冬になれば夏が好きになり、夏になれば冬が恋しくなるのは人情です。私も、こう寒いとやっぱり暖かい方が良いかなと、ふと思ってしまうことがありますが、汗ばんだ肘に紙がくっついてくるような、どこからどこまで暑い夏より、炬燵のような局部的にでも暖かいところのある冬の方がしっくりして好きです。
ただ、行動半径が夏とくらべると冬は狭くなるのが残念です。遠出したいと思っても、山には雪があり危険だろうと思えば、雪のない平野しか走りたくなくなります。私の住んでいるところは田舎なので、駅まで遠いから車での移動が主になります。
国鉄時代に、あれほどガラガラ空きだった貨物区の敷地を鉄道利用者のために駐車場にしておいてくれたら、たぶん今頃はゆったりとグリーン車に乗って、東京を何度も往復していたことだと思います。そうでなかったので、距離的に東京から遠くないのに、また今では駐車場は駅の周囲にたくさんあるのに、今でも気持はずっと遠いです。不便な思いを嫌というほどしてきた気持というのは、心の奥底にしみこんでいて、なかなか変えられないものです。
玉ねぎは、霜柱に根っこごと持ち上げられずにいました。ほっとしました。気持が暖かくなったかもしれません。hot したわけですから。寒さのためか、さっぱり育ってはいませんが、確実に生きています。これから大寒に入るのですから、まだなんともいえませんが、うまく行けばこのまま行きそうです。気温が上がってくれば育ちも早くなると思っています。
うっかりして、この万歩計をポケットに入れたまま、いっしょに洗濯してしまいました。水の中でおよそ30分。それも石鹸水の中で。かき混ぜられながら。
まったく動かなくなってしまいました。とんでもないことをしたものです。残念でしかたありません。ですので、遊びと思って分解をしてティッシュで水を吸い取り、何日も乾かしてみました。電池はおそらく放電してしまったでしょう。
ところが、ためしに組み立ててみると、電池も放電したのを使ってみたのですが、なんとか文字盤に変な文字にならないものが出てきたのです。それで、ひょっとすると、こりゃあ脈があるかなと思って、文字盤を上下入れ替えたりしてみると、きちんと文字が表示されるではありませんか。電池も大丈夫だったようです。今日で3日になりますが、きちんと動いています。歩くときちんとカウントします。
やったねー 。 とまあ、これくらいうれしかったです。やってみるものですね。
一日一茶
小座敷の丁ど半分小春哉
こざしきの ちょうどはんぶん こはるかな
小春 : 陰暦十月の異称。この頃は暖かく春に似た
日和が続く。(注を参照)
因みに、今日1月14日は旧暦で12月
19日です。小春ははるかに過ぎていますね。
廃 句
小春日は寒いからこそ貴重なり
小春日が一年あったら天国ね
小春日のような世の中ぜひ欲しい
小春日は陽だまりの中昼寝かな
小春日は猫も一匹昼寝かな
小座敷に大の字に寝たり小六月(小春のこと)
小座敷や今日はここが宇宙なり