イタリアまるかじり

料理を通じてイタリア文化探検する。

5月25日(水)写楽に出会う。

2011-05-26 15:09:19 | その他


開場の9時半に国立博物館に到着し「写楽展」を鑑賞。
1784年(寛政6年)の10ヶ月間突然現れ消えていった謎の絵師といわれている「写楽」
大首絵のデフォルメされた役者絵を他の浮世絵師の版画と比較して陳列。
アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスなど各国に散らばった写楽を集めている。
現物は勿論初めて、初期の迫力はすごく、何か酔ったような気持ちとなる。
後半は全身像のためか、顔も小さく迫力が無くなっている様に感じた。
この時代田沼政治による経済重視で町人文化が花開いたが、田沼失脚の後の松平定信(吉宗の孫)は
寛政の改革により引き締め、蔦谷重三郎など反骨の町人文化の担い手はたくみに権力と戦っていた。
去年から「長谷川等伯」「北斎」「蔦谷重三郎」そして「写楽」と観賞。
「琳派」「伊藤若冲」等TV美術館では江戸文化に興味をそそられている。

「写楽」の後「法隆寺宝物展」を覗く。
美術館の観賞の後はいつも疲れる。三越のデパ地下で天丼とビール小瓶、2千円近い贅沢をした。
確かに味は良い。昨日の昼は吉野家の牛丼、コールスロー、味噌汁つきで390円だったからまーいいか。