Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

子どもの日は高尾山に登ろう。

2016-05-05 23:45:29 | Weblog
いつ頃だったか、ハルトくんが言い出しました。

「子ども達を連れて、高尾山に登りたい!」

お手軽アウトドアが好きなハルトくんらしい希望ですが、当時サキヒナは未就学児。
ヒナタに至ってはベビ期と言ってもイイくらいだったと記憶しています。
おんぶやら抱っこやらベビカやらを考えるだけでぐったりした私は、「せめてサキヒナが小学生になるまで待て。山は逃げない」と説得していたのですが、サキタが小学生になったところでまたその希望がむくむくと湧き上がって来たようです。

「GWだし、どこか出掛けたい。5日はサッカーもナイから、高尾山に登ろうよ♪ (^▽^)」

ヒナタが小学生になってねぇぞ、とは思いましたが、もうここまで言うんだから行くことにしました。(´ω`;
サキタが文句を言ったり、ヒナタがおんぶと言い出しても、ハルトくんに何とかしていただく。

先日遊びに来ていた山好きのあき兄に依ると、「午前中は混雑する。早朝から頑張って出掛けるか、昼近くに着くように行って登り始めるくらいが空いていると思う」ということなので、早朝から動き出すのはムリと、昼から出掛けてみることに。
ハルトくんは「お弁当を作る!」と言っていましたが、無理するなと宥めて、コンビニで食料を調達しました。
無駄に時間ばっか掛かるし、お菓子も買いたいでしょ? 飲み物だけ水筒を持って行けば良かろう!
ヒナタは行きの電車からはしゃいでいましたし、サキタも家族でお出掛けというのにテンションが上がった模様。
GWにサッカーばかりでは、幾ら好きでも物足りナイよねー。

到着したらまずは駅でマップを入手し、どのルートで登っていくかを検討します。
以前ハルトくんと2人で来た時には無難に1号路を登って行きましたが、今回はサッカーママにオススメされた4号路で登ってみることに。
とはいえ4号路は、中腹に差し掛かった頃に分岐するコースなので、最初は1号路を進んでいきます。
1番キツイ箇所はケーブルカーに乗れば回避できることは前回学びましたが、混雑していたし、サキヒナの体力を削いでおくためにも、徒歩で行きますよ!

しかしだな、舗装された結構な傾斜に飽きるのは早く、ものの数分で「まだ?」「そろそろ頂上?」「ご飯食べたい」「疲れた」「お菓子ちょうだい」などなどなどなど、サキヒナがうるっせーのなんのって!! щ(゜皿゜щ)
最初こそ嗜めていましたが、段々こちらもイライラしてきて、「もう黙ってろよオマエら」と言わんばかりに黙々と心を無にして登る羽目になったよね。
ハルトくんは自分が言い出した登山だけに一生懸命サキヒナを宥めていましたが、やがて「ママすげぇ、淡々と登ってるよ…」とこちらに水を向け始めました。
(つまりは、「ママが超機嫌悪いから、お前らちゃんと歩いてくれ」ということだよ)
だーから。すぐ飽きるだろっつったのに。

心頭滅却して到着した、金毘羅台。


ここへ来てちょっと眺めの良い広場に出ましたので、お待ちかねのお昼ご飯にしました。コンビニのおにぎりだけど。
お菓子も少し食べたりして休憩し、荷物も軽くなったら再出発。

たこ杉が柵で囲われていて、びっくりしました。
つるっつるになっていたたこ杉、撫でられ過ぎて弱ってしまったそうです。気の毒。


撫でるなら、代わりにこちらをどうぞ。
「開運 ひっぱりだこ」というのがいました。(笑)


たこ杉を過ぎて少し行ったところから、ようやく4号路へ進む岐路がありました。
ママ友曰く「4号路は吊り橋があって子どもには良いと思うよ。私達は下りで通ったんだけど、登りがオススメだと思う!」ということでしたが、なるほど1号路に比べると、ぐっと森の中という雰囲気です。
「高尾山の北斜面を横切って進むコース」と紹介されているだけのことはあります。鬱蒼と茂る森って感じ。

すぐ横に迫る崖の奥は、鬱蒼とした森。
足を滑らせたら、ガチでヤバイと思われ。


舗装された1号路と違ってむき出しの山道だし、途中すれ違う人達と道を譲り合いながら進まなければならないほど細い道もあって、しかも柵とかはナイから1歩間違えれば崖下に転落すると思うんですがどうよ。
サキヒナは最初こそ「怖い~」とへっぴり腰でしたが、その緊張感が良かったか文句を言わずに黙々と真剣に歩き出しました。
慣れてくれば周りを見回す余裕も出てきて、悪ふざけさえしなければ大丈夫ということもわかったのでしょう、お喋りしながら歩けるようになりましたよ。
私は子どもの頃、旅行と言えば海より山に連れて行かれることが多かったので、結構山道も高いところも平気です。

やがて現れた吊り橋。


この時間は下山して来る人達の方が圧倒的に多いようで、下り側では行列ができていました。
皆吊り橋で写真を撮りたいようで、吊り橋に差し掛かったところでポーズ取って写真撮るでしょ? それだけで時間掛かるでしょ?
狭いから写真は取らないつもりでも抜かすわけにも多分行かなくて、前を歩く人の撮影が終わるまで待っている感じ。
それがたくさんいるから、そりゃ行列もできるわ。
登り側は差し掛かったところで写真をサラリと撮ったらそのまま突き進み、混雑している反対側をするっと抜けてしまえたので、何も困ることはアリマセンでした♪

それから黙々と歩き続けること、どのくらいの時間が経ったでしょうか。

ついに頂上ー!!


大混雑というほどではアリマセンでしたが、それなりに人は多かったと思います。
とりあえず座って休憩したいよね、お菓子でも食べようか、っていうかアイス食べたいよねー、と思ったものの、なかなか座る場所が確保できず~。
しばらく待てば出発する人も出てきますので、それほど困るわけでもアリマセンが。

そしてソフトクリーム。
買ったすぐそばから溶け出すくらいには、暑かったです。


高尾山頂上には、「東京都高尾ビジターセンター」なる建物があります。
どれどれ何があるのかな~ と覗いてみたところ、資料などの展示がありました。高尾山の紹介だよね。

あまり広くはアリマセンが、子どもでも楽しめそうな模型とか展示とか。


帰りはどうしようか、1号路で大人しく戻ってもイイけど、サキヒナは舗装された歩き易い道よりも、自然の中を歩く山道の方が好きそうです。
ちょっとした非日常というか、旅行気分が味わえるというか、「山」を満喫できるのでしょうね。
じゃあ1号路は止めておくとして、6号路は登り一方通行、稲荷山コースは難易度高いと来たら、じゃあ残るは3号路だ!
シイやカシの森を辿り、高尾山の今度は南斜面を横切って帰ろう♪

最初はキレイに馴らされた歩き易い道を進みますが。


次第に、また剥き出しの山道になってきます。


凸凹になった土の道、木の根は思わぬうねり方をして段差を作り、時に足を取られそうになります。
細い道もあるので、サキヒナがコケて滑り落ちナイように、要所要所で手を繋いで歩きますよ。
下りは膝やなんかに負担が掛かりますが、コンクリートで舗装された道よりも、土の山道の方が足に優しい気がするけど、どうかしらその辺。

道沿いに咲き乱れていた花。


今回、行きも帰りも道沿いにたくさんこの花を見ることができました。
キレイだなぁと思いつつ、特に紹介されたりもしていなかったので、何の花かわからず。
ツイッターで呟いてみたら、「シャガでは?」というリプライをいただき、名前が判明。(ヒナキさん、ありがとう!)
今が旬なのか、とてもキレイでしたよ♪

最後は、時間が遅くなったこともあり、ケーブルカーで下りてみることにしました。
歩こうと思えば歩けそうでしたが、アトラクションのつもりで、ケーブルカーに乗ることを目的に乗る!

案の定、ヒナタがすげぇ食いついた。


エコーリフトというのもあるようでしたが、そちらは先に終了していました。残念。
でもケーブルカーもこれで最終便のようでしたので、ギリギリセーフってことで!
すごくナナメの斜面を移動するので、サキヒナは「すげぇ!」と大興奮です。
ケーブルカーの特性として必ずすれ違い走行が発生するのが、ヒナタ的にもときめいたようです。

駅に着く頃には疲労困憊でしたが、帰りに途中下車してお祭りに寄るという無謀さは残っていました。
そちらは大混雑で、ちょろりと見たら断念せざるを得なかったですけれどもね!
サキヒナはそこで初めてワタアメを食べましたとさ。

ハルトくんは念願のサキヒナ連れでの高尾山に満足できたようです。
サキヒナも結構楽しんでいたようですし、身近な自然を感じるには良いですね。(*^-^*)
他に通っていないルートもあることですし、また別ルートに挑戦してみたいと思います。
ケーブルカーに乗って登ってしまって、中腹や山頂付近をぐるりと回る散策コース(2号路・5号路)を歩いてみるのもイイし、1号路を進んで薬王院やさる園・野草園を見るのもイイね♪
結構な筋肉痛になりそうですが、季節的にも気持ちが良かったし、GWらしくて結構なことだ!