ひげマスター・ciciありむらのおとぼけ日記(ブログ五七五) 

好奇心旺盛!趣味はHP作成、カラオケ、似顔絵、ギター、映画、作詩、etc。特技はスナック芸

募嬢詩:七回忌

2010-08-02 05:50:49 | Weblog
早いもので今日は瞳の七回忌
6年前に瞳が逝った日と同じ日曜日だ
あの時もお天道様が燦々と照っていた
瞳が危篤の電話があり、病院へ行きすがら
車を走らせながら、お天道様に回復を祈った
瞳が死の淵から生き還れるように何度も祈った
病室に着いてからも、瞳の手を握り奇跡を念じた
けれども願いは空しく、私の元から離れていった
看病及ばず娘を逝かせてしまった自分の力の無さに
ずっとずっと悔やんでは涙にくれる毎日だった
長い間、悲しくて寂しくて仕方がなかったが
周りの人達の励ましや温かい言葉に支えられ
時間の経過と共に、どうにか乗り越えられた
今は瞳との幸せな日々を顧みられるようになり
楽しく過ごした出来事を、あれこれ思い出しては
ちょっぴり微笑みながら、涙をポロリと落とした
あと五年生きてたら、花嫁姿もきっと見られたのに
あと十年生きていたら、孫と遊ぶことが出来たのに
儚い夢を思い描いては、フッと溜め息をついた
「去る者は日々に疎(ウト)し」という言葉があるが
瞳への深い愛情はずっと薄まることは無いだろう
仏壇の亡き瞳に向かい手を合わせながらそう思う
目を閉じれば、お坊さんと蝉のだみ声が耳にしみ
読経と焼香と鐘の弔いに、遠い面影が潤んで漂う

一句:七回忌 徐々に哀しみ やわらいで

※娘の詩集も50作目になりました。よろしかったら過去の詩もご一読下さい。
http://www.ainet21.com/hitomi-ant1.htm

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