初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

組曲「アルルの女」  (ビゼー作曲)

2006年05月06日 | その他の作曲家
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はビゼー:組曲「アルルの女」です。

この曲は、以前紹介した「カルメン」と同様に、ビゼーの代表作のひとつですね。
もともとは、戯曲「アルルの女」という演劇の作品に音楽をつけたものようですね、てっきり歌劇だと思ってました。全部で27曲あるようですが、たいていは、第1組曲と第2組曲にわけられて、それぞれ4曲ずつの計8曲でCDになっているものが多いようですね。

劇の内容は、アルルの女に恋をした男声の物語のようですが、肝心のアルルの女は劇中には登場してないみたいです。いわゆる「あこがれの女性」っていう感じでしょうか。
でも、いいですよね。憧れるのも憧れられるのも・・・(憧れられた事はナイですけど。)


 第1組曲~前奏曲~:チェロの印象的なメロディがいきなり始まる感じがいいですね。
 その後は同じメロディを、クラリネットが、やわらかく繰り返します。基本的に同じ
 フレーズが続きますが、曲調がいろいろ変わりますから、その分いろいろ楽しめますね。

 第1組曲~カリヨン(鐘)~:鐘の音色をホルンと弦楽器が演奏して表していますが、
 チャイムとかを使っていないのに、雰囲気は十分伝わってきます。そして、鐘の音が
 終ると、オーボエとフルートが、悲しいメロディをデュエットしますが、せつない
 感じがこちらもよく伝わってきます。

 第2組曲~メヌエット~:ハープのしっとりとしたリズムにフルートのさわやかな
 メロディは有名な曲ですから、一度は聴いた事あるかもしれませんね。思わず
 聴き惚れてしまう美しいメロディをお楽しみ下さい。

 第2組曲~ファランドール~:第1組曲の前奏曲と同じメロディですが、トランペット
 が加わっていますから、更に堂々とした仕上がりになっていますね。冒頭の前奏曲と
 違うのは、その後テンポが加速し、フルートと弦楽器か競い合うようにして曲を
 盛上げていますから、思わず興奮してしまいますね。

今回の記事を書くにあたって久々に聴いてみましたが、しばらく聴いていなかったせいもあって、結構新鮮に聴けました。前奏曲のメロディも緊張感があっていいですし、メヌエットもフルートがさわやかですよね。知ってる曲なんですけど、何度聴いても名曲は名曲ですね。改めて関心して聴いてしまいました。


≪オススメCD≫
今回はジャケットで選んでみました。(もちろんオーマンディもオススメです。)

ビゼー:「カルメン」組曲&「アルルの女」組曲
フィラデルフィア管弦楽団, ビゼー, オーマンディ(ユージン)
BMG JAPAN

このアイテムの詳細を見る



【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆☆★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
姿の知れないアルルの女ってどんな人だったんでしょうね。

→カルメンの記事はこちら←
人気ブログランキング⇔参加してます
「くつろぐ」ブログランキング⇔こちらもよろしく