沖縄知事選、翁長雄志氏と仲井眞弘多氏の得票差は、10万票にもなった。大差の勝利だ。菅官房長官は「選挙の結果に関わらず辺野古移設は粛々とすすめる」と強がりを続けているが、ここまで燃え上がった県民の怒りはもう抑えられない。辺野古新基地建設は不可能になったと言わざるを得ない。
そして我々にとって特に嬉しかったのは、県議会議員の名護市区補選で具志堅徹(トオル)氏が勝ったことだ。氏は、名護市議11期、ヘリ基地反対協幹事を務められ、平和丸の初代船長でもある。県議補選への立候補が市長選にも出た自民党前職の末松文信氏だけだったので、不戦敗とするわけにはいかないと急遽立候補されたものだ。全くの準備不足だったが、見事に勝利をおさめた。
昨夜は遅かったので、17日(月)は、朝、少し遅れて辺野古に行った。皆と「おめでとう! 良かった、良かった!」と握手を繰り返す。7月以来、辺野古では苦しい闘いが続いてきたが、やっと皆の顔に笑顔が戻った。
今日も防衛局の動きはない。それでもカヌー隊は本番に備え、大浦湾での練習を続けた。船団は、「不屈」・勝丸・平和丸の3艇が出ている。辺野古漁港から「不屈」に乗り、初めて操船させてもらった。現在、反対協の船は合計7隻。各船長は、状況によってどの船にも慣れておく必要があるのだ。
(「不屈」には瀬長亀次郎さんの人形が我々を激励してくれている。)
(フロートを超えて練習を続けるカヌー隊)
シュワブ基地ゲート前の座り込みテントも今日は超満員だ。これは午前中の写真だが、昼前にはさらに「島ぐるみ会議」の2台のバスが来た。
汀間漁港に戻ったヘリ基地反対協の船団。手前右が「勝丸」、左が「ラブ子」。後ろの右が「不屈」、左が「平和丸」。