ぎっくり腰になって、もう1週間整骨院に通っている。1週間も通うと施術師さんも私の応対に慣れてきた。彼はいつも通り凝り固まった私の体のあちこちのツボや筋を力強く押してくれている。
施術師「痛かったら言うて下さいよ」
私 「キツイのん大丈夫や。俺、Mやから」
施術師「今度、鞭(ムチ)を用意しときましょか」
私 「ローソクも頼むわ」
施術師「お灸だったらありますよ」
私 「オキュウ(応急)処置でしてもらうわ」
施術師「それにしても体が硬いですね」
私 「頭も固いねん。その反作用でアソコはフニャフニャに柔らかいわ」
施術師「アソコは別料金でも対応いたしかねます」
私 「仕方ないなあ。施術師さんは固いのを柔らかくする勉強はしても、柔らかいのんを固くする勉強はしてへんもんなあ」
施術師「当り前でしょ。因みにココに来た当初は起き上がるのも大変やったけど、仕事はどないしはったん?」
私 「仕事は休まんとしたで」
施術師「えっ、仕事をしはったん?」
私 「俺は仕事の鬼や。這(ホ)うてでもするで」
施術師「這(ホ)うてでは、水割りは作れないでしょ」
私 「這(ホ)うて、は大げさやけどな。コルセットをガチガチに巻いて店に出たわ」
施術師「えらい執念ですね。腰は痛くなかったですか?」
私 「そんなもん、お金がかかってると思たら、痛いのん忘れるわ」
施術師「ゲンキンな体ですね」
私 「現金商売やからなあ」
施術師「マスターと喋ってたら、頭がほぐれますね」
私 「ほんだら、頭のマッサージ代くれるか」
施術師「マッサージに来て施術師から、お金を取りますか」
私 「すまん、それはアンマりやなあ」
施術師「ガクッ!」
一句:整骨院 体も頭も ほぐします
謎かけ:整骨院とかけて、4月は1学年UPすると解く。どちらも(鍼灸・進級)します