寒き日を

2009年01月26日 | Weblog


 今日も晴れです。おっと、昼過ぎから曇ってしまった。太い丸太をちょんぎったのを、風がないうちにと思ってどんどん燃やしています。いつまでもあると、汚い風景のままでいますからね。風が出てきたら、すぐにそれぞれをバラバラに転がし出して切り離し、消火してしまいます。でないと、安心して仕事ができませんから。おっと、バラバラなんて言うと、今日この頃では事件を連想しちゃいますね。

 今朝はとても寒かったです。大寒ですから、当たり前です。晴れていたのですが、午後は時雨がかったりしました。でも、もうそろそろ節分が近づいてきますから、寒さの真ん中は近づいて過ぎようとしています。人間もがんばりますが、野菜もがんばっているようです。

 失業してしまった方々は、何とかがんばてください。今朝は、栃木県の大工さんが仕事がなくなり、東京に出て焼き芋やさんをやっているということをニュースでやっていました。軽トラに積んでいた芋のダンボール箱には「茨城産」という文字が書いてありました。「オー」と思いました。先日は hachi さん が茨城の芋を食べているとコメントに書いてきてくれました。私が儲かるわけではないのですが、なんとなくうれしいですね。

              

 ネギは本当に寒くなると、上の葉の部分がかなり傷みます。だんだん小さくなってきてしまいました。土の中の白い部分は大丈夫ですね。この時期を通り越すとネギ坊主ができてくるのでしょうか。

                          

 寒いので葬式がよくあります。先日、あるところで出会った古老は、どうも見たような感じの人なので、声をかけるとやっぱり知り合いでした。互いに、名乗ればどこの誰兵衛だかわかります。焼香の時になりざわついてきたので、思い切って、隣の町内の歴史のことについて聞いてみると、いろいろと教えてくれました。

 どうも、昔で言うところのきちんとした村の形をとっていないようなので、疑問に思っていたところ、その古老の言うことには、江戸期には水戸の豪商たちの野菜畑になっていたところもあったとかいうことで、どうやら村と村との中間地点で行政的に空白地区だったようです。これで胸のつかえが下りたような気がして、パッと開けたような感じになりました。古老には、ぜひ覚書をしたためておいて、後世に残してくれるよう頼みました。多少不謹慎ではありましたが、そんなことがありました。

                            

 

 今朝の池です。氷。氷の下の金魚。ときどき動いています。そして霜。寒いですねー。


 


  友達が新潟から会津方面に地区の氏子総代の旅行に行っていて、退屈しているのかメールを携帯でよこしてきました。返事の一部をご披露します。

    寒き日はみかん食べてべコタツムリ     馬笑(芭蕉)
    寒き日は猫を撫でなでコタツムリ       物損(蕪村)
    寒き日は胃袋だけが元気よく         一砂(一茶)

 三大俳人の作です。
 ついでに

    寒き日を酒に浮かべてグイと呑み       
    寒き日を鍋に煮込んで恵比須顔        
    寒き日を焚き火にくべて赤ら顔  
    寒き日を冷凍保存して見よう
    寒き日も賞味期限がきっとあり