風俗・習慣という分野、つまり民俗学に入ることだと思うのですが、正月はタブーの塊のような気がすることがあります。たとえば、まだ火を燃やしてはいけない。今でいえば焚き火ですしょうが、たき火は条例で禁止されている地域が多いので、これは一年中タブーですけど。
それから、山仕事は6日まではやるな、というようなことを聞いたことがあります。火はどんと焼きで解禁に、山仕事(木の葉をさらったり、木の管理など)の解禁日とか、解禁の日にちは地域により微妙に異なる場合もあるようです。
タブーがある理由について、簡単に思いつくことは 正月はゆっくり休め という意味があるということでしょうが、そういうことより、これは私のあてずっぽうな推理ですが、山の神への気持ちの表し方であることとか、歳神様(としがみさま)をお迎えしている最中であることから、などの理由もあるのかも知れません。
仕事をしたくて、つまり体を動かしたくて、つまり体内にたまったエネルギーを燃やさなければならない私には、ちょっと不自由なこの時期です。
そのほかに、我が家ではそういう習慣がないのでホッとしているのですが、正月の三日間は雑煮をたべるなどの決まりのある家庭もあります。雑煮ならまだしも、餡ころ餅を朝から三日間も食べさせられる家族もあるようで、これは人によっては拷問にも感じられることではないかと思います。たいへんだ。
芽が出る準備完了のようです。強いですね。もっとも、強くなけりゃ全部枯れてしまいますけど。勇気づけられます。
今日は土運びをしました。腰と会話をしながらですけど。
「おい、大丈夫かい?」
「ん、まだ大丈夫だ。」
・・・ しばらくしてから ・・・
「まだ大丈夫?」
「そろそろやめた方がいいかも。」
「あと10台くらいどうだっぺ?」
「え? そんなに? しかたがあんめ。がんばっか。」
とまあ、こんな茨城弁の会話でしたけど。
この場合の「・・・ぺ?」というのは「(だいじょうぶ)だろうか? 」という意味です。「あんめ」というもは「(しかた)ないだろう」という意味です。
ずいぶん前に紹介したと思いますが、もう時効だと思って、もう一度紹介します。これは与作ではなくて、自作の椅子です。戸袋を改装したとき、その側面の板を天板にしました。私は、斜めの突っ張り、つまり斜交いをつけるのが嫌いなので、重さに耐えられずユサユサと横につぶれるのを防ぐのに、幅広の板を使いました。
これは、椅子になり、物を置く台になり、高いところの作業をするために乗ったりと、多目的な使い方ができます。大工さんも、ちゃっかりとこれを使って作業していました。うれしかったですね。ミニバンの車の屋根を洗うときなどは、多少は長いので便利です。
これを二つ作りました。高さと幅は同じですが、長さはわざと同じにしないで、長めのと短めのにしました。
真冬なのに、この緑色はどうですか。我ながら、すごいなぁと思っています。がっちりと育ってます。おいしいですよ。
一日一茶
さす月やボンの凹(くぼ)から寒が入り
ボンの凹 = 盆の窪
廃 句
ボンの凹そこから風邪が忍び込み
ボンの凹昔はたびたび凝ったもの
ボンの凹すっかり忘れていた所
ボンの凹一年に何度思い出す?
ボンの凹と言うより私ゃボンクラね
ボンの凹、うなじの方が私ゃ好き
月さすや君のうなじをそっとなで