たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はマスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ「間奏曲」です。
この曲のタイトルは、歌劇「カヴぁレリア・ルスティカーナ」は「田舎の騎士道」という意味なんだそうです。
元々はイタリアの小説家ヴェルガが書いた同名の「戯曲」が原作で、これを作曲家マスカーニが一幕のオペラ作曲作品として作曲したようです。
歌劇のあらすじは・・・、19世紀後半のシチリアが舞台で、かつては恋人同士だったドゥリッドとローラの物語です。ローラはトゥリッドが兵役でかり出されている間に、別の男(馬車屋の)アルフィオの妻になります。
残されたトゥリッドは、別の女性サントゥッツァとつきあう事になりますが、やはりローラが気になる様子。最近はローラに急接近するのでした。
トゥリッドの心変わりが気になって仕方がないサントゥッツァは、トゥリッドにローラとの関係を問いただすと、逆ギレされてしまうサントゥッツァ。
ならばと、今度はサントゥッツァはローラの夫アルフィオに「あなたの妻がトゥリッドにちょっかい出してるわよ!」と話すと、アルフォは「人の妻にちょっかい出しやがって!」とばかりに、その矛先をトゥリッドに向けて復讐を誓います。
ある日、トゥリッドとローラの関係がアルフォに悟られたと感じたトゥリッドは、アルフィオに決闘を申し込みます。決闘に勝利したのはアルフィオで、トゥリッドは絶命してしまうのでした。その知らせを聞いたサントゥッツァとローラは、がっくりと崩れてしまうという、なんとも悲しいお話なのでした。
今回は、この歌劇の中でも最も有名な「間奏曲」を紹介してみます。この曲は単独で演奏される事も多く、情感たっぷりの弦楽器のフレーズがなんともしんみりしてしまう一曲です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/plane_wel.gif)
ゆるやかに、ひっそりと、始まる弦楽器がなんともやわらかく、しなやかに耳に溶け込んでくるように聴こえます。
とても幻想的な雰囲気の中に、艶やかに入るオーボエの音色は、しんみりと、そして暖かく染み渡るように響いてきます。切なくどこか遠くを真剣に見つめているような、想いが伝わってくるようです。
やがて、ハープが優しくポロン♪と入ると、弦楽器の曲調も更におおらかになり、こころの中にあるモヤモヤが解けていくように、解放感があふれるメロディが、心地よく伝わってきます。
更に、弦楽器が情感たっぷりに強くその思いを伝えるべく盛り上げると、まるでそれまで必死にこらえていた涙が一気にあふれだすように、聴こえてきます。
最後は、その涙を誰にも見られないように黙って背中を向けて、その場を去っていくようにひっそりと終わっていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_thank.gif)
この曲(間奏曲)は映画「ゴッドファーザーⅢ」でも使用されていたため、この映画が更にこの曲を一層有名にした。という話は、よく聞くんですが、映画そのものは見た事がないんですよね。だけど、はじめてCDで聴いた時にもどこかで聴いたような気がします。CMか何かで流れてたのかな?
それにしてもこの曲、久々に聴いてちょっと感動してしまいました。3分少々の短い曲なんですが、あらすじを調べたり、書くために何度も聴いていると、グッと引きつけられてしまいました。改めてこの曲の良さを再発見したような、得した気分になった一曲です。
≪オススメCD≫
間奏曲だけならこのCDに入ってます
≪どっぷりと浸りたい人はこっちかな≫
≪DVD≫
オペラも発売中!
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:★★★★★
哀:☆☆☆☆★ →感☆☆☆☆☆
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
ちょっと「ほっこり」するにはいい曲かも?!
今日はマスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ「間奏曲」です。
この曲のタイトルは、歌劇「カヴぁレリア・ルスティカーナ」は「田舎の騎士道」という意味なんだそうです。
元々はイタリアの小説家ヴェルガが書いた同名の「戯曲」が原作で、これを作曲家マスカーニが一幕のオペラ作曲作品として作曲したようです。
歌劇のあらすじは・・・、19世紀後半のシチリアが舞台で、かつては恋人同士だったドゥリッドとローラの物語です。ローラはトゥリッドが兵役でかり出されている間に、別の男(馬車屋の)アルフィオの妻になります。
残されたトゥリッドは、別の女性サントゥッツァとつきあう事になりますが、やはりローラが気になる様子。最近はローラに急接近するのでした。
トゥリッドの心変わりが気になって仕方がないサントゥッツァは、トゥリッドにローラとの関係を問いただすと、逆ギレされてしまうサントゥッツァ。
ならばと、今度はサントゥッツァはローラの夫アルフィオに「あなたの妻がトゥリッドにちょっかい出してるわよ!」と話すと、アルフォは「人の妻にちょっかい出しやがって!」とばかりに、その矛先をトゥリッドに向けて復讐を誓います。
ある日、トゥリッドとローラの関係がアルフォに悟られたと感じたトゥリッドは、アルフィオに決闘を申し込みます。決闘に勝利したのはアルフィオで、トゥリッドは絶命してしまうのでした。その知らせを聞いたサントゥッツァとローラは、がっくりと崩れてしまうという、なんとも悲しいお話なのでした。
今回は、この歌劇の中でも最も有名な「間奏曲」を紹介してみます。この曲は単独で演奏される事も多く、情感たっぷりの弦楽器のフレーズがなんともしんみりしてしまう一曲です。
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ゆるやかに、ひっそりと、始まる弦楽器がなんともやわらかく、しなやかに耳に溶け込んでくるように聴こえます。
とても幻想的な雰囲気の中に、艶やかに入るオーボエの音色は、しんみりと、そして暖かく染み渡るように響いてきます。切なくどこか遠くを真剣に見つめているような、想いが伝わってくるようです。
やがて、ハープが優しくポロン♪と入ると、弦楽器の曲調も更におおらかになり、こころの中にあるモヤモヤが解けていくように、解放感があふれるメロディが、心地よく伝わってきます。
更に、弦楽器が情感たっぷりに強くその思いを伝えるべく盛り上げると、まるでそれまで必死にこらえていた涙が一気にあふれだすように、聴こえてきます。
最後は、その涙を誰にも見られないように黙って背中を向けて、その場を去っていくようにひっそりと終わっていきます。
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それにしてもこの曲、久々に聴いてちょっと感動してしまいました。3分少々の短い曲なんですが、あらすじを調べたり、書くために何度も聴いていると、グッと引きつけられてしまいました。改めてこの曲の良さを再発見したような、得した気分になった一曲です。
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喜:☆☆★★★
怒:★★★★★
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楽:☆☆☆★★
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