初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

たくさんの有名な演奏家(指揮者と楽団)

2006年05月04日 | どれにしよう?
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、有名な演奏家を紹介します。

というフレーズと供に、ここ何ヶ月かクラシック音楽を紹介していますが、おかげさまで、記事も結構増えてきました。毎回読んでくれているみなさんも、たまに読んでくれているみなさんも、ありがとうございます。読んでいる中で、せっかくだから、何かクラシックCDでも、買ってみようか!と思っていざ、CD店に行ってみると・・・、同じ曲なのに、いろんな演奏家がいっぱいCDを出しているから。どれを買っていいかわからない~なんて事になると、マズイので今回は有名な演奏家を紹介してみます。

ただ、個人的な評価ですから、かなり独断と偏見な意見になっているかもしれませんのであしからずご了承ください。CDを買うときにどの演奏家にしようかと、考えるのも楽しみのひとつだと思いますから、あくまでも参考までにという事で…(なんて逃げたりして)とにかく初心者のためにガイド変わりにしてもらえれば、と思ってます。
 今回は、≪オススメCD≫ではないんですが、単純に指揮者の顔が載っているジャケットのCDを紹介してみました。


★指揮者と楽団★

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮   世界的にもトップクラスの名コンビですね。
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団   CDの録音も数多く出ていますし、有名な曲ならほとんどCDになっていると思います。演奏も迫力満点なものから、やさしく切ない演奏まで、スタンダードにこなしていますから、初めて聴く曲で、どのCDを買うか迷ったら、この組合せを買っています。何かの本でも「何も足さない、何も引かない作曲家に忠実な演奏です」なんて事も読んだ事あります。
ベートーヴェン:交響曲第5番&第6番
カラヤン(ヘルベルト・フォン)
ユニバーサルクラシック

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ウィーンフィルハーモニー管弦楽団  ベルリンフィルとは違って、最近は常任指揮者を置かず、客演指揮という形で、有名な指揮者を呼んで演奏をするスタイルが多いようです。どの指揮者の演奏でも見事な演奏を聴かせてくれますが、指揮者に忠実に音を再現していますから、同じウィーンフィルでも変幻自在の演奏になっています。だから、初めて聴く分には問題ありませんが、初心者の方が2回目に買うときは最初のイメージと違うかもしれませんので、注意が居るかもしれないですね。
共演した指揮者を敢えて挙げるなら、トスカニーニ、クレンペラー、ワルター、クライバー、あたりでしょうか?はっきり言って好みの問題ですね。
ベスト・オブ・ニューイヤー・コンサート
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 小澤征爾, J.シュトラウス, カラヤン(ヘルベルト・フォン), マゼール(ロリン), アバド(クラウディオ), ボスコフスキー(ウィリー), ムーティ(リッカルド)
ユニバーサルミュージック

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レナード・バーンスタイン指揮   カッコイイ演奏のイメージがありますけど、どうでしょう?
ニューヨーク・フィルハーモニック   オススメの曲は、どうもイメージが先行してしまい、ドヴォルザークの「新世界から」とか、ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」とか、そんな演奏が雰囲気も出ていて好きな演奏ですね。
ワーグナー:序曲&前奏曲集
ニューヨーク・フィルハーモニック, ワーグナー, バーンスタイン(レナード)
ソニーミュージックエンタテインメント

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サー・ゲオルグ・ショルティ指揮   主にオペラ作品に定評のあるショルティですが、
ロンドン交響楽団            もちろん、それ以外の演奏でも問題なく聴けますね。繊細な部分はとても綺麗な演奏をし、ダイナミックな演奏でも決して派手になりすぎることはなく、絶妙のバランスを聴かせてくれると思います。
チャイコフスキー:交響曲第5番
シカゴ交響楽団, チャイコフスキー, ショルティ(サー・ゲオルク), ロンドン交響楽団, グリンカ, ムソルグスキー
ユニバーサルクラシック

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ユージン・オーマンディ指揮  明るく、楽しい曲がとても魅力的な演奏のコンビですね。
フィラデルフィア管弦楽団     弦楽器でも、管楽器でも暖かく熱のこもった演奏がいやみ無く聴けます。また、協奏曲でも定評があるらしく、ソロ奏者をうまく盛上げた演奏をしています。
バルトーク:組曲「中国の不思議な役人」弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
フィラデルフィア管弦楽団, バルトーク, オーマンディ(ユージン)
東芝EMI

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サー・ネビル・マリナー指揮  スッキリとした軽快な演奏をするイメージのコンビですね。
アカデミー室内管弦楽団     主にモーツァルトや「バロック音楽」を中心に演奏する事が多く、あっさりと聴きやすい演奏だと思います。ただ、曲目にもよるんでしょうが、あっさりが裏目に出ると、若干物足りなく感じる人もいるかもしれないですね。でも聴きやすい事には間違いないですから、バッハ、ヘンデル、モーツァルト、あたりなら、オススメでしょうね。チャイコフスキーの三大バレエなんかのCDもあったと思います。
ベートーヴェン:交響曲第7番
マリナー(サー・ネヴィル), アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ, ベートーヴェン
ユニバーサルクラシック

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ニコラウス・アーノンクール指揮     この人は、バロック専門ですね。古典派と呼ばれる
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団    ベートーヴェンやモーツァルトの録音もありますが、どうもバロック風に聴こえてしまいます。もちろんバロックには文句なしの演奏をしていますが、それ以外の曲を初めての方が聴いてしまうと、後々にその曲に対する違和感を感じてしまうかも知れないですね。
ハイドン:交響曲第101番「時計」&第94番「驚愕」
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団, ハイドン, アーノンクール(ニコラウス)
ワーナーミュージック・ジャパン

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クラウディオ・アバド  ね!若い頃のアバドは男前でしょ!最近ではベルリンフィル
シカゴ交響楽団      も振っているんですが、この頃のアバドはシカゴを指揮しています。彼の指揮はとても素直で、なんでもストレートに表現しますから、聴いていても気分爽快ですね。暗い曲でも明るい曲でも、ストーンと伝わってきますから、曲の持ち味を十分に生かした演奏をしているんじゃないでしょうか?チャイコフスキーのこのCDは持っていますが、4楽章はとてもカッコよく聴こえますよ!
Tchaikovsky: Symphony No.5/Voyevode
Pyotr Il`yich Tchaikovsky, Claudio Abbado, Chicago Symphony Orchestra
CBS

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オルフェウス室内管弦楽団  この楽団には、なんと指揮者はいません。こんな楽団もあるんですね。一般的なオーケストラと比べると小編成の楽団ですが、それにしてもすごいですよね。レパートリーはモーツァルトをよく演奏しているイメージがありますが、CDの解説によると、コンサートマスター(第1ヴァイオリンの主席奏者)がリーダーシップを取って、楽団員の意見を聞きながら演奏方針なんかを決めているようです。なんだかアットホームな雰囲気がしますよね。
モーツァルト:音楽の冗談
オルフェウス室内管弦楽団, モーツァルト
ユニバーサルクラシック

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この他にも、まだまだたくさん紹介したい指揮者や楽団はたくさんあるんですけど、代表的な有名どころと、その特徴を個人的な感じで書いてみました。でも実際は自分で聴いてみるのが一番だと思いますから、みなさんもいろんな演奏をたくさん聴いてみてくださいね。

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