り、県内どこでも借りられるカードを持って、あちこちの図書館を巡ります。

きょうは、原発関連本を3冊借りました。
(最近、この傾倒の本にかぶれて?ますね・・・笑。)



きのう、NHKスペシャルで未来の「エネルギー」について専門家の議論が放送されました。
私は原発の事は、最近よくわかるようになりましたが、エネルギーのことはまだ知識不足ですね・・・。

きのうの放送で印象に残ったことを幾つか分かち合いたいと思います。

1.スウェーデンの場合
スウェーデンでは、国民一人一人が、自由に発電方式を選べます。
例えば、太陽光と風力をミックスして選び、その料金を支払うのです。


日本のように電力会社が独占していません。
だから、原発に反対なら、原発の発電を選ばない。

 スウェーデンも初めからスムーズにこうした方式ができあがったわけではありません。
半世紀ものあいだ試行錯誤がありました。しかし、アメリカのスリーマイルの事故がきっかけとなって、国民投票で30年後の原発廃止へ。

原発依存度が50パーという高さのスウェーデンでした。これを変えるために、電力の
自由化へ移行できました。大手電力会社の抵抗もかなりありましたが、現在は、38パーに下がり、自然エネは10パーになりました。

個人が選ぶので、個人が責任を負うことになっています。

2.日本人は今後どういうスタンスにするのか。
日本人は今まで、電力のことは電力会社や国に任せきりでした。これは、政治についても言えます。政治は政府任せ、国会任せのところがなかったか。
もっと自分の事として、電力も政治にも、無関心であってはならないということです。
  
3.原発事故当事国の日本、国際社会からどう見られているか。
この事故を受けて、ドイツやイタリアなどは脱原発を決定しました。また、スウェーデンやポルトガルなどはすでに再生可能エネを進めています。

当事国である日本は、技術先進国として、自然エネをこれからどう進めていくのか、世界のリーダーとして歩む事こそ、国際社会への信頼にもつながるということ。

4.全国知事会でもエネルギーについて話し合いました。
国や電力会社に任せきりでいけないという反省から、電力の「地産地消」を提言。

鳥取県を例にとり、鳥取県内では24.6パーまかなえることがわかりました

被災地の岩手県釜石市の場合は、北九州市が電力の特区であることを参考にしています。
発電所は製鉄所が行っていて、送電もこの会社が担っています。

釜石はご存じのように製鉄で有名です。被災地の大量のがれきを燃やして、200世帯分の電力をまかなえる公算。
がれきが処分でき、その後には間伐材を燃やせばまかなえるとのこと。
被災地にとって、この実現は復興にもなり、雇用も生まれますよね。

以上。ざっと書いてみましたが、本当にこれからのエネルギーについても、私たちの事として無関心でなく、もっと考えていかなくてはと思いました。

明日、土曜日午後7時30分から「NHKスペシャル」で市民討論が生放送されるので、これも是非見てみてください。

ここあでした。





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