家族旅行。１

さて、旅行当日です！
なるべく早めに出発した方が1日有意義に遊べるよね、朝はキツイけど頑張ろう！　ということで、起床時刻は平日と同じ。
すると、ハルトくんは平日より早くうきうきと起きて来ましたよ。子どもか。
昨日のうちに準備は進めていたので、朝使うものなどを押しこんだらあっさりと準備完了。
サキヒナも「車で寝ててイイから今だけ頑張れ」と叩き起こしたところ、旅行だ旅行だとうきうき起きて来ましたよ。
こちらは子どもなのでイイ。

我が家は車で1時間～1時間半くらいなら遠出に入らないほどひょいひょい出掛けますし、旅行の基準は夜間6時間ドライブの富山帰省なので、河口湖辺りなど「富山帰省の時の、最初の休憩ポイントの手前だね」というハルトくん。頼もしい。
私も免許証は持っていますが、運転する気はさらさらナイので、頑張っていただきたい。

高速道路をひた走り、渋滞頻発地点ではまんまと巻き込まれながらも、富士山が見えて来るとテンションアップ。 これぞ日本人。

ほらほら、キレイ～♪ サキヒナも「おぉ～♪」と大喜び。 「富士山知ってるのか？」と聞くと、絵本や図鑑に出ているから知ってる、とのこと。 この上なくわかりやすい形の山ですし、世界遺産になったことですし、やはり日本人のDNAにはこの山が特別なものであることは刻まれているに違いナイ。

到着したのは、富士すばるランド。
職場の女の子達に教えて貰った、子どもと出掛けて楽しいスポットの1つです。
サキヒナはまだまだ「見る」のはすぐに飽きるので、「体を動かす」方がイイのですよね。
ホームページを事前にチェックし、「ドギーパーク」の存在に犬を苦手とするハルトくんとサキタは大丈夫なのか…　との不安はありましたが、リードをつけていない犬はイナイだろうから気にしないことにします！
渋滞に巻き込まれていながらオープン時刻ジャストに着いたので、渋滞ありがとう。周りに何もナイ。

写真は一眼レフで撮っていたのでここに載せるものはナイのですが（加工面倒で）、園内でサキヒナが楽しめそうなところは一通りぐるっと回った感じでしょうか。
運営大丈夫なのかと思わず心配になるほど空いていたので、時間制限のある有料エリアでも「もうちょっといてイイですよ～♪」なんてオマケしてくださったり。柔軟な対応に感謝！
空いていてゆとりがあったせいか、スタッフ皆感じが良かったです。

全体的に、森。 つーか山。 空気がキレイで緑が目に優しくて、旅行～♪　という感じが心地良い。

細かくエリア（アトラクション）が分かれていて、パスを買っておくか、都度料金を支払うか、という感じで小銭を稼いできます。
今回はどちらがお得になるかがよくわからず都度料金を支払うようにしたのですが、次回以降行くことがあるなら、子ども達だけパスを買って大人の付き添いが必要な場合は大人だけ料金を支払うスタイルにしたら良さそう、という印象でした。漠然として参考にならない。
因みにヒナタは、無料でした。
いろいろやってみましたよ。

・自然体験基地　どんぐりコース
所謂木製のアスレチック。
おこちゃま向けなので、小学生には完全に物足りないと思われます。
ヒナタでも充分楽しめました。
ツリーハウスみたいになっていて、つり橋で繋がっていたり、ハンモックがあったり。
地面には全体にウッドチップが敷いてあってふかふかしているので、よちよち歩きのベビちゃんでも自由に歩かせていて安心かな。

・はーぶの広場
無料の広場です。
普通の公園みたいな感じで、ベンチや砂場があります。
ポンプ井戸みたいなところから砂場に水を流せるようになっており、サキヒナはここでぐっちゃんぐっちゃんに靴を濡らしたのでサンダルに履き換えましたよ。
オマイら気を付けろと。

・SL森林鉄道
どんぐりコースで遊んでいる時から、奥に見えていたSLが気になって仕方ないヒナタ。さすが安定の子鉄。
空いているが故に、受付窓口も人数カウントもSLの運転までも、おじさんが1人でやっておられました。
ねぇちゃんとカウントできてる？　大丈夫？
思っていたよりもコースが長かったので、乗っていてなかなか気持ち良かったです。

・センターハウスレストラン・バーベキューハウス
少し早いけどお昼ご飯にしちゃおうか？　となったものの、何のリサーチもしていなかったので慌てて探す。
パーク入口を出たすぐのところに地ビールとガーデニングのおしゃれレストランがあるから行ってみようかと思ったら、そこはレストランウェディングのため貸し切りで断念。
そうすると必然的にもうここしかナイので、素直に行ってみました。
食券を買うタイプの、動物園とか遊園地とかによくある食堂って感じで、オシャレ感はぶっちゃけゼロ。
ですが、屋外テラス（屋根はある）でのバーベキューにしてみたら、2人盛りで家族4人お腹一杯になれましたよ！
外で食べる特別感と、固い肉のおかげで租借回数が上がったせいかと！！　（褒めてるのかけなしてるのか）
でも普通に美味しかったです。これもまた旅行っぽくて楽しかった♪

・パドラーボート
レストランから見えていた、パドラーボート。
サキタはこれに乗りたいと騒いでいたので、じゃあ乗りますかと。
前に南大沢かどっかで乗ったことがある、手でハンドルをぐるぐる回して漕ぐタイプのボートです。
サキタは1人で乗れることがわかっていますが、どうにもインドアでやる気のナイヒナタは、私が一緒に乗って漕いでやることにしました。
ヒナタでは、両方いっぺんに回すってことができないと思われ。
池の真ん中に島があるような格好になっていて、そこから乗り込むのですが、その島の周囲をぐるりと回ることができます。
が、掛かっている橋が結構低いので、大人はかなり身を屈めないと通れません。私でさえも。
ここでも空いていたので、10分間のところ時間延長してくれました。ありがとう係のおじさん。

・ぐるり森大冒険
単なるクイズつき巨大迷路かと思ったら、謎解き（クイズ）・スタンプラリー・カードバトルの要素が突っ込まれていました。もうサキタ目がキラッキラしてますけど。
解答用紙を貰って迷路を進み、壁に貼られたモンスターカードを見ながら、ポイント毎にクイズに答えていきますよ。
出口で回答用紙をお姉さんに渡すと、全問正解で金のコイン、不正解があっても銀のコインが貰えます。
金のコインをGETしたら、カードのほこらという名のプレハブ小屋へ行き、よくあるカードバトルゲーム。
最初に金のコインを入れると出て来たカードが貰えますが、続くゲームでそのカードが使えるのかどうかもわからん。
（銀のコインだとゲームだけで、カードは貰えないようです）
モンスターカードを集めよう☆　的な要素がある辺り、何度も子どもをおびき寄せようとしていますが、大人的にはこれはもうイイ。
ここでしか使えないであろうカードなど、邪魔なだけです…。
でも、全体的にキャラクターは可愛らしい&カッコイイ容貌のものが多かったです。

・ふれあいハウス
ここすばるランドでは、ドギッコと呼ばれるワンちゃんと、20分間のお散歩を楽しむことができます。
「犬を飼うのは抵抗があるけど、リードを持って犬の散歩というのをやってみたい」とハルトくんが言うので、やってみることにしました。
つーかハルトくんよ、犬怖いんじゃなかったのか？
でもその前に、サキヒナの反応は確かめておいた方がイイんじゃね？　ということで、まず向かったのはふれあいハウス。
こちらには、散歩はNGだけど（性格や年齢のため）お客さんと触れあうのはOK♪　というワンちゃん達がいます。
が、ほとんど寝てた！　「この時間はお昼寝タイムなのですか？」とスタッフに尋ねたところ、「いえ、基本的にずっと寝てます」と言われたので、高確率で寝てるもんなのだと思う！
ここのワンちゃんもレンタルすることはできますが、やはりすぐ抱っこになったり、小屋に帰ろうとしたり、立ち止まって動かなくなったりすることが多いので、散歩はレンタル犬コーナーにいるワンちゃんに付き合って貰う方が良さそうです。
サキタはワンちゃんの背後から忍び寄って背中～お尻を撫でるのが良いようで、ヒナタは怖がりはしないけれど興味もなさそうでした。
ハルトくんはさりげに距離を保ちつつ、やはり背後から忍び寄っては背中を撫でていましたよ。怖いんじゃねーか。

・レンタル犬
では本番。命ある動物をお借りするわけですから、身分証明書の提示が必要です。
借りるワンちゃんを選ぶことができますが、お散歩直後の子は休憩中だったり、気性が激しくて子ども向けではなかったり、選択基準はいろいろです。
子どもだけでリードを持てる小型犬、大人しい犬種が良さそうだねぇと、選んだのはこの子でした。

シェットランドシープドッグの、マルクくん。

どの子にも皆、こんな風に紹介文が貼られていますよ。
詳しい説明を受け、エチケット袋を貰い（途中でうんちしちゃったら、返却時に持ち帰る）、いざ出発。
とはいえたかだか20分、パーク内での散歩なので、別に大したこっちゃナイのよね～…　と男性陣を見ると、楽しそうにマルクくんの周りを歩いてはいますが、オマイらリード持てよ。（´▽｀；
交代でリードを持つのも喜んで持つのですけど、何つーか犬の気の向くままに着いていく感じ？
リードは常にたるませて、マルクくんの行くとこに着いて行ってたら…　小屋に戻っちゃうよね、そっちの道。
私は子どもの頃、千矢父の実家で飼っていた番犬の散歩に行ったことがあるけれど、ハルトくんは全くの初めてだそうで。
多少リードを引いてこちらの言うことを聞いて貰ってもイイ（茂みに突っ込んで行きそうになったら止めてもイイ）、レンタル犬とはいえあくまでも主導権は人間にある、撫でたいなら上から視界を遮るように手を出すと怖がらせるから下から差し出せ、せいぜい舐められるくらいだ後で洗えばイイ、などなど言いながら歩く20分。
私だって、別に犬飼ってたことがあるわけじゃナイんだけど、このくらい知ってるわよ…？
こうして、「我が家は絶対犬飼いには向いてイナイ」ということを確信した私なのでした。
まぁね、満足に散歩に連れて行ってやれるだけの気力も体力も時間もナイので、幸せにしてあげられる自信はナイ。飼えない。

・ジャンボ滑り台
マルクくんとの散歩中、サキヒナが「これやりたい」と主張してきたのがコレ。
裏に泡を付けたそりに乗って、人工芝の斜面を滑り降りる、どっちかっつーとそり遊び。
そり1台につき500円の料金が掛かるシステムなので、1台借りて4人で交代で使ってみるよ。
ハルトくんもサキヒナも上手に滑っているのに、私だけ真っ直ぐ滑れナイってどういうことだろうね！　（かろうじてコケずに済んだ）
面白かったのはヒナタで、高低2種のうち高い方を滑らせてみたら、最初から最後まで気が触れたかとでもいうような笑い声を上げて滑って行きました。
全然怖がることもなく、素直に真っ直ぐ滑り下り、横で見てたら笑い声が上から下まで走って行くようでした。ウケる。
ママは1回で懲りた。

因みにこの後、デパートの屋上に昔よくあった、200円入れると動く昭和感たっぷりのヘボイ車のようなのに乗らされました。
サキタめ、調子に乗りおって。

ここらで結構イイ時間になってきたので、そろそろ出ましょうかね。
1日開園から遊び倒してきましたが、もう満足したので明日またリピートする気は失せた。（場合によってはそうするつもりでした）
このまま真っ直ぐ宿に行っても良いけど、何かもう1つくらい寄れるところはナイかね？　と雑誌から適当に選んでみたのは森の中のガラス工房　自在。
ガラス細工好き♪　というだけで場所はナビ任せで向かったところ、ここは通りすがりに立ち寄るのは無理がある立地…。
ここに来ようとここを目指して来なければ、来ることはなかったでしょうね…。
しかしここが、私的には大当たり♪
店からしてステキな感じ…　こんなところに子連れで（しかも汗だくで汚れてる）入ってもイイものかしら、サキタよその辺触るんじゃねぇぞ、と恐る恐る入ってみたところ、非常に感じの良い女性スタッフが迎えてくださいました。
寝てしまったヒナタを抱っこしてハルトくんが車に戻ると、存分に店内を見て回りますが、サキタがとんぼ玉をビー玉のようにカゴに入れては転がし入れては転がし…。（怒）
注意しようとすると、「お母さん、大丈夫大丈夫そんなもんじゃ割れナイから！　大人しくしていてイイコじゃナイ♪　ね～、落としちゃってもちゃんと追い掛けて拾ってくれてるもんね、見逃さないもんねーエライエライ！」とサキタの相手をしてくださいました。泣ける。
お言葉に甘えて…　と見ていると、とてもキレイなイヤリングを発見。
しかしイヤリングか、ピアスだと良かったのに…　でもこの色すごく好き…　と唸っていると、「ピアスにもできるよ。すぐ付替えられるよ」と！
「じゃあそれで！」って言うよね。そりゃ言うよね。

写真撮ったのは、帰ってからですけど。 これ、写真ではすごくはっきりした赤と紫ですけど、もうちょっと柔らかい色合いなんですよ。 色味が薄目というか。 パーツは黒です。

何か惑星を思わせる色彩が、とても魅力的。
「すぐ付けていきたい！　袋とか要らない！」というと、その時私が付けていたピアスを丁寧に包んでくださり、買ったピアスはそのまま私の耳へ☆　ひゃっほーい！
この店が楽しいのは私だけだろう、と入って2分くらいで悟りはしたものの、急かしたりせず堪能させてくれたハルトくんとサキヒナに感謝です。

あとは旅館に行って、お風呂に入って（サキヒナはパパと入ったので、時間が早くてガラガラの露天風呂に1人～♪）、ゴハンを食べます。

大人のゴハンもボリューミーですが。

お子様膳の豪華さったらもう。 ヒナタはすぐお腹一杯になって残しましたが、その分サキタが1.5人分は食べていました。 最近ホンットに、よく食べるね君…。

ゴハンを終えても、まだ19時半。
部屋の布団は食事に出ている間に敷いてくださったのですが、ヒナタは寝具ナシで予約していたにも関わらず「内緒ね」と4人分敷いてくださったのよ。（時効）
部屋の変わりようにテンションの上がったサキヒナは布団の上で暴れ回り、そこで初めてサキタの喘息予防薬を忘れたことに気付いた。
埃で咳き込むようなことがあったらどうすんだ！　と一喝したものの、子どもの好みそうなテレビはやっていないし、玩具も絵本も持って来なかった。
やることが何もナイので、20時には電気を消して寝ることになりました。

旅行の醍醐味的に、夜は晩酌しようねって言ってたんだけど、部屋の構造的にそれは厳しそうです。続く。