午前0時半にお客さんが途切れ暇を持て余していたら1時にN君が10日ぶりに来た。彼は当店に来だして25年になるが、先日、25年間で初めてボトル・キープしたのでそれを出した。
客N 「これ、誰のん?」
ママ「N君のんやで。この間、キープしたやん」
客N 「ホンマか?あの時、2000円しか無かったからキープしてないで」
私 「いや、キープしたで。酔うてたから忘れたんや」
客N 「本当はこの間、花をやったから返しで呉れたんと違うの?」
ママ「えーっ、娘の命日にトオルの名前で花束を呉れたんはN君やったん?有難う」
客N 「あれ、俺て分からんかったか?」
私 「誰か分からんからずっと悩んでてん。お蔭で髪の毛が10本抜けたわ」
客N 「髪の毛が少ないのんは前からやん。俺が花を贈ってん」
ママ「まさかN君がくれるとは思えへんかったわ」
客N 「トオル、言うたら俺て思い浮かべへんか?」
私 「知り合いでトオル言う名前は3人いてるけど、娘の命日を知ってるのは俺とこの甥だけや」
ママ「しやけど、マスターの甥っ子と違うかってん」
客N 「トオルて書いてたら真っ先に俺を思い出すと思たけどな」
私 「真っ先にN君が浮かんだけど、お金にコマかいし花を贈る様な粋な事をすると思えへんから消去法で最初に消したわ」
客N 「最初に消したんかいな」
私 「ナンボ考えても、N君には辿り着けへんかったわ」
ママ「苗字を書いてくれてたら、直ぐに分かったのにね」
客N 「トオルではアカンか」
私 「何を言うとおる。トオルでトオル(通用する)思たんかいな。俺は長いこと生きてるから知人でトオルは3人ぐらいはいてるわ」
ママ「因みに何で娘の命日を知ったん?」
客N 「フェースブックに娘さんの事を書いてたからや」
私 「ああ、フェースブックかいな。そこまで気が付かんかったわ」
ママ「N君にしたら、お礼のメールが無いから変やなと思たんやろ?」
客N 「そうや。俺が花を持って来た時に向かいのママがいてたから、ドアの前に置いて帰った後で花を盗ったんかなあ思たわ」
ママ「面白い事を言うなあ。ご近所さんがそんな事するかいな」
私 「とにかく、よう来てくれた。トオル君が判明してスッキリしたわ」
一句:花束の 送り主知り 感謝する
謎かけ:トオルさん判明とかけて、姉や妹の漢字と解く。どちらも(発覚・8角)です
客N 「これ、誰のん?」
ママ「N君のんやで。この間、キープしたやん」
客N 「ホンマか?あの時、2000円しか無かったからキープしてないで」
私 「いや、キープしたで。酔うてたから忘れたんや」
客N 「本当はこの間、花をやったから返しで呉れたんと違うの?」
ママ「えーっ、娘の命日にトオルの名前で花束を呉れたんはN君やったん?有難う」
客N 「あれ、俺て分からんかったか?」
私 「誰か分からんからずっと悩んでてん。お蔭で髪の毛が10本抜けたわ」
客N 「髪の毛が少ないのんは前からやん。俺が花を贈ってん」
ママ「まさかN君がくれるとは思えへんかったわ」
客N 「トオル、言うたら俺て思い浮かべへんか?」
私 「知り合いでトオル言う名前は3人いてるけど、娘の命日を知ってるのは俺とこの甥だけや」
ママ「しやけど、マスターの甥っ子と違うかってん」
客N 「トオルて書いてたら真っ先に俺を思い出すと思たけどな」
私 「真っ先にN君が浮かんだけど、お金にコマかいし花を贈る様な粋な事をすると思えへんから消去法で最初に消したわ」
客N 「最初に消したんかいな」
私 「ナンボ考えても、N君には辿り着けへんかったわ」
ママ「苗字を書いてくれてたら、直ぐに分かったのにね」
客N 「トオルではアカンか」
私 「何を言うとおる。トオルでトオル(通用する)思たんかいな。俺は長いこと生きてるから知人でトオルは3人ぐらいはいてるわ」
ママ「因みに何で娘の命日を知ったん?」
客N 「フェースブックに娘さんの事を書いてたからや」
私 「ああ、フェースブックかいな。そこまで気が付かんかったわ」
ママ「N君にしたら、お礼のメールが無いから変やなと思たんやろ?」
客N 「そうや。俺が花を持って来た時に向かいのママがいてたから、ドアの前に置いて帰った後で花を盗ったんかなあ思たわ」
ママ「面白い事を言うなあ。ご近所さんがそんな事するかいな」
私 「とにかく、よう来てくれた。トオル君が判明してスッキリしたわ」
一句:花束の 送り主知り 感謝する
謎かけ:トオルさん判明とかけて、姉や妹の漢字と解く。どちらも(発覚・8角)です