たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はベートーヴェン:交響曲第4番です。
彼の交響曲の中では特にタイトルが付いて入るわけでもなく、一般的にもそれ程有名ではない曲なんですが、実はクラシック音楽の中では結構有名な曲なんですよ。
作曲家シューマンはこの交響曲を、3番「英雄」と5番「運命」の間である事から、『二人の北欧神話の巨人(3番と5番)にはさまれたギリシアの乙女だ』と例えていたようです。(だったらタイトルにしてくれればよかったのに!)
また、下の≪オススメCD≫でも紹介している指揮者カルロス・クライバーがバイエルン国立管弦楽団と競演した、この4番の演奏が名演奏の評判を呼び、発売当初から大ヒットをとばしていたようです。だから、そういう意味ではクラシック音楽の中でも有名な作品なんですね。曲調も暗さがほとんど無く明るく元気いっぱいの演奏はクラシック初心者にとっても、気軽に聴ける隠れた名曲なんだと思いますよ!
第1楽章:フルートの一本調子の音にコントラバスやチェロ(低音弦楽器)が妖しく
ハーモニーを付けていますから、最初はなんとも、おどろおどろしい曲調で始まります
が、ヴァイオリン等がそのハーモニーを徐々に明るい方向へ導いて行きます。
・・・そして、いよいよヴァイオリンが溜めて溜めて、ティンパニ(大太鼓)のドラム
ロールが大音響で曲を盛り上げると、それまで遅かったテンポも一気にスピードアップ
して、それまでのうっぷんを一気に晴らすかのように明るく元気いっぱいの演奏になり
ます。そして、そのあふれんばかりの生き生きとした演奏は、もう聴いているだけでも
居ても立ってもいられなくなるんじゃないでしょうか?
第2楽章:1楽章に比べると弦楽器もやや控えめでおとなしい演奏になりますが、それ
でも、抑えるところはキリッと決めてきます。そして伸び伸びと雄大にそれぞれの楽器
が歌っていきます。そして中盤の少し切ないもどかし気なクラリネットがうまいですね。
そして、2回目のクラリネット3回目のクラリネット、回を重ねるごとに、伝えたい思い
が伝わってきそうなこのメロディ。いいですね。
第3楽章:ちょっと、どぎまぎしてしまいそうな弦楽器の特徴的なフレーズに、フルート
クラリネットがうまく合わせてきてますね。緩急をうまく組み合わせた面白い演奏に
なっていると思います。次の4楽章で何が起きるか、ついつい期待してしまう一曲です。
第4楽章:テンポを上げてどんどん迫ってくるような感じがします。でも、不愉快な
緊張感は無く、ドキドキしながら、訳も無いのに楽しくなってきますね。きっと演奏
している方は、かなりのスピードに大変かもしれませんが、アップテンポでバシッと
決まると、これまた気持ちがいいんでしょうね。高音、低音供に歯切れのいい弦楽器
は、サクサク聴けますから、もうイケイケですね。ここで聴き逃してはいけないのは
ファゴットがこのスピードに合わせてスラッと演奏しているところですね。
合間にスルッとさりげなく入ってますけど、そうとうなテクニックなんでしょうね。
終わりも、あとくされなくスッキリ終ってますから、お見事の一言ですね。
とにかくもう、冒頭部分は若干怪しげなんですが、それ以外ならどこから聴いても楽しめる曲ですね。初心者の方にも胸を張ってオススメできる一曲です。記事の前半にも書きましたが、この曲に関しては演奏もカルロス・クライバーが一押しですよ。オーケストラの魅力を存分に楽しめる演奏だと思います。ただ、唯一の難点を挙げるとすれば、CDでも録音がモノラルだったと思うので、現在の録音に慣れてしまっていると、どうもモノラルを避けてしまいがちですが、それを差し引いても迫力満点の演奏だと思います。
≪オススメCD≫
ベートーヴェンの4番は、クライバー以外では聴けなくなってしまうかも。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆ →勢☆☆☆☆☆
怒:☆★★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
気持ちよく、ダイナミックな演奏が聴けますから、ストレス解消になるかも。
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今日はベートーヴェン:交響曲第4番です。
彼の交響曲の中では特にタイトルが付いて入るわけでもなく、一般的にもそれ程有名ではない曲なんですが、実はクラシック音楽の中では結構有名な曲なんですよ。
作曲家シューマンはこの交響曲を、3番「英雄」と5番「運命」の間である事から、『二人の北欧神話の巨人(3番と5番)にはさまれたギリシアの乙女だ』と例えていたようです。(だったらタイトルにしてくれればよかったのに!)
また、下の≪オススメCD≫でも紹介している指揮者カルロス・クライバーがバイエルン国立管弦楽団と競演した、この4番の演奏が名演奏の評判を呼び、発売当初から大ヒットをとばしていたようです。だから、そういう意味ではクラシック音楽の中でも有名な作品なんですね。曲調も暗さがほとんど無く明るく元気いっぱいの演奏はクラシック初心者にとっても、気軽に聴ける隠れた名曲なんだと思いますよ!
第1楽章:フルートの一本調子の音にコントラバスやチェロ(低音弦楽器)が妖しく
ハーモニーを付けていますから、最初はなんとも、おどろおどろしい曲調で始まります
が、ヴァイオリン等がそのハーモニーを徐々に明るい方向へ導いて行きます。
・・・そして、いよいよヴァイオリンが溜めて溜めて、ティンパニ(大太鼓)のドラム
ロールが大音響で曲を盛り上げると、それまで遅かったテンポも一気にスピードアップ
して、それまでのうっぷんを一気に晴らすかのように明るく元気いっぱいの演奏になり
ます。そして、そのあふれんばかりの生き生きとした演奏は、もう聴いているだけでも
居ても立ってもいられなくなるんじゃないでしょうか?
第2楽章:1楽章に比べると弦楽器もやや控えめでおとなしい演奏になりますが、それ
でも、抑えるところはキリッと決めてきます。そして伸び伸びと雄大にそれぞれの楽器
が歌っていきます。そして中盤の少し切ないもどかし気なクラリネットがうまいですね。
そして、2回目のクラリネット3回目のクラリネット、回を重ねるごとに、伝えたい思い
が伝わってきそうなこのメロディ。いいですね。
第3楽章:ちょっと、どぎまぎしてしまいそうな弦楽器の特徴的なフレーズに、フルート
クラリネットがうまく合わせてきてますね。緩急をうまく組み合わせた面白い演奏に
なっていると思います。次の4楽章で何が起きるか、ついつい期待してしまう一曲です。
第4楽章:テンポを上げてどんどん迫ってくるような感じがします。でも、不愉快な
緊張感は無く、ドキドキしながら、訳も無いのに楽しくなってきますね。きっと演奏
している方は、かなりのスピードに大変かもしれませんが、アップテンポでバシッと
決まると、これまた気持ちがいいんでしょうね。高音、低音供に歯切れのいい弦楽器
は、サクサク聴けますから、もうイケイケですね。ここで聴き逃してはいけないのは
ファゴットがこのスピードに合わせてスラッと演奏しているところですね。
合間にスルッとさりげなく入ってますけど、そうとうなテクニックなんでしょうね。
終わりも、あとくされなくスッキリ終ってますから、お見事の一言ですね。
とにかくもう、冒頭部分は若干怪しげなんですが、それ以外ならどこから聴いても楽しめる曲ですね。初心者の方にも胸を張ってオススメできる一曲です。記事の前半にも書きましたが、この曲に関しては演奏もカルロス・クライバーが一押しですよ。オーケストラの魅力を存分に楽しめる演奏だと思います。ただ、唯一の難点を挙げるとすれば、CDでも録音がモノラルだったと思うので、現在の録音に慣れてしまっていると、どうもモノラルを避けてしまいがちですが、それを差し引いても迫力満点の演奏だと思います。
≪オススメCD≫
ベートーヴェンの4番は、クライバー以外では聴けなくなってしまうかも。
ベートーヴェン:交響曲第4番クライバー(カルロス), バイエルン国立管弦楽団, ベートーヴェンキングインターナショナルこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆ →勢☆☆☆☆☆
怒:☆★★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
気持ちよく、ダイナミックな演奏が聴けますから、ストレス解消になるかも。
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