お客さんの五十過ぎのN子さんが“22歳の別れ”を唄った。居合わせた76歳のYさんはこの曲を知らないとか。
私 「エエ曲やなあ。俺の幼稚園の頃に流行った曲や」
客N 「なんでーな、1975年ごろの曲やで。私が中学生の頃やん」
ママ「1975年言うたらマスターは27歳、バリバリ働いてた頃やんか」
客Y 「俺、まだ生まれて無いから知らんわ」
私 「Yさんの場合はお年を召してはるから、ボケて分かれへんだけやろ」
ママ「失礼な事を。Yさん、冗談で言うてるからね」
私 「いや、本気で言うてるで」
ママ「フォローしてるのに!」
私 「フォローは着てても心の錦~」
客Y 「それ、ボロは着てても心の錦、水前寺清子の“いっぽんどっこの唄”やろ」
ママ「この曲やったらYさんも直ぐに分かるんやね」
私 「その代わりN子ちゃんが分かれへんのと違うか?」
客N 「うん、分かれへんわ」
ママ「年の差を感じるね」
客Y 「“愛があるなら年の差なんて”やったら知ってるわ」
私 「ああ、にしきどりょうの曲…」
ママ「それは、にしきのあきらの曲や。錦戸亮は関ジャニエイト、やっちゅうねん」
私 「年の差婚で思い出したけど、愛の起源として旧約聖書に出てくるなあ」
ママ「ややこしい事を言うてきたで。年の差婚とはいったい誰と誰やのん?」
私 「マダムとウブ」
ママ「それ、アダムとイブやろ。年の差婚とは関係あれへんやん」
一句:アダムとイブ 愛をはぐくみ 子孫繁栄
謎かけ:アダムとイブとかけて、トンネル工事と解く。どちらも(葉っぱ・発破)を使います