ここあコテージ

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朝から原発関連の出来事の多かったこと・・・

2011-07-07 20:18:48 | 震災関連
きょうは晴れとくもりが交互で、気温は最高で26~27℃。割に心地よい日でした。

朝、久しぶりに見た「モーニングバード」。

名古屋大学の高野雅夫先生が、東京、関西などの電力会社数社を対象に、電力の供給について調べていて、今年の実施されている「節電」に対して、節電しなくても、あるいは原発が全部ストップしても、電力はまかなえる、という発言をされました。この事実はネットや本で以前から知ってましたが、はっきりとテレビで紹介されたのは初めてかもしれない。

どこのテレビ局も、さも当たり前のごとくに「節電」を呼びかけ、節電しないと電気が来なくなるからと脅す。
そして、「だから原発がないとやっていけないんだよ」と更に脅す。

今日の参議院予算委員会の最後に社民党の福島瑞穂さんも同じ事を言いました。
国民はだまされてきたし、3.11以降もだまされている」と。

おまけに、きのうの玄海原発の「やらせ」メールの件。
隠れてしたことが、公にされて、結局は玄海原発は再稼働に待ったがかかりましたよね。
やり方の浅はかさにはあきれて物も言えません。
この情報がすぐに行き交う時代に、隠し通せると思う、その想像力の欠如。まったく・・・。

そして、ストレステスト
ヨーロッパですでに行われているというコンピューターによる診断。
菅さんのやり方や時期の問題はあるけれど、安全性を考えたら、それは是非やるべき事と思って歓迎です。
ただ一つ問題なのは、それを監視する人たちの中に第三者的立場の人を入れるべきだということ。是非、民間の中の専門家、それも御用学者たちではない専門家を入れてほしい。


さて一方、青森県内の公立の小学校に、最近、3.11以前の原発の資料が配られたとのことで、きのう、それを抗議しに県庁へ出向いた市民グループがいました。資料には「原発は安全」ということが書かれています。
青森県内の子供達に偽りの資料を提供しているわけです。
原発事故の収束もまだなのに、この無神経さ、考えのなさは何なのでしょうか。
これが青森県の現実です!!
同じ日、弘前では同じグループによる抗議のデモがあったようです。

原発を巡るいろんな報道がたくさん出されるようになり、以前は取り上げられもしなかった「脱原発」の話題もおおっぴらに語られるようになりました。
福島の原発事故は大きな大きな犠牲を払いました。

犠牲ばかりでいいことは一つもないけれど、この事故から学べたことはたくさんありました。

物事なんでもそうかもしれませんが、何かについて罪や悪が大きい分、それを引き替えに何か他の事が犠牲を負わない限り、つまり罪と犠牲が同じにならない限り(天秤かけて等しくならない限り)、事の決着がはかられないのでしょうか。とても悲しい事です。
痛ましい限りです。

そういえば、イエス様がそうでしたよね。人々の罪の大きさとキリストの罪のあがないの代価は、天秤にかけると等しい。
それだけキリストの犠牲の代価が大きく払われました。

人間の歴史は、それを何度も繰り返しました。
世界戦争においても、核戦争においても、ナチスの問題においても、公害の問題においても、原発事故においても。あげれば枚挙にいとまがありません。

これらから学んでいく。そして未来にそれを伝えて行く、それが今の私たちにできる事だと切実に感じています。

さて最後に、「ヨハネ・パウロ2世」の2番花が咲きましたから、和んでくださいね。



平和と祈りが込められているバラです。
強い香りの中にもフルーティーなさわやかさがあります。楚々とした、しかし凜とした姿の白バラです。四季咲き・強香・木立性です。