政府は、辺野古新基地建設事業で、沖縄南部地区の戦没者の遺骨交じりの土砂を埋立に使用する計画を立てている。具志堅隆松さんらは、戦没者遺骨の尊厳を守るためにその計画の撤回を求め、この4年間、慰霊の日の前にハンストで抗議を続けてきた。
今年も、17日の政府交渉に続いて、18日から沖縄県庁前広場にテントを出し、ハンスト行動が始まった。22日(土)夕刻まで県庁前広場での活動を続け、その後、平和祈念公園にテントを移し、23日の慰霊の日には、戦没者遺骨をご遺族の元に返すためのDNA鑑定の呼びかけが予定されている。
沖縄では梅雨も早く開け、凄まじい暑さの毎日が続いています。その中でのハンストは、体力的にもきわめて厳しいものです。是非、具志堅さんらの激励においでください。
<政府への要求事項>
1 防衛省は辺野古基地建設のための埋め立て土砂の採取候補地から戦没者遺骨が残る本島南部地域を外すこと。 並びに埋め立て工事を要する浦添西海岸への那覇軍港移設を断念せよ。
2 石破総理大臣は6月23日の追悼式に参加するのであれば、戦没者遺骨が残る南部の土砂を辺野古基地建設に使わないことを表明した上で参加すること。
3 警察庁は6月23日の沖縄全戦没者追悼式の要人警護に当たり、警察官が平和の礎区域内に立ち入り、遺族達の供えた花や線香を警棒でひっくり返す不遜な暴挙をやめさせろ
20日(金)、県庁前広場での具志堅隆松さん