チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

台風に襲われた、レイテ・サマールの現状について

2013年11月13日 | サマール日記

 フィリピンを襲った猛烈な台風の被害について、多くの方から現地の様子について問い合わせをいただきました。私も、サマールの友人にメールを送って状況を知ろうとしているのですが、向こうで受信できないのか、まだ返信が来ていません。

 そこで、マニラのゴリさん(マニラ新聞社)に連絡したところ、次のような返信が来ました。私がいたカルバヨグやソルソゴンでは大きな被害はないとのことですが、今でも停電が続き、電話やパソコンも使えないようです。

 以下、ゴリさんからの連絡を転載します。

*********

サマール、レイテ、ボホールなどビサヤ地方の広域で依然停電が続いています。基地局が倒壊しているため、通信網もまひしているところが依然多いです。通信が回復しても、電気がないため、携帯電話やパソコンが使えません。

私もベイビーさんやソルソゴンの人の番号にかけていますが、今日までつながっていません。一部ソルソゴンのFBページで、「とにかく私たちは大丈夫です。強風はひどかったけど、雨の影響もなく、無事です」という投稿がありましたし、ソルソゴンやカルバヨグなど、西サマール州のカトバロガン以北は、大規模な被害は出ていません。死者は出ていないと思われます。

ひどいのは、東サマール州のボロンガン以南です。特に最もレイテ島に近いギウアンは壊滅的な状態です。レイテはタクロバンなど太平洋沿岸側の町が壊滅。オルモックなど西側も甚大な被害が出ています。パナイ、ネグロス、パラワン北部や、地震被害からの復興もまだのボホールでも被害が出ています。

輸送の困難で、救援活動は難航しています。すでに発生から6日たちますが、いまだに救援物資が届いていない地域があります。タクロバンの被災者は、軍用機でマニラに逃げようとする人たちが大行列を作っています。レイテと東サマールの被災地では、食料、水が絶対的に足りず、住民がカトゥバロガンに集まっているとの情報もあります。飢えによる略奪や強奪も相次いでおり、治安も悪化しています。

 

地元英字紙やテレビ曲のニュースサイトには、動画や写真と共に現地の情報が少しづつ伝えられつつあります。こちらでの被害状況を気にされている方は、これらのサイトで台風関連のニュースを注視されることをおすすめします。

英字紙インクワイアラー http://www.inquirer.net

ABS-CBN news http://www.abs-cbnnews.com

取り急ぎ。

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