チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

1月25日、糸満市熊野鉱山で沖縄県が遺骨収集作業を再開

2022年01月25日 | 沖縄日記・辺野古

 今日(1月25日・火)から、糸満市の熊野鉱山で沖縄県による遺骨収集作業が始まった。まだ、斜面部分の草刈作業が続いているが、かなりの広範囲での作業となるようだ。

 昨年の8月の県の遺骨収集作業では、戦没者と思われる上半身の遺骨が90片(頭骨片、推骨片、上腕骨頭片等)も見つかっている。昨年、県が出した自然公園法に基づく措置命令では、「遺骨の確認」等を指示しているが、遺骨の発見状況によっては鉱山開発計画に大きな影響を与えるだろう。

 熊野鉱山の開発をめぐっては、業者が沖縄県の自然公園法に基づく措置命令の取消を求めて国の公害等調整委員会に裁定を申し入れている。昨年12月の第1回審理を傍聴したが、委員長は、「遺骨収集への協力を求めることが、自然公園法の範囲でできるのかは議論が必要。遺骨は『風景』には含まれないのではないか」というような発言をしており、審理結果がどうなるかは予断を許さない(昨年12月17日のブログ参照)。

 

 下の写真が今日(1月25日)の作業状況。右上の岩の近くで、一昨年から去年にかけて、具志堅さんや沖縄県が遺骨を収集した。

 しかし、この斜面では一昨年の秋、業者が重機を入れてしまっているので、遺骨があってもすでに散逸してしまっているかもしれない。

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