初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

ピアノ協奏曲第1番 (ベートーヴェン)

2006年05月25日 | ベートーヴェン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番です。

今日はベートーヴェンのピアノ協奏曲の記念すべき第1番です。ベートーヴェンはモーツァルトやハイドンとほぼ同時代の作曲家なんですが、第1番はベートーヴェンと言うより同時代のこの二人の影響をかなり受けているというか、この時代がそうなのか、その後のベートーヴェンの協奏曲に比べてもちょっと違った雰囲気の曲ですね。

ちょっと突っ込んだ話の内容になってしまいましたが、モーツァルトやハイドンの作風に似ていると言う事は、初心者の方でも、気軽に聴けるとっても明るい曲なんですね。軽やかに流れるピアノは、実に鮮やかですから、クラシックが好きな人でまだこの曲を聴いてない人にも、オススメの一曲ですね。


 第1楽章:弦楽器のスッキリしたフレーズから始まります。目の覚めるような鮮やかな
 メロディが流麗にサラサラと流れていくのはとても気持ちのいい音楽ですね。
 かなり、もったいつけてピアノがようやく聴こえてきますが、待った甲斐があるって
 もんですね。なめらかなピアノはベートーベンを初めて聴く人にもとても新鮮で彼の
 イメージも変わるんじゃないでしょうか?忘れてはいけないのは、最後のカデンツァ
 (ピアニストによるアドリブソロ)ですね。ピアニストの腕の見せ所ですね。

 第2楽章:ピアノのやさしく、綺麗なメロディがしっとりとやわらかに伝わってきます。
 途中に出て来るクラリネットやフルート、弦楽器がピアノ演奏をなめらかに演出して
 くれます。全体的におおらかなこの楽章は和みますね。疲れがふうっと取れるような
 とにかくいいですよ。この曲!暖かい雰囲気はもう絶品ですね。

 第3楽章:軽やかで軽快に流れるピアノはとてもいいですよ。その後は弦楽器が勇ましく
 曲を作っていきますが、力が湧いてくるような、明るく元気な曲ですね。どんどん加速
 していくピアノはとても快感ですし、オーケストラとも、とってもマッチしてますから
 とても聴きやすくていいですね。

ベートーヴェンは暗い曲も多く作っていますが、この曲に関しては違いますね。明るい曲で、ベートーヴェンに対するイメージが変わるかもしれないですね。軽快でさわやかなこの曲は、イージーリスニングやBGMにもいいかもしれないですね。


≪オススメCD≫
シフのピアノは、ベートーヴェンを軽やかに聴かせてくれます。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番/同第2番
シフ(アンドラーシュ), ドレスデン・シュターツカペレ, ベートーヴェン, ハイティンク(ベルナルト)
ワーナーミュージック・ジャパン

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
日曜日に出かける前に聴くと楽しい1日が始まる予感がしますね。

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