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ここあコテージ

風景、鳥、畑、クラフト、ハンドメイド「みつより」情報など発信♪

連れたち、被災地へ

2011-11-15 12:16:57 | 震災関連
寒くなりました。
今日の夜から雪だとか・・・。
津軽地方の里にもとうとう雪が降るらしいです。
今(午前11時半)のところ、空は曇っていて暗いです。
まあ、11月はむしろこんなのが普通。今までが暖かくて変だったんです。

今朝5時過ぎ、連れと他の2人の牧師達が浪岡で合流して、まずは盛岡目指して出発し、更にそこから宮古市へ行ったことでしょう。
今回は、我が家の新しいワゴンRを使って、「初」被災地です。

米、りんごなどを積みました。

「3.11青森」のボラ活動は、年内はこれで終了です。
来年は、あるいは来年度はどうするか、または、どんな活動にするか、これからの話し合いで変わります。
これはまだ決定事項というのではありませんが、福島の子供達の疎開などを視野に入れた企画ができないか、東北ヘルプという団体と協議していく予定です。
「虹の会」として、あるいは私個人としても協力できることはないか考えているところです。

ところで、フウセンカズラの種もどんどんたまって、300を超えました。
これを当初は、きょうのボラ活動に役立てる予定でしたが、収穫が途中だし、足りないし、仮設には窓自体が少ないので、緑のカーテンで日が遮られると不便もあろうかと思い、種は、12月に行われるピアノリサイタルに向けて保存することにしました。

これを5粒ほど袋に入れて、リサイタルのお客様にプレゼントしようと思います。


さて、今朝の朝日新聞に載った「放射性物質の拡散」の記事。

これは、日米欧の研究チームがまとめたもので、アメリカの科学アカデミー紀要電子版に発表するものらしいです。

文科省は、「福一」事故での汚染は、長野・群馬県境で留まったと見解を示したらしいが、これを見てわかるとおり、北は北海道から、南は四国、中国地方まで拡散。九州さえもセシウム137の汚染は広がっていたことがわかります。

青森は他よりはずっと安心と思っていましたが、この図では、50~100ベクレルくらいの値を示していて、更に驚くのは北海道の東側が100~250を示していることでした
やはりこれから野菜などが穫れるわけなので、野菜にどのくらい吸収されるか心配なところです。(これから冬野菜がおいしいですからね。)
記事では、福島周辺以外は除染の心配はいらないレベルだとありましたが、しかし、北関東やホットスポットの地域も存在しているのだから、このチームは何?と正直思いましたね。

やはりセシウム137だって限りなく0に近い方がいいのですから、青森の50~100でも安心とは言いたくないし、言えません。

同じニュースを今朝のNHKでも報道しました。
そのニュースでは、やはり全都道府県での土壌調査を行うべきだと言いました。
私も賛成です。


以前も載せましたが、青森市議会で、共産党の議員さんが、「青森市でも検査を」と要求しましたが、青森県は問題ないとして、一蹴されました。
なんという甘さでしょうか。
調べて何の害もなかったら、それでいいではないですか。

手間とお金がかかるなら、市でボランティアを要請して頼んで測ればいいこと。
市でだめなら県で対応する。県なら数台のガイガーカウンターを買うくらい何でもないことです。
それとも原発に依存している市町村が多い青森県としては、測ることすら避けたいのでしょうか。

クリスチャンセンターは里山の中にあります。現在も人が住んでいます。
緑の豊かな地区には、皮肉にも放射能がたまりやすいのです。枯れ葉には濃縮されてしまいます。
(クリスチャンセンターだけではありません。東北や関東、中部のクリスチャンの団体のキャンプ場は本当に大丈夫ですか?子供達に被曝させないために測定が必要です。奥多摩あたりのホットスポットが心配です。)

春夏秋にはキャンプや集会が多くなります。地元の子達が多く集います。福島の子達を受け入れるにも、まずはそこが本当に安全な場所なのかを確認する必要があります。
数値を測定できるように、誰かカウンターを貸して下さる方がいないでしょうか。
それとも、こんな時代だから教会やセンターなどで共同で1個でも買えないものかと考えさせられます。

ここあでした。


















中古車が危ない?

2011-10-24 16:12:11 | 震災関連
今朝の朝日新聞から抜き書きします。

高放射線量の中古車 追う

高い放射線量の中古車が、全国を転々としている。うわさの車を追った。

 中古車業者の間で広まっている、ある情報を耳にした。高い放射線量で輸出できなかった中古車が、国内で流通しているという。
 
 その車の車台番号を聞き出し、運輸支局で記録を調べた。直近の所有者は、岡山県内の輸出業者だった。
 その会社を訪ねた。7,8台の車を道路沿いに並べた小規模な店。新聞記者が来たと知った経営者は、重い口を開いた。「この件じゃないかと思いましたよ。」

 何度除洗しても30マイクロシーベルト
 
 うわさの車、「いわきナンバー」のミニバンを購入したのは、7月下旬だったという。業者が車を売買する千葉県内のオークション会場で143万円だった。

 東南アジアに輸出するため大阪府に運び、8月に港で府職員立ち会いのもと、放射線検査をすると、国が定めた輸出コンテナの通報基準値(毎時5マイクロシーベルト)を超える毎時110マイクロシーベルトを検出した。
 
 「検査後は何度も除洗し、エアコンのフィルターやワイパー、タイヤも交換して再測定したが、30マイクロシーベルトまでしか下がらなかった」と業者は語った。

 その後どうしたのか。
「国内で売ることにしたんです。うちも損するわけにはいかないですから」
 運輸支局で一時末梢登録をしてナンバープレートを外し、9月に大阪市内のオークションに出品したが売れず。翌週、神戸市内のオークションで121万円で売れた。誰が買ったかは、わからない仕組みという。

 その後、関西周辺の業者の間では「絶対に手を出してはいけない車」(別の業者)として、車台番号がマークされるようになった。
 記者が入手したのは、この番号だった。仮に毎時30マイクロシーベルトを1日2時間浴びたら、年間被曝量は国が避難を促す目安の年間20ミリシーベルトを超える。


    大阪・埼玉・千葉  全国各地を転々

 いったい、どこで汚染されたのだろう。記録を調べると、最初の所有者として福島県の自動車販売会社の名が出てきた。東京電力福島第一原発から約40キロ離れたいわき市にある、この会社の販売店が取り扱った車だという。
 
 店長に話を聞いた。「いわき市内の男性が3年前に購入し、震災当時は仕事で原発近くに駐車していたと聞いた。男性は7月にローン残金を支払って、別の中古車業者に売ったらしい」

 今、この車はどこにあるのか。今月上旬、埼玉県内のオークションに出品されたが売れず、翌週、千葉県内で落札されたのが目撃されていた。オークション会社に落札業者を聞くと、「規則上、回答できない」と断られた。
 それを最後に、手がかりは途絶えた。


以上です。

我が家の車は、水曜に来ます。
中古のミニバンタイプ。
千葉県内で落札された時期と同じかも知れない・・・。

全国に、私たちの知らないところに、こうした車はどのくらいあるんですか?

知らない間に、乗っていて被曝するなんて、とても考えられません。
業者や、自動車会社がどこなのかわかる方法はないんでしょうか?

連れが帰る前に自動車会社にチェックしてみようかな・・・。

ここあでした。

福島の子達に甲状腺ホルモンの変化

2011-10-05 00:06:23 | 震災関連
今日のニュースに、福島の子供達の甲状腺に変化があったという報道がありました。
NPO「日本チェルノブイリ連帯基金」と信州大学付属病院とが協力して行った、福島の子供達の甲状腺の検査結果が出たのだそうです。

それによると10人中、2人に甲状腺の異常が見られ、一部には被曝の可能性ありとする報道が流れました。

内部被曝の怖さは、原発事故以来報じられ、私たち素人でもわかるようになりました。
特に大人より子供の方が30倍もの感受性の強さがあると言われています。

内部被曝の恐ろしさは、1999年のJCOの事故で、大内さんという方が一人目の犠牲者になったことで知られています。
大内さんの火傷は通常の火傷と異なり、日数を経る毎に、表面が黒っぽくただれて、ついには真っ黒になってしまって、手の施しようがない状態になりました。(通常だと、始めに皮膚の表面が焼けてただれ、次第にきれいに治りますが。)

内部被曝に関する本をいくつか読むと、やはり、私たちが想像するよりはるかに深刻な結果を生むことがわかりますし、広島や長崎の被爆者でもわかります。
今も尚、その人達がガンなどで亡くなっており、さらには遺伝子の以上が子々孫々に伝わるため、被爆2世、3世・・・が更に晩発障害で苦しむのです。

子供達は、細胞分裂が大人よりも早く多く行われため、遺伝子が傷つく割合も高く、それで障害が起こりやすいと言われます。
今回の福島の子供達、10人の中に、明らかに2人に内部被曝が認められつつあるという現実。更に福島中の子供達の検査が何年間にもわたって調べられることで、もっと詳しく実態が出てくると思われます。

当初、文科省は、子供に対して年間20ミリシーベルトまで「がまん」しなさいと言いました。
これに反対する母親や原発反対派の人達は抗議して、ようやく1ミリシーベルトに変更されました。

しかし、この1ミリシーベルトには、学校で過ごす時間しか入っていません。登下校や家で過ごす時間と、学校が休校や長期間の休みの事は含まれていません。
文科省は子供達の成長を助ける機関であるはずなのに、全くその機能を果たせていません。

一日も早く福島の子供達が安心して暮らせるようなシステムや環境作りをしてほしい。
北関東や南宮城など、線量が高い地域の子供達のためにも、そう願います。

私たちは内部被曝を日常警戒していなくてはなりません。
特に、直接被爆をすることのなかった私たち青森の地域の人々でも、気をつけなくてはならないのは、医療被曝です。

ご存じのように医療被曝とは、レントゲン、CT、マンモグラフ、胃透視レントゲンなど私たちが定期検診や健康診断で受けるものの中にも、危険があるということです。
これも、自然放射線や今回の事故による放射能が降り注いだゆえの放射線と同様に、年間の蓄積に入れなくてはなりません。

振り返ると、私自身も、自分の今までの生涯、何度胸部レントゲンや胃のバリウム、マンモなどを受けたことか。
娘も赤ちゃんの時に、股関節亜脱臼と診断され、毎月1回はレントゲンを撮っていたし、咳が長引くと気管支炎の検査でレントゲンを撮ったりしたわけです。
特に赤ちゃんだった娘には、知らぬこととは言え、酷なことだったかもしれません。

医療界ではいとも簡単に健康診断の中でレントゲンなどを勧めるし、何かあるとすぐにCTを受けさせます。

CTはかなりの被曝になるということを知っていますか?
10ミリシーベルトなので、60兆個の私たちの細胞の核に、10本の放射線が入る計算になるそうです。

考えてみれば怖いことです。
健康のためと言われて受けてきた健康診断が、気をつけていないと放射線内部被曝によって健康が害されているのだから。
(もちろんその人の状況に応じて、今CTの検査をしないと、急性的にいのちに危険がある場合は別ですが。)

こうして考えてみると、近年のガンの発生率の多さは、もしかするとほとんどが内部被曝によるものかも知れないなと感じています。
福島以前の世界中に、広島・長崎の核爆発、世界中の核実験、チェルノブイリ事故、その他原発施設から出る放射線によって、もはや世界が汚染されているに違いないと私は思います。

やはりこれ以上、放射線で汚染される事態を回避するために、原発と関連施設の即時廃止と世界中の核を無くするために祈り続け、訴え続けていきたいと思います。

ここあでした。






原発関連学習会へ

2011-09-30 15:55:08 | 震災関連
きのう木曜日の午後、原発の学習会に行きました。
連れも行くつもりが、車の事で青森まで行くことに。
私一人の参加になりました。が、後を見たらブロ友がいて、ほっとしました。


今回は新日本婦人の会という、私の知らなかった団体の学習会でした。
歴史的にも古く、全国規模の団体です。


招かれたのは、県内各保健所長をされた仁平将さんという方。
保健所長さんですが、お医者さんなので、放射線と体の知識はある方です。

さて、今回は、原発の基礎知識と食品についてお話しされました。
少し参考になる事を書きましょう。

原発事故が起きたら・・・
①遠くへ行く
②外にいる時間は短く
③遮る物のある陰に隠れる。
④家の中ではなるべく窓には近寄らない(外が高濃度の時は)
⑤外で肌はさらさない。(傷口から内部被曝するため)
⑥かさや帽子をかぶる。(撥水加工の傘、ビニールの傘が良い)
⑦雨水、雪に注意
⑧福島へ行くなら野山を避ける。
⑨風向きに注意する


食品について
①葉物は放射性ヨウ素の場合なら、流水で洗って食べると良い。ゆでると更に50~80 パー減る。
②キャベツやレタスは球なので、内部の方が汚染が少ない。心配なら酢で洗う。
 またはピクルスのように酢漬けにして食べる。または食塩水で洗う。
③今のうちから海藻を食べる習慣をつけよう

あと、これは私が他から仕入れたものですが・・・
④りんごやくだもののカリウムは、放射性セシウムと性質が似ているので、多めに摂取す るとよい。
⑤ストロンチウムはカルシウムと似ているので、カルシウムをたくさんとる。

とまあ、このくらいですが、諸悪の根源は原発による放射性核種なんだから、やはり原発はすぐに止めよう!!

帰り、連れと待ち合わせの紀伊國屋書店に行き、ついまた2冊本を買ってしまい・・・

ご存じ元官僚の古賀さんの「官僚の責任」、そしてこれも有名な児玉教授の「内部被曝の真実」

「あんたも好きね~」と言われそうだけど、興味あるうちに蓄えます。
だって、だんだん活字がつらくなってきたんだもの。
目は完璧に老眼が強まってるし、記憶力は悪くなる一方だし、受け入れのキャパはますます狭くなっているし・・・

これが老いってことね。

でも、がんばるわっ!

ここあでした。


9/29原発事故と食生活についての講演会

2011-09-24 16:27:25 | 震災関連
「原発子事故と私たちの食生活は?子育ては?」講演会のご案内

9/29(木)1時30分~3時30分
弘前市男女共同参画センター

講師 仁平将さん(元・県内各地保健所長)

主催は、新日本婦人の会


新日本夫人の会というのは、「青鞜」を作った平塚らいてふ(らいちょう)さん、作家の壺井栄さん、絵本作家のいわさきちひろさんなどが作った会で、現在は、NGOを取得している全国各地にある会です。反核や環境、社会問題のために運動しているそうです。

9~11月は、青森県内では珍しくたくさんの脱原発集会があります。

改めてもう一度、紹介しますね。

10/15 広瀬隆氏講演会(青森グランドホテル)
11/12 小出裕章氏講演会(弘前の岩木文化センター)

また、10/16(日)には、むつ市で映画「ミツバチの羽音と地球の回転」上映。
むつ市の下北文化会館で、14時から16時15分。500円です。

うーん、見に行きたい。でも日曜日だし、遠いし、行事が入っていて無理。残念。青森や弘前でも上映を!!


日本の首相の野田さん、私たちはあなたのダブルスタンダードな発言が恥ずかしい!

日本人には「将来的に原発依存をやめて、自然エネルギーに」などと言い、他国には「原発輸出」を積極的にするという。

こんな二重基準、いや、こんな矛盾に満ちた発言は認めたくありません!
日本人さえ安全ならそれでいい、そのように言っている事と同じです。

この日本で原発事故の収束もままならず、決して安全とは言えないのにもかかわらず、他国には平気で推進する、あなたの精神構造はどうなっているのですか?

折しも、国連では、日本、特に福島県人の健康の為に、わざわざ来て、健康調査をするという発言。

これは、日本の政府や東電の発表では信用できないから、ではないですか?

国際社会から全く信用されていないことを、私たちでさえ感づいているのに、国の代表のあなたには理解できないのでしょうか?

日本ではかろうじてまだ自由に発言できることが救いです。
この民主主義も危うい日本になってきましたが・・・。

ここあでした。