初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

「軽騎兵」序曲 (スッペ作曲)

2006年05月26日 | 序曲と前奏曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はスッペ:「軽騎兵」序曲です。

この曲は、喜歌劇「軽騎兵」の序曲なんですが、この曲の場合は、この「喜歌劇」として演奏される事は、ほとんど無く、この序曲のみで演奏されるケースの方が多いようです。ちなみに、歌劇がオペラと呼ばれているのに対して、喜歌劇はオペレッタと呼ばれています。

いつもなら、ここで、物語のあらすじは・・・と始めたいところなんですが、この曲は序曲だけが有名なので、ストーリーは知りません。(そんなんでいいのか!?)なので、その代わりと言ってはなんですが、軽騎兵についてちょっと触れると、大げさな鎧や甲冑を身に付けず、軽装備の騎兵の事のようで、親衛隊や護衛隊のような役割をしていたケースが多いようです。

内容が、曲とは少し離れてしまいましたが、肝心の曲の内容は、もちろん序曲ですから、演奏時間も7分少々と短めですし、なんと言っても閲兵式を思わせるような、トランペットの勇ましいファンファーレがなんと言っても聴きどころでしょうね。


 トランペットの見事なファンファーレがバシッと決まると、圧巻の一言ですね。
 とにかくカッコイイ!!その後はホルンが続いてファンファーレを演奏しますが、
 これも重圧感たっぷりで、爽快感は抜群の曲ですね。弦楽器はそのサポートに徹して
 いますし、トランペットをはじめ、トロンボーン、ホルンが大活躍するこの曲は
 とても気持ちよくさわやかに響きますね。
 中盤は雰囲気を変えて、チェロの演奏が、やや妖しげなメロディを奏でますが、
 緊張感は保っていますから、次にどんなメロディがはじまるか、楽しみになって
 きます。そして終盤へ向けて、ホルンの弾むリズムから、またトランペットが軽やか
 にメロディを刻んできますが、確かこのメロディは、JRの「そうだ、京都へ行こう」
 のCMでも流れていた曲だと思います。(今流れているCMではないんですが、)

スッペはこの他にもたくさんのオペレッタを作曲しているんですが、やはり、どの曲も序曲だけが有名なんですね。ただ、序曲だけが有名になるのもうなずける名作がありますし、元気になれる勢いのある曲なので、これからもそのいくつかを紹介してみますので、お楽しみに!

≪オススメCD≫
軽騎兵の他にも有名な聴いた事のある序曲がたっぷり入った1枚です。
序曲集(軽騎兵・ウィリアム・テル)
フィラデルフィア管弦楽団, スッペ, オーマンディ(ユージン), ロッシーニ, エロール, オッフェンバック, メンデルスゾーン
BMG JAPAN

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆   →勇☆☆☆☆☆
怒:☆☆★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
トランペットのファンファーレは、青空の下での閲兵式を想像させます。

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