関西TV『村上マヨネーズのツッコませて頂きます！』収録

　20日の16時半に関西TV『村上マヨネーズのツッコませて頂きます！』のスタッフが収録に来た。

　担当者「あの、いつもその格好で店に出てるんですか？」
　私　　「これ？普段着やで。仕事の服装に着替えよか？」
　担当者「お願いします」
　私　　「(仕事着は)ネグリジェやで」
　担当者「悩ましいですね」

　着替えて店に戻りカウンターの中に立つ。

　担当者「照明はこれだけですか？」
　私　　「暗いか？カツラとってもエエけど、目、やられるで」
　担当者「結構ですわ。目がやられたら、仕事が出来ませんから」
　私　　「ホンマやなあ」
　担当者「それでは、マスターがグラスを拭いてる所を撮ります」

　何回か撮り直したので、少し時間がかかった。

　私　　「拭きすぎてフキンがすり減ってしもたわ」
　担当者「そんなに力を入れなくても…」
　私　　「久しぶりの撮影やから力が入るわ」

　この番組は女性に関する気になる事や、私達の特技などを村上信五君とブラマヨがツッコみを入れるトークバラエティだとか。

　担当者「マスター、僕達ツッコミに来たんですけど」
　私　　「先に言うてくれたら、お尻の穴を洗(アロ)とくのに」
　担当者「そこにツッコむのと違います」
　私　　「あそこと違うんかいな。病みつきになるのになあ」
　担当者「いいですよ。それはそうと食べ物のメニューはありませんか？」
　私　　「マスターベーコンとか、秘密のアソコちゃん…」
　担当者「きわどいですね」
　私　　「きわどすぎて、注文があれへんねん」
　担当者「ネーミングがきわどいのはダメなんですね」

　バランス芸で鎌とハサミをブロックの上に立てたが、別のアングルから撮ろうとカメラマンが移動した時に少し当たって鎌とハサミが倒れた。その後、やり直した全然ダメだった。

　私　　「今日、練習で3回立てたのに集中力がキレて、もうアカンわ」
　担当者「立ったり立たなかったり、ですか？」
　私　　「もう、10年以上立ってないわ」
　担当者「そっちですか？」

　和気藹々のうちに収録は6時に終えた。放送日は9月28日(日)深夜0:40～1:35で関西ローカルだそうです。

日本人拘束事件

　今、シリアでイスラム過激組織「イスラム国」に、日本人が拘束された事件がマスコミを賑わしている。
　当初はこの日本人を「ジャーナリスト」とか「写真家」と報道していたので、民間人を拘束するイスラム過激派に嫌悪感を覚えたが、時が経過するうちにその思いを打ち消す新しい情報が入ってきた。
　彼は民間軍事会社を設立して「シリアのアサド政権打倒を目指す反体制派武装勢力が必要とする機器や物資を供給するため」とシリア入りについて語っていたとか。
　以前に幕張でエアガンを扱うミリタリーショップを経営していた程のガンマニアで、インターネット上には自ら本物の銃を構える写真をのせていた。好きが高じてシリア入りしてイスラム過激派に拘束されたのなら同情の余地はない。
　外務省はシリアについて2011年4月以来、全土で危険レベル最高の「退避勧告」を出し、目的を問わず渡航を控えるよう呼び掛けていた。また12年8月にはジャーナリスト、山本美香さんが取材中に銃撃されて死亡した事件もあった。
　現在、自由シリア軍が拘束しているイスラム国の捕虜との交換に向けて接触を試みているというが、日本政府のみならずシリアの当事者にも迷惑がかかるという事を考えずに安易な行動で事件に巻き込まれたのは自業自得とかしか言いようがない。

　一句：教訓は　君子シリアに　近寄らず
　謎かけ：日本人拘束事件とかけて、 会社の内部間で電話が出来ると解く。どちらも(内戦・内線)状態です

映画：ゴジラ

　夏休み2日目の今日は、MOVIX堺へ行き18時20分上映開始の『ゴジラ』を見た。
　怪獣映画はあまり好きではないが他に見るのが無く、やむを得ずに『ゴジラ』を選んだ次第である。
　ストーリーはシンプルだが、ただ単に怪獣映画としての娯楽性に留まらず、原発と核など人類の愚かな問題に正面から取り組んでいた。
　「えっ？」と思ったのが、エンドロールの「日本語吹き替え版スタッフ」に、芹沢博士の吹き替え担当が「渡辺謙」になっていた。
　「何で本人に本人が吹替え？」と思ったが、考えてみると、ハリウッド版ではセリフは英語だから、日本版では自分の声を日本語に吹き替えていたんや。
　映画を観終わってからコース料理が美味しい創作割烹の店がある堺東へ車を飛ばした。
　妻　「時間、間に合うかなあ」
　私　「ラストオーダーが9時半やから、大丈夫や」
　妻　「もうちょっと余裕があったらゆっくり食べられるのになあ」
　私　「映画の開始時間が18時20分やったからなあ…」
　妻　「何時ぐらいやったらエエと思う？」
　私　「17時や」
　妻　「何で17時やのん？」
　私　「ゴジラ～(5時だ)」
　パーキングに入れて目的の店に行ったら休みだった。
　妻　「この店は日曜が休みやから、今日はイケる思たのに」
　私　「ショックやなあ、楽しみにしてたのに」
　妻　「ほんだらKICHIRIに行こか？」
　私　「KICHIRIはいつでも行ける。今日は特別な日やからヨソに行こ」
　パーキング代を払って、次の店、南海グリルに行った。
　私　「あ、電気が消えてるわ」
　妻　「え～、またあ！ひょっとしたら定休日やなあ」
　私　「俺ら、日曜しか来(ケ)ーへんから分からんかったんや」
　仕方なく木曽路へ行った。以前は結構お客さんが入っていたが、牛肉産地偽装の影響なのか時間的に遅かったのか、お客さんは私たち以外に1組だけだった。
　私　「この店、暇やなあ」
　妻　「牛肉の産地偽装の影響やで」
　私　「何の肉の偽装やと思う？
　妻　「分からへんわ」
　私　「クジラや」
　妻　「何で？」
　私　「時間的に9時、クジラ～」
　妻　「さっきのゴジラと一緒やん。聞いて損したわ」
　
　一句：火を噴いた　ゴジラの凄さに　汗噴いた
　謎かけ：ゴジラとかけて、うまく扱って自分の思う通りに従わせると徳。どちらも(怪獣・懐柔)です

映画：マレフィセント

　今日から店の夏休み。その昔は2泊3日の旅行をしていたが遠出がおっくうになり、大阪のキタとかミナミに行くようになった。
　昨年からはそれもおっくうになり、地元・堺のシネコンで映画を見て気の利いた店で食事をするのが夏休みのスケジュールになった。
　夏休みは子供向け作品が多く、少ない選択肢の中から今日はアンジェリーナ・ジョリー主演の『マレフィセント』を見た。
　これはディズニー・アニメの代表作『眠れる森の美女』の実写映画であり、オーロラ姫に永遠の眠りの呪いをかけた魔女・マレフィセントの視点から描いている。
　主人公は美しきヒロイン、オーロラ姫ではなくマレフィセントで、そこには“本当の物語”が隠されていて、魔法をかけた理由が描かれていた。
　映像が大変美しくそれだけでも見る価値はあったが、ジャンルはSFファンタジーで、ディズニーファンには見逃せない映画で秀作だと思う。
　しかし、いい年をした老夫婦にはSFファンタジーは感動が少なく、特に妻は時々横で居眠りをしていたのが気になった。
　私は『眠れる森の美女』では無く『眠れる横の老女』を見た感じだった。

　一句：夏休み　映画鑑賞で　間を繋ぎ
　謎かけ：マレフィセントとかけて、南アメリカ大陸の大河と解く。どちらも(あ、魔女・アマゾン)だ！

スクールメイツ

　55歳でポッチャリ系のM子さんが踊りながらノリノリの曲を唄ったら、横で同じく50代でポッチャリ系のK子さんも踊った。踊ったり跳ねたりして楽しそうだ。

　ママ「何かショーを見てるみたい」
　私　「猛獣ショー？」
　ママ「なんてことを言う。可愛いし、エエ動きをしてるやん」
　私　「元スクールメイツやなあ」
　ママ「ホンマやなあ」
　私　「それで今はシルバーメイツや」
　ママ「シルバーにはまだ早い！」
　私　「あっ、飛んだり跳ねたりするからテレビのテロップに堺・震度3て出たで」
　ママ「そんなに揺れてない！レディに対してムチャを言うなあ」

　一句：歌、踊り　スクールメイツで　盛り立てる
　謎かけ：スクールメイツとかけて、自爆テロで準備するものと解く。どちらも(バックダンサー・爆弾さ～)

短編小説第2弾

　5年ほど前に当店に来ていた小説を勉強しているお客さんの影響を受けて短編小説を書いたことがある。
　小説はブログのように簡単に書くことが出来ず遠ざかっていたが、また書いてみたいという思いが心のどこかにひっかかっていた。
　そして今回、想像力が乏しいので、経験を脚色しながらフィクションも織り交ぜて短編小説を書いてみた。
　まだまだ拙い小説ですが、暇があれば読んでください。
　
☆今回の短編小説「真夏の夢」　
☆前回の短編小説「ヴァージンロード」　

板前料理屋さん

　お客のM君は板前料理屋を経営している。若いが髪型は角刈りで服装も考え方も地味である。居合わせたK子ちゃんが一言…。

　客K「M君は昭和の男やなあ」
　私 「いや、大正の男やで」
　客M「それは無いですよ」
　私 「料理屋のマスターは、大抵、タイショウて言うやん」
　客M「それは大(ダイ)と将棋の将の大将で、大正時代と違うやん」
　客K「まあ、M君は地味やから、老けて言われても仕方がないかな」
　客M「俺、スマホ持ってるで」
　客K「ほんだら平成の男やわ」
　私 「スマホ持ってても、使えるのは電話だけやん」
　客K「やっぱり昭和やなあ」

　一句；料理屋さん　昔気質で　人情家
　謎かけ：板前料理屋さんとかけて、板が3枚と解く。どちらも(板さん・板三)です

好き嫌い

　お客さんのＳ君とＮ子ちゃんと食べ物の話をした。体格が良い調理師のＳ君は何でも食べるかと思ったが、苦手な食べ物もあるとか。

　客N「Ｓ君は何でも食べるのんと違うのん？」
　客Ｓ「いや、セロリとかピーマンとかが苦手やわ」
　私 「セロリ、嫌いか？俺、好きやからセロリと食べるで」
　客N「それ、ペロリやろ。マスターは何が嫌いやのん？」
　私 「俺はタラの白子、1回アタってから苦手になってん。タラで遣る言うても食べへんわ」
　客Ｓ「あっ、俺、カキもアカンわ」
　客N「何で？あんな美味しいのんを」
　客Ｓ「小学校の時にアタって学校4日程休んでん」
　私 「それ、夏やろ」
　客Ｓ「そうやけど、何でわかったん？」
　私 「カキにアタって休んだ出けに、カキ(夏季)休暇」

　一句：誰にでも　多少あります　好き嫌い
　謎かけ：好き嫌いとかけて、就職選びと解く。どちらも(嗜好・志向)が合うかどうか考える

タイ

　お客のCさんはタイのバンコクに愛人がいて、その彼女との間に子供もいるので、よくタイに行くとか。

　私　「今、タイで代理出産が話題になってるけど、父親はCさんと違うのん？」
　客C 「あの日本人は24歳、俺と46歳も離れてるわ」
　ママ「Cさんもタイに彼女がいてて、子供までいてるんや」
　私　「甲斐性あるなあ。タイだけにタイしたもんや」
　客C 「タイは何べんも行ってるから、バンコクは庭みたいなもんや」
　ママ「タイの食べ物、合うの？」
　客C 「合うで、タイ米も合うし、料理もなんでも美味しいで」
　ママ「私は米にこだわるから、よう食べんわ」
　私　「そうそう、タイ米は大枚をやると言われても食べへんわ」
　客C 「俺はイケるで。タイ米は粘質が低く独特の香りがあるからかなあ？」
　ママ「独特の匂いがあったら、余計アカンわ」
　客C 「タイ料理でご飯のことをカオで炒めるはパット、しやからチャーハンをカオパットて言うねん」
　私　「カオパットはママがいつも家でしてるで」
　ママ「それは顔パックや。顔にパットしたら前が見えへんやん」
　私　「タイ料理のトムヤムクン美味しい？俺、いっぺん食べてみたいねん」
　客C 「美味しいで。因みにトムは煮込む、ヤムは混ぜる、クンはエビの事や」
　私　「クンはエビかいな。ほんだら市川海老蔵は市川クン蔵になるんやなあ」
　ママ「ちょっと、無理があるで」
　私　「トムヤムクンで思い出したけどキックボクシングでそんな選手いてたなあ」
　客C 「誰や、聞いたことが無いで」
　私　「トミヤマクン。富山勝次の事やがな」
　客C 「富山勝次かいな。キックボクシングはタイではムエタイの事やで」
　私　「本場のタイのムエタイをミータイわ。K－1より面白いらしいね」
　客C 「K－1は昔、流行ったけど、どないなったんやろね」
　私　「そう言えば聞かんなあ。昔はK－1、今K－Yやなあ」
　客C 「K－Yは『空気読まれへん』やろ」
　私　「KはキックでYは止めたや」
　ママ「誰もそうとは思えへんわ」

　一句：トムヤムクン　食べたい、ムエタイ　見たい、タイ
　謎かけ：タイとかけて、オナラは夜にすると解く。どちらも(バンコク・晩こく)

戦時中

　I君のお父さんは大正生まれだとか。

　私　「もうすぐ、終戦記念日やなあ」
　客I 「俺とこの父親は戦争に行ったで」
　私　「日露戦争か？」
　客I 「どうやろかな？」
　ママ「どうやろかな？て、日露戦争言うたら明治時代やんか」
　客I 「あ、そうか」
　私　「ほんだら関ヶ原の戦いか？」
　客I 「そうかも、知れんなあ」
　ママ「なんでやねん！明治よりもっと古いわ」
　客I 「俺、戦争とかの歴史が苦手やねん」
　私　「俺は戦時中を生きる男やってん」
　ママ「ホンマかいな。どんな戦争やのん？」
　私　「嫁しゅうとめ戦争！」
　ママ「怒るで～。ヒト聞きの悪い。お母さんと一緒に住んでなかったからそんなん無かったやん！」

　一句：物資不足　苦労が多い　戦時中
　謎かけ：戦時中とかけて、東京にある有名なお寺と解く。どちらも(戦争時・浅草寺)です