雑用の一日

2005年06月30日 | Weblog
           麦たたき(使用したときは下の台に結びつけておきました)

考案して作った麦たたきは、パレットを裏返しにして、その上にホームセンターから買ってきたコンクリート補強の鉄網(¥850)を結びつけて作りました。音が大きくならないように網と機の枠の間にタオルのような布を緩衝材として入れました。確かに使えるものですが、能率は悪かったです。積まれた小麦の量を見ると、これでは時間がかかってしまうことは一目瞭然です。

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私にとっての大仕事が終わったので、今日は気持ちが楽になりました。おまけに朝から雨。昨日から頼まれていた母の薬を取りに病院に行くことにしました。待っているうちに、なーんだ雨は上がってしまったではないか。あれやこれや雑用も済ませて帰宅すると、それで午前はつぶれてしまいました。もっとも、薬の出るのを待っている間に読書と熟睡ができたので、収穫はそれなりにありました。この大病院。かかるにも薬を出してもらうにもたっぷり時間がかかるのです。

午後は、小麦の一部を天日で乾燥。全部は一度に出しません。いつ雨になるかわかりませんから。その間に、ハウスの周りの草むしり。終わってからマーガレットの花の枯れたのを刈り払い機で刈り取り、ついでにその周りの雑草も刈り払いました。

仕事は次々あります。その後はキヌサヤの片づけです。ずいぶん食べられました。友達も持っていきました。まめの蔓と、つるを這わせる木の枝をその場で燃やしてしまいました。

時間の経つのは早いもので、それで一日経ってしまいました。いつのまにか出しっぱなしの道具が溜まり、それを片づけていると真っ暗。体は埃だらけ。

しかし、この快適な疲れ。現役時代にはこれが無かったのです。なんと今日はベルトを2cmほど縮めました。それだけ腹がへこんだんでしょうね。ズボンがずり落ちてしかたなかったですから、確かにへこんだと思われます。この年で痩せるのは気を付けなければなりません。たとえば糖尿病です。でも、これだけ肉体労働をしているのですから、たぶんそのせいだと思っていますが、注意することにします。


小麦脱穀終わり

2005年06月29日 | Weblog

晴耕雨読の話を昨日書きました。今日はてっきり雨の一日となると思いましたが、とんでもない。しっかりと晴れてしまいました。また読書が出来ないのだ。昨夜の雨で小麦の藁が多少湿り気が出ました。空梅雨とは言えども、いつ降るか分かりませんから、急いで脱穀をしたいわけです。

昨日のように、麦たたきなどでやっていたら、いつこの仕事が終わるか分かったものではない。今日は叔父の所に足踏み脱穀機をもらいに行きました。かなり古いものです。おそらくは使わなくなってから半世紀は経つと思われます。叔父はほとんど使わなかったようです。私の祖母が使ったものです。孫である私が再び使うとなると、おばあさんも喜ぶことでしょうと言われてもらってきました。

ところで、この足踏み式の脱穀機。大きな農家では動力の脱穀機でしたが、私が子供の頃はあちこちで見られました。我が家でも使っていました。リズムに乗ってガーコンガーコンと音がするので、ガーコンガーコンと私たちは言っていました。家の手伝いをやらされたので、要領は知っています。しかし、子供は握力が弱いので、太い麦の束をつかんで、このガーコンガーコンにかけると、藁を持って行かれてしまって、バタバタバタとドラムに絡まってしまったことがよくありました。

この古い脱穀機はほどんど大丈夫でした。ただ、回転ドラムにでている籾をたたき落とすというのか、削り落とすというのか、とにかく穂から実をもぎとる働きをする逆Vの形をしてドラムに埋め込んである針金がいくつもあるのですが、それが2本ほど取れそうになっていました。2本や3本無くたってそれは大丈夫なので、さっそく使いました。

仕事をするには、やはり道具です。およそ2時間で全部の小麦を脱穀をしてしまいました。昨日の何倍、いや何十倍も仕事ができました。ただ、問題は収穫量です。まだ完全には実をとりだしていません。日干しをしながら殻の部分を離して行きます。風を利用して殻を飛ばします。藁のちぎれたのとか、葉の枯れたのは前もって荒い目のフルイでふるって分けておきます。

スズメに食べられたのは、やはり無視できない量のように思われます。作付け量が小さいので、被害の割合は高くなります。しかし、我が家では実を売るわけではなく、来年の種を取り、余ったら鶏にやるという算段ですから、それほどは気にしなくてもよいのですが、それでもあまりにも食べられてしまうのはしゃくです。どちらかというと、藁の方が欲しいかな、なんて思っています。


晴耕雨読とは何だ

2005年06月28日 | Weblog
昨年の3月、退職する時に「これから何をやるんですか。」とよく聞かれました。「母の面倒を見ながら百姓をやるつもりです。」と言うと、「はぁ。そうですか。いいですね。」という返事で、それ以上は話が発展しないことが多かったです。無理もありません。職場の人たちは、大部分は百姓とはどのようなものかは、よく知らないのです。プランターとか庭先の家庭菜園で、ナスやキュウリを育てることはやっていても、畑や田でものを作るとなると話はまた別で、想像のできないことがたくさんありますから。

私も、始めてからいろいろと予測しないことがありました。もっとも、私の場合は山林の管理(管理と言うとちょっと大げさですが)やらなにやら、畑仕事以外のいろいろな仕事も待っていたのですが、小さな耕運機で始めたところ、あまりにも大変で辟易していたところへ、うまくトラクターの話があり、楽に耕すことができるようになったり、種まきは順調であっても、収穫量が期待はずれだったり、鳥の被害にあったり、作物が水浸しになったり、根切り虫にせっかく出た芽を倒されてしまったり、いい気になって作った作物が多すぎて取り入れに戸惑ったり、林を伐採してもらったら、太い幹と枝の始末が待っていたとかありました。

先ほどの退職後に何をやるかの話の中で、「晴耕雨読ですか。」とうらやましがられたこともありました。このブログの始まりのところで、五風十雨のことをはなしました。五日ごとに風が吹き、十日に一度雨が降ることは、天候が順調なことであり、人生が順調であることにもたとえられることですが、しかし、一年ほど野良仕事をやった結果、この五風十雨も晴耕雨読も、どちらも嘘のような気がしてきました。

「晴れたら耕し、雨なら勉強。」と言うことは、ほとんど耕し、勉強はほんのちょっぴりということです。毎日が晴れなんです。一日中雨という日は、ほとんどありませんでした。したがって、読みたい本ばかりが高く積まれて行き、部屋は散らかし放題で片づけることが出来ません。せいぜいちょっとした時間にメールを見たり、ブログに書き込んだりすることが出来る程度です。

確か昨年は空梅雨だったと思います。この分では今年も空梅雨。ということは、いかにも天がお前は働くのだと言っているのだと解釈できそうな気がしてなりません。それにしても、毎日まいにち地べたを這いずりまわっていては疲れます。時には一日昼寝でもして過ごしたいもの。そして目が覚めたら本でも読んでみたいですね。

まあ、そのうちに降るでしょう。それまでは元気をだして働きますか。作物は裏切ること(もありますが)もなく、日々成長していますから。畑から取りながらのおいしい野菜が食べられるのがこれまた楽しみです。


麦刈り終了

2005年06月27日 | Weblog
昨日は小麦刈りの続きをしました。やはり炎天下です。太陽はそれほど強くは照っていませんでしたが、暑さがすごかったです。シャツを取り替えながらやりました。汗が額から落ちてきて、鼻の稜線の両ふもとを降りるので、くすぐったくてたまりません。しかし、タオルなど持っていませんので、手差しで拭きたいのですが、手差しは埃で汚れていますので、二の腕あたりで拭きます。タオルを持っていない理由は、すぐに土だらけになってしまうので無駄だからです。幸い、汗は目には入りませんでした。目に入られると、とても痛いです。

倒れた小麦はとても刈りづらいです。それに、倒れてから茎も上を向いて育ったので、藁は湾曲していますから、運ぶのにもやりにくいです。それでも、それなりに収穫できたことは嬉しいことです。のこぎり鎌はとても切れ味がよかったので、疲れはほとんどありませんでした。

刈り取った量は、昨日は軽トラで2台分でしたから、これで5台分刈ったことになります。もうありません。これからは脱穀です。少しビールビンでたたいてやってみましたが、もちろん干しが足りませんから、実は穂からはやや離れにくかった感じでした。これからは、どんどん乾燥するでしょうから、それなりに楽になると思います。刈り取ったものは、庭の二つのカーポートに入れました。もちろん積み重ねてです。下の方がしっとりとしないように、今日は位置替えをやってみようと思っています。カーポートだけではスペースが足りませんので、とりあえずブルーシートを敷いて広げました。夜は上にもブルーシートをかけました。

「麦たたきと」いう台があることを教えてもらったりしましたが、叔父の所に足踏み脱穀機があることを知ったので、作りませんでした。しかし、来年は作るかどうか現在は迷っています。それは、スズメの被害です。あまりにも被害が大きかったので、いろいろと考えましたが、駆除しか方法がないのではないかと思えてなりません。忌避のことは、誰に聞いても考え込んでしまって答えは得られませんでした。作物全体に網をかけるわけにもいきませんし。

自分なりに分析してみますと、他の畑と比較してみると、私の畑は人家に近すぎるように思えました。我が家があって、左に隣の家があり、右手には5~6軒の家があり、スズメはその屋根から屋根へと飛び回っています。ふと気づけば、その鳴き声もかなりあるように思います。それだけスズメが多いということです。人家から少しはなれた畑にはスズメはあまりいませんでした。被害ゼロとまではいかなくても、人家から少し離れていればそれほどではないのではないかと思いました。

次に、今は穀物が他にないせいもあります。彼ら鶏族は穀類を始め実が好きです。今は穀類は麦くらいです。ナタネにもかかりましたが、小麦の方が食べては量があるし、たぶんおいしいのではないかと想像しました。

元々は、春の強風からの風食を避けるつもりで作った小麦です。ナタネもそうでした。実がなるまで作っていたのは、来年の種をとる為です。いちいち買っていたのでは費用もかかりますから。それに、鶏の餌もついでに考えました。配合飼料の補助食として、小麦とナタネを考えました。

私には小麦からとれる藁も必要です。キュウリなどの敷き藁にするのですが、人の話によると、稲藁よりも麦わらの方がよいそうです。それは、稲藁はしっとりしてしまうのに対して、麦わらはそれがないそうです。そう言われてみれば、そうだろうと思いました。麦わらは油っ気がありますので、水をはじきますから。

いろいろと勉強になりました。来年のことは、時間を掛けて考えてみようと思っています。


麦刈り

2005年06月26日 | Weblog
               

炎天下、大汗をかきながら麦刈りをやりました。シャツがびしょびしょになり2度ほどとり替えました。5月11日、6月1日の写真でも分かるように、穂がでてからまもなく、約3分の1ほどが倒伏してしまいました。そのまま立ち直ることはありませんでした。どうやら種を厚く蒔きすぎたのだそうです。教えてくれた人の話によると、厚く蒔くと茎が細くなり倒れてしまうということを教えられました。それで、いざ刈り取ってみたらどうなるだろうと心配していましたが、自然の力はすごのいなと改めて感心しました。

倒れたら、そのままではいませんでした。穂は上を向き始めたのです。それは気づいていましたが、端の方はともかく、中の方はどうか、それは刈ってみなければなりませんでした。なるほど、倒れた下敷きになった葉などは、乾かした板青海苔のようになっているところもありましたが、穂は全部上を向いていて、湿っているところは全くありません。これには驚きましたし、何かこう感謝したい気持ちになりました。今年は空梅雨です。穂が全部上を向いて立っていたこともありますが、その空梅雨が大いに幸いしたのかもしれません。

刈り取りは手刈りで、ノコギリ鎌を使いました。中腰でやると腰を痛めますので、片膝をついてゆっくりと刈りました。ゆっくりやるほかありません。というのは倒れた部分が複雑になっています。また、倒れた傾きに逆らってはやりにくいので、刈り取る方向も自然にきまってきます。マイペースでやったので、全く疲れませんでした。刈り取ったものは、まだ穂が藁についたままですが、軽トラで3台分ありました。

刈り取り法は誰からも教わった訳ではありませんが、子供の頃、親がやっていたのを覚えていたからです。鎌も、ノコギリ鎌というのがあるということも知っていたので、買っておきました。懐かしい麦わらの臭いもよかったです。これは百姓をやっている人でないと知らない良い香りです。

残された課題は何かと言うと、問題はスズメです。車であちこち歩きながら農地をみていると、人家から離れているところの麦は被害にあっていません。作付け面積も大きいです。私の所は、家が近くに数件あり、今は子育ての時期ですので、ふと気が付くとあっちでチュンチュン、こっちでチュンチュンやっています。鶏小屋まで入ってきて、餌のこぼれたのをたべています。

これではしかたありません。カスミ網でも仕掛けて取ってしまいたい気持ちにもなります。麦作りをするまでは、かわいい小鳥と思っていましたが、ここにきて敵対の関係になってしまいました。が、まあまだ憎たらしくは思っていません。上手に彼らを回避させる方法があれば良いわけですから。

あちこちで、光を反射するようなテープを畑に張ったり、ときどきドーンと音がする方法を取ったりしている人がいますが、どれくらい効果があるのか。見たところ効果はあまり内容に思えますが、「これだ」という回避法を見つけたいです。

これからブルーシートの上で乾かし、実を落とそうと思っています。来年はどうしようか、被害を見ていると、精神衛生上良くないので、やめようかと思っていますが、またチャレンジしたい気持ちもかなりあります。




ステビア

2005年06月25日 | Weblog
ステビアを買ってみました。砂糖の約300倍の甘さがあるのだそうです。今まであったハーブで、味がはっきりとしているものは無かったので興味を持ちました。カロリーもあまりないとかいう話です。

大きさはどのくらいのものになるのか、さっぱり分からないので、いろいろなサイトを見てみたところ

http://www.amazon-herb.com/plant/plant_stevia.htm

というサイトが見つかりました。これによりますと、1mくらいの高さになるみたいです。そのサイトの絵によると、それほどは幅はとらないようです。植える都合を考えなければなりませんから。

花屋を探したり、ホームセンターなどでも探してみましたが、なかなか入荷しないそうです。扱っていないところもあったりして見つかりませんでしたが、なんと一番近ホームセンターにあることが分かり、ホッとしました。

なんかこう、この頃はステビアだの、セスバニアだの、カタカナの紛らわしいものに縁があります。




もう芽がでている

2005年06月24日 | Weblog
           ナタネの芽 歩いた跡はセスバニアをバラ蒔きしたところ
                うっすらと青みがかっています

ナタネを刈り取ったあとは、一通り耕しました。そのあとは、初めての経験で、どのくらいの高さあるいは茂り具合になるのかわからないので、ちょっと冒険なのですが、トラクターで3列分の幅の真ん中にセスバニアをバラまきしました。しかし、その後はうまく発芽してくれるか心配。

その両サイドは、少し離して片側に大豆を蒔こうと思っています。あとはトウモロコシを蒔き足したりしてみようと思っていますが、まあ計画は変わるかも知れません。

それにしても、あれだけ種がこぼれたんだからしかたないですが、ナタネの芽がぞっくりとでましたね。この生命力があればこそ、草地でも川の土手でもどこでも実ることが出来るんですね。雑草とは違いますので、少し大きくして抜きやすくなってから取ってしまえばよいわけですから、これは気楽に構えています。また、葉の幅がでてきたら鶏の餌にもできます。

ナタネばかりでなく、ほかの作物もこれくらいしっかりと繁殖してくれると良いのですが、そりゃ無理だ。


ノビルの花

2005年06月23日 | Weblog

今朝は曇っています。空はかなり重そうな雲で覆われていて、今にも降り出しそうです。しかし、天気予報では降るとは言っていません。本当に降らないのだろうか。空模様によって、そとの仕事の為に着替え方が違うのですが。家内は遠慮がちに洗濯物を外に干して行きました。

ネギ坊主はめずらしくありませんが、ノビルの花が咲きました。きれいに咲いたので、写真にとってみました。このノビルは、子供の頃はノノヒロなんて言っていました。他の地方でも、同じように言うところがあるかどうかわかりませんが、このノノヒロとかノノヒュロは、子供の頃はいつも腹を空かしていましたので、これを採ってきて洗って、味噌をつけて食べたものでした。空腹はあまり満たした記憶はありませんでしたけど。

料亭などに、たまに出るときがあります。めずらしさからのためでしょうか。高級料理のうちには入らないとは思いますが、まあそちらの世界のことは詳しくは分かりません。



剪定終わり

2005年06月22日 | Weblog

昨日の午前中は、12時30分までやったのですが、ドウダンの剪定は終わりませんでした。午後は、人が来て2時過ぎまで話をしていました。その後、また作業にとりかかろうと思ったのですが、雑用をすましている間に、ちょっと暑すぎて汗だくになってしまいました。それで、剪定は後回しにして、別な仕事を。 

明けて今朝は雨。しかし、起きた時にはほんの少ししか降っていなかったので、残りを一気に剪定してしまいました。もちろん朝飯前の仕事です。まだ仕上げは済んでいないのですが、もうやらなくても良いくらいなので、一応は完了です。うっとうしさは無くなりました。

雨模様だったので、でんでん虫があちこちに見られましたが、作業の振動で落っこちてしまいました。ですので、枝を片づけてもでんでん虫を犠牲にすることはありません。

結果は、暑さをうまくかわせたというところでしょうか。



ドウダンの剪定

2005年06月22日 | Weblog

仕事は次からつぎへとあるものです。ふと気が付くと、庭のドウダンがかなり伸びてしまい、また垣根としては厚みも増して、うっとうしくなっていました。普通は畑にしか目が行かないで、庭のことなどほったらかしにしているものですから、気づいたときは「ありゃー」っという状態になっているものです。

さて、これは、剪定しなければならないということになり、昨日は炎天のもとやりました。思い切って荒療治をしました。さてこのドウダンは、何年か前に挿し木にして大きくしたものです。今は幹もそれなりに太くなりしっかりした垣根になってくれました。

庭を見れば、たいした植木は無いのですが、それでも一人前に伸びますし、幅も出てきますので、それなりに手入れをしなければなりません。面倒なので、いっそのこと全部処分してしまって、一本か二本くらいにしてしまおうかななどとも考えることがあるのですが、一本ずつ切り、根も掘り出さなければならないことを考えると、アアやる気がなくなる。

ナタネの収穫終了

2005年06月21日 | Weblog
左の桶がナタネ。右は梅。二つの桶の向こうの半分陰のものはナタネ。
物置には子猫が暮らしています。

ナタネの収穫は終わりました。約35kgありました。油を絞ったら良いだろうなどと、人はあれこれ言いますが、それじゃぁ何処で絞ってもらう? 油を何に使う? 天ぷら油? それとも燈油? 

返事は鶏の餌です。配合飼料が基本ですが、その他、魚粉を適宜与えています。そのほかは、おやつにキャベツや白菜などを半分に切って置いておくと、一日がかりでつっついています。あとは、パンの耳。これをくれるパン屋さんがいます。白鳥が飛び立ってしまうと、我が家にまわってくる量が増えます。それから、いろいろな魚の尾や頭、骨などの人間の食べ残しもやります。どれも、与えすぎないようにはしています。ナタネも長い時間をかけて与えようと思っています。今年はモロコシをくれた人がいますので、その種を蒔きました。これも餌に加わることになります。

来年の種には、草地などにでたものの種も家内がいつもやっているようにとりましたので、それくらいで間に合いそうです。今年は畝にしましたが、今度は広い面積にばらまきにして、多少の餌と種を取り、あとは早いうちに耕作してしまおうと思いますが、はたしてその通りにできるかどうか。




セスバニアを蒔く

2005年06月20日 | Weblog
セスバニアの種を蒔きました。この植物の名前を最初に聞いたのは、yahoo のグループ「百姓見聞録」です。機械を使わないで固い土の層をうち破ることができると教えてくれた人がいました。

私の畑は、長年大きな農家に貸していました。大きなトラクターが入り、出荷の時にはトラックが畑に入り作物を運び出しました。そのせいかどうかは断定できませんが、雨が激しく降った後は水がたまるようになってきました。鍬などで耕すと、跳ね返ってくるくらい固い層があるのを感じ取ることができました。それで、あれこれ人に話をしていたら、サブソイラーで固い層を掘り破ってしまうことが出来るのですが、この機械を買うには、私には過ぎたものであるので、誰かにやってもらわなくてはなりません。しかし、こういうものを持っている人は、そんなにはいません。幸い、比較的近くに持っている人がいて、その人を私に紹介してくれる人がいました。それで彼に頼み、サブソイラーでまだ冬のうちに作物のないところを耕してもらいました。

サブソイラーを持っている人は、大きなトラクターを持ってきました。馬力はどのくらいか分かりませんが、かなりありそうです。それに後輪は車輪ではなく、カタピラーになっていました。何事もないような感じで、どんどん掘り起こしていくこの大きなトラクターにはびっくりしました。

さて、セスバニアですが、今年の2月頃、どこで買ったらよいか種屋さんにあちこち電話をかけまくりましたが、どの種屋さんも、セスバニアなる名前は知らず、「何ですかそれは」と逆に聞かれる始末。それで、インターネットであちこち探したところ、那須で農業をやっている人の体験談に、このセスバニアの話がでてきているサイトが見つかりました。幸いその人のメールアドレスがありましたので、そこに買い方を尋ねると、さっそく返事がきました。それで、その種屋さんにメールを出し買い求めました。どのようなものが来るのかわかりませんので、まずは1kgを入手。蒔き方、管理の仕方、刈り取りの時期などは一切説明はありませんので、これからの課題ですが。袋の写真から判断すると、ネムのような葉をしているようです。

この植物は、2mくらい根を下ろし固い層をうち破るということで、刈り取ると根が腐るのだそうです。トラクターがハードであれば、これはソフトに解決するということでしょうか。

とにかく今日は種を蒔きました。これからどうなることやら。どのくらいの高さまで伸びるのか。どのくらい周りの肥料を吸収するのか。病虫害は。後遺症はないのか。何年かは発芽が遅れたものが出るという話は聞いています。ちょっとした冒険です。たぶん、これからは見た人に「あれは何だ」と聞かれるでしょうね。そのたびに、テープレーダーのように、答えを繰り返すことになりそうです。


ハンマーナイフ

2005年06月19日 | Weblog


草地の草刈りをしました。およそ2.5反くらいの広さです。刈り払い機を使っていましたが、他にも刈るところがあり、腰の負担が大きくなりますので、草刈り機を使うようになりました。

この機械は、私にとっては高価なものです。というのは、これを使ったからと言って収入がなにがしかでもあるかというと、そういう事は全くないからです。しかし、刈り払い機で刈る草地は、ただ面積が広いということだけではなく、蔓を持った草、たとえばクズとかフジ、その他名前をしらない草、などが中には生えています。そこへ行くたびに、刈り払い機の刃の付け根に蔓が絡みつき回転を止まらせてしまいます。それでは仕事になりません。

この草刈り機を買ってから、仕事ははるかに楽になりました。一応4輪で出来ています。その為、自走式となるので、舵だけとってやればどんどん刈り進んでいきます。それから、刈った草はチップ状になりますので、ゴルフ場の芝生のようになります。刈り払い機ですと、刈られた草は長く寝競られていることになります。

刃は円盤のように地面に対し平行して回転するものではなく、ハンマー・ナイと言うものが付いています。これは、回転軸が進方向に対し、横棒になっていて、それにプラプラした状態のT字の形をした刃が付いているものです。これがいくつも付いてきて、回転する遠心力で草を刈って行きます。手前にカバーがついているので、たとえば空き缶などあると、クシャクシャになって前方にはじきだされますので、舵取りをする人間は危険なことは回避できます。農家の人はこれを見て、サツマイモの蔓刈り機のようだと言っていました。

これを使うと、もう一つの利点があります。それは、同時にウォーキングができるということです。行ったり来たりを数十回くりかえしますから、歩く距離はかなりになります。そういう、いわば副産物のようなメリットがあります。

欠点は、重いし前方にある刃が回転していますので、雨のあとの、かなり柔らかくなったところをうっかり刈っていくと、土を掘ってしまい、機械自体がどんどん潜っていってしまうことです。めったに無いことですが、いちどだけ潜られてしまいました。重量があるので、人力では引き出すことは困難なので、晴れて土が固まるのを待ってから、ギアをバックに入れて引き上げたことがあります。そう、この機械はバックもできるのが良いです。


林の再生

2005年06月17日 | Weblog
昨年12月に、シイタケを栽培する人に裏山のクヌギ林を伐採してもらいました。その後始末のことは5月14日と6月14日に書きました。

今は、その林には夏草が一面に生えています。クヌギの株からはまだ目立った芽は出てきていません。あまりにも株が大きかったので、自然に新芽が出るかどうか心配です。今までは、私が間伐するようにして、数本ずつ伐採していましたが、この方法では、株が立木の陰になってしまうので、新芽が出ずらくて株が枯れてしまうことが多々ありました。切るなら一斉に切った方が再生しやすいことは分かっています。

林の隣に草地がありますが、そこに種が飛んで自然に出たクヌギが、それなりに大木になりたくさんのドングリが落ちて、子供の苗がたくさん出ています。そこは草刈りをしないで、苗を守ってきました。おそらく20本は出ていると思いますので、株が腐ってしまったところには、移植する準備は出来ています。



      親木(この木の枝の下にたくさんの苗木があります)



いろいろな人と話をしましたが、どうも最近は針葉樹ばかりあって、元々あった落葉樹が少なくなっているそうで ー 確かに少なくなっていることは分かります ー おまけに、薪には落葉樹の方が高熱になりにくいため、炉や窯を痛めないとか、燃えている時間が長いという利点がるるということがわかりました。しかし、それを育てても私自身はどのように利用するか、シイタケ以外の方法がまだ思いつかないのですが、とりあえず、利用のことばかり考えずにきちんとこのクヌギ林を再生させようと思っています。



                    クヌギの苗



冬になったら、苗をうつします。夏は草はしかたないので、とりあえずクズやフジ、アケビなどの蔓性の草類は立木に絡み枯らしてしまいますので、時々山に入って借り切ろうと思っています。

ナタネの採り入れ 2

2005年06月16日 | Weblog
今日もナタネの採取をしました。畝1本分を取り終えたところで母が畑まで出てきて、お昼だと宣告。まだ11でしたが、手を洗い、着替えをして11時30分近く。それから昼食の準備をして食べ始めると12時近くになりました。
食べている間に、客が来ましたが、ちょっと待ってもらって雑談。帰ったのが1時30分頃。その後は、もう眠くなってしまって、あとは野となれ山となれとばかりに、熟睡してしまいました。疲れているんですね。そして3時から仕事を再開。
畑は出来れば早く耕したいので、実った分は一輪車の上で手もみでとり、青い部分だけは畑に抜いて置いておくことにしました。もちろん実のなくなった幹と枝は畑に置いてあります。あとで燃やします。その方が実だけビニールハウスの空いた部分に置いて乾かせばよいので、一時保管するにも量が少なくて済むので楽です。まだ青い部分はあまり期待していません。もし実が採れるなら、鶏の餌にでもして早めに処分してしまいます。この分の取れ高は期待せずに、様子見です。


左がまだ青い部分、右は空になった幹。

午後は5時半すぎまでやりましたが、まだ3/4ほど残っています。明日は用事があって外出です。雨になるかも知れません。まだ計量していませんが、今まででどれだけ採れたか。数キロはあるかなと思っています。
取った種はブルーシートの上で乾かしますが、ここで気づいたことを一つ。ムシロなら土からの水分蒸発は逃してくれますが、ブルーシートだと、シートの裏側がびっしょり濡れますね。ムシロはすばらしいものだったんだなと思いましたね。
採らずにそのままにしておくと、どんどん畑で実がはじけてしまいますので、なるべく近日中に終わらせたいです。種を蒔く時期と採り入れ時のタイミングが大切ですね。今日は、さすがのスズメも昼休みの時以外は近づけませんでした。