4月6日(水)、目取真俊さんの海上での不当逮捕に抗議して、在沖米軍司令部があるキャンプ瑞慶覧の石平ゲート前で抗議集会が開かれた。約700人の市民らがゲート前にぎっしりと座りこみ、基地は1時間以上にわたって完全に封鎖された。
(文子おばあもゲート前に座り込んで米軍への抗議行動)
目取真俊さんもマイクを握り、軍警による拘束から海保に逮捕されるまでの経過を詳しく報告された。特に、8時間近くもシュワブ内に監禁状態に置かれたことについて、「日本は情けない国だ。米軍基地内は全くの治外法権で、警察も、防衛局も、海保も、拘束された人がどういう状態にあるのかを確認することさえできなかった。いったい今は何時の時代か。沖縄の置かれているこの異常な状況を許してはならない。」と強く批判された(沖縄タイムス 2016.4.4)。
1時間近く経過し、集会も終わりかけていた時、突然、基地の中から大勢の機動隊員が現れ、座り込んでいる人たちの排除を始めた。そして、基地の中から米軍の高官と思われる車が出てきた。山城博治さんが「もう集会も終わるのに、何故、今ごろに排除するのか! 挑発をするな!」と叫ぶ。基地を封鎖された米軍は、メンツにかけてゲートを突破しようとしたようだ。そして、警察が、その米軍高官の車を出すために、まるで忠実なガードマンのようになって規制を始めたのだ。
(ゲートの上空をオスプレイが飛ぶ)
機動隊がゲート前に座り込んでいる人たちを強制排除したため、国道330号線の車線にまで人があふれた。
ゲートから出てきた米軍高官の車に皆で抗議を続ける。
基地の中の軍警ら。目取真さんを拘束したのもこの連中だ。