たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はリスト:ピアノ協奏曲第1番です。
ショパンと並んでピアノの作曲家として有名なリストの協奏曲第1番です。リストもショパンと同じようにピアノの曲をたくさん作曲しています。作曲家としてだけではなく、ピアニストとしても超一流の演奏技術を持っていたらしく、その技は当時からかなり高い評価を受けていたようです。そんなリストのピアノ協奏曲ですから、これは、もう聴くしかないでしょう。
曲調もショパンのそれに、負けず劣らず非常にロマンチックで、華麗なメロディやフレーズをたくさんちりばめた曲になっていますから、初めてリストの曲を聴いた人でも、すぐにファンになってしまうかもしれないですね。実際に、自分自身もピアノと言えばショパンと思っていましたから、リストはあまり聴いていなくて、彼の曲を聴き始めたのは、ここ2・3年の最近なんですが、この曲を初めて聴いた時は、「リストってこんな曲を作ってる人だったんだ!」と妙に感動した覚えがあります。
第1楽章:低音弦楽器の少しコワイくらいの重たい和音と、それに反応した木管楽器の
高音が交互に響きあう、重厚感たっぷりの曲調で始まりますが、ピアノが入ってくると
そのフレーズもカッコよく聴こえてきますから、不思議な曲ですね。そして、ピアノも
軽やかにそして、ゆったりとフレーズをつないで行きますから、ピアノ演奏も見事ですね。
静まりかえったゆったりした演奏家と思いきや、急に荒れ狂う津波のように怒涛の演奏
を見せるところもあり、とにかく気が抜けない曲ですが、それだけ、聴きどころが沢山
あるって事ですよね。
第2楽章:やはり低音弦楽器が、今度は静かに始まります。そしてヴィオラへと曲を
つないで、ピアノのフレーズがしっとりと登場します。落ち着いた雰囲気は、大海に
ぽつんと浮かぶ小船が、静かな波に揺られているような感じでしょうか、すこし、
淋しい感じもしますが、ゆったりと聴けますし、ピアノの響きもキレイに聴こえますね。
途中で、激しくなる部分もありますが、終盤にフルート、オーボエとともにピアノの
甲高いフレーズが流れてくると、その繊細な魅力に涙が出そうになりますね。
第3楽章:静かにり響くトライアングルとピチカート演奏が(弦楽器を弓ではなく
指で弾く演奏法)が重なり合うと、とても緊張感のある曲に聴こえてきます。
そしてピアノはその緊張感を引き継いで、すこし神経質に聴こえる演奏を更に繊細に
響かせます。そして、何か危険な臭いのする方へ曲を導いていきますが、1楽章冒頭の
メロディを何気なく演奏して、さらに同じフレーズをトロンボーンが重たく繰り返すと
曲調は一転、明るい方向へ向かい、徐々に派手になって行きます。
第4楽章:すっかり明るさを取り戻して、元気いっぱいにオーケストラ全体が鳴り響いて
いきます。ピアノの華麗なメロディとそれにうまくあわせたオーケストラの絶妙な
バランスは、聴きどころですね。全く違和感なくお互いに協調して曲を作り上げて
いって盛大なエンディングを迎えます。
協奏曲としては、珍しく4楽章まである曲なんですが、演奏時間は全部で20分程度ですから、他の作曲家の協奏曲と比べても、それ程長い曲ではないですね。でも、内容はビッシリ詰まってますから、短いからと言ってあなどれない曲ですね。ピアノとオーケストラを絶妙のバランスで使っていますから、どちらともの魅力を十分過ぎるくらい引き出している曲ではないでしょうか?
≪オススメCD≫
迫力と魅力たっぷりの小澤サウンドでお楽しみください。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆☆★
哀:☆☆☆☆★
楽:☆☆★★★
≪おすすめシチュエーション≫
オーケストラの中でピアノを見失う事なく、聴ける名曲のひとつですね。
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今日はリスト:ピアノ協奏曲第1番です。
ショパンと並んでピアノの作曲家として有名なリストの協奏曲第1番です。リストもショパンと同じようにピアノの曲をたくさん作曲しています。作曲家としてだけではなく、ピアニストとしても超一流の演奏技術を持っていたらしく、その技は当時からかなり高い評価を受けていたようです。そんなリストのピアノ協奏曲ですから、これは、もう聴くしかないでしょう。
曲調もショパンのそれに、負けず劣らず非常にロマンチックで、華麗なメロディやフレーズをたくさんちりばめた曲になっていますから、初めてリストの曲を聴いた人でも、すぐにファンになってしまうかもしれないですね。実際に、自分自身もピアノと言えばショパンと思っていましたから、リストはあまり聴いていなくて、彼の曲を聴き始めたのは、ここ2・3年の最近なんですが、この曲を初めて聴いた時は、「リストってこんな曲を作ってる人だったんだ!」と妙に感動した覚えがあります。
第1楽章:低音弦楽器の少しコワイくらいの重たい和音と、それに反応した木管楽器の
高音が交互に響きあう、重厚感たっぷりの曲調で始まりますが、ピアノが入ってくると
そのフレーズもカッコよく聴こえてきますから、不思議な曲ですね。そして、ピアノも
軽やかにそして、ゆったりとフレーズをつないで行きますから、ピアノ演奏も見事ですね。
静まりかえったゆったりした演奏家と思いきや、急に荒れ狂う津波のように怒涛の演奏
を見せるところもあり、とにかく気が抜けない曲ですが、それだけ、聴きどころが沢山
あるって事ですよね。
第2楽章:やはり低音弦楽器が、今度は静かに始まります。そしてヴィオラへと曲を
つないで、ピアノのフレーズがしっとりと登場します。落ち着いた雰囲気は、大海に
ぽつんと浮かぶ小船が、静かな波に揺られているような感じでしょうか、すこし、
淋しい感じもしますが、ゆったりと聴けますし、ピアノの響きもキレイに聴こえますね。
途中で、激しくなる部分もありますが、終盤にフルート、オーボエとともにピアノの
甲高いフレーズが流れてくると、その繊細な魅力に涙が出そうになりますね。
第3楽章:静かにり響くトライアングルとピチカート演奏が(弦楽器を弓ではなく
指で弾く演奏法)が重なり合うと、とても緊張感のある曲に聴こえてきます。
そしてピアノはその緊張感を引き継いで、すこし神経質に聴こえる演奏を更に繊細に
響かせます。そして、何か危険な臭いのする方へ曲を導いていきますが、1楽章冒頭の
メロディを何気なく演奏して、さらに同じフレーズをトロンボーンが重たく繰り返すと
曲調は一転、明るい方向へ向かい、徐々に派手になって行きます。
第4楽章:すっかり明るさを取り戻して、元気いっぱいにオーケストラ全体が鳴り響いて
いきます。ピアノの華麗なメロディとそれにうまくあわせたオーケストラの絶妙な
バランスは、聴きどころですね。全く違和感なくお互いに協調して曲を作り上げて
いって盛大なエンディングを迎えます。
協奏曲としては、珍しく4楽章まである曲なんですが、演奏時間は全部で20分程度ですから、他の作曲家の協奏曲と比べても、それ程長い曲ではないですね。でも、内容はビッシリ詰まってますから、短いからと言ってあなどれない曲ですね。ピアノとオーケストラを絶妙のバランスで使っていますから、どちらともの魅力を十分過ぎるくらい引き出している曲ではないでしょうか?
≪オススメCD≫
迫力と魅力たっぷりの小澤サウンドでお楽しみください。
リスト:ピアノ協奏曲第1&2番ツィマーマン(クリスティアン), 小澤征爾, ボストン交響楽団, リストユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆☆★
哀:☆☆☆☆★
楽:☆☆★★★
≪おすすめシチュエーション≫
オーケストラの中でピアノを見失う事なく、聴ける名曲のひとつですね。
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