Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

棘。

2014-03-12 23:58:14 | Weblog
お迎え時刻、サキタの待つねこ組のお部屋に顔を出すと、サキタが寄ってきました。
どこかしょんぼりしたような顔に、お友達となんかトラブルでもあったか? と身構えると、そろりと右手を差し出して、「指が痛いの」と。
何が痛いんだと手を取ると、サキタの示す薬指の先に注目。
まじまじと視線を注ぐと、爪の先端というか、爪と肉の間に、何か点のようなものが見えました。
んんん~? と更に手を目の高さに上げると、爪側から指先をチェック。
すると、爪の真ん中に、1mmに満たないくらいの茶色の線が見えるではアリマセンか。

あ?! 棘?!

その場で取ってやろうにも、生憎私も爪を切ったばかりで、とても摘めそうもアリマセン。
サキタの爪も切ったばかりだから、爪の中にめり込むようなこともなく、棘らしきものの先端が僅かに顔を出しているのが幸いです。
取りあえずその場は指先に触れぬよう指示すると、急いでヒナタを迎えに行き、帰宅しました。

そんな時に限って、ご近所のおばあちゃんに挨拶されついでに立ち話に持ち込まれたりして、あーもー。(´▽`;
いや、「先日は雪かきを手伝っていただいて、ありがとうございました… 助かりましたよ」などとお上品に声を掛けられたものですから、こちらも丁寧に受け答えせざるを得ないというか。
サキヒナにも挨拶してくださり、「おいくつになられるの? 早いものねえ、生まれたばかりの赤ちゃんでいらしたのにね」とサキヒナの成長を微笑ましく見てくださっているような。

笑顔で他愛のナイご挨拶を交わし、やっと家に入ると、真っ先に取りだしたのは毛抜き!
「さっきの痛いとこを見せろ! 棘だろ、抜いてやるから!」とサキタに声を掛けます。
サキタは「何か痛いことされる? でも痛いの治して貰わないと痛い…」と不安そうな顔をしていますが、棘が刺さったまま放置するわけにいくか。
毛抜きがちょいと触れただけで、テーブルに突っ伏してしまったものの、棘は意外とあっさりと抜くことができました。
抜けた瞬間の、サキタの「痛みから解放された!」という表情は何とも言えないね!
爪の生え際って、痛いよね… 爪の生え際に針を刺すという拷問があるくらいだからね…。
幸い出血するほど深い傷ではなく、赤くなったりすることもなく、痛みはぴたりと収まった様子。
保育園内で遊んでいるうちに、気が付いたら刺さっていたそうなので、屋外で刺さったわけではナイのか。
酷く化膿したりすることはなさそうでホッとしましたが、よーくよーく指先を洗って来るよう言い聞かせたよね。

幼い頃、ほとんど目に見えないほどの棘が刺さった時、千矢母に五円玉の穴を押し付けられ、火であぶったマチ針で周囲の皮ごと棘を取り除かれたことが思い出されます。
自分の棘もそうやって抜いたりしてきたけれど、自分が自分の子どもの棘を抜くようになったのだなあ… と、ふと思ったのでした。
いや、他にもいろいろやらかして来たから、その都度千矢母に手当して貰ったり、手に負えなくて病院に連れて行かれたりしたもんだけど… と考えたら、恐ろしくなったよ!
自分のやんちゃぶりは、思い返すだけでおっそろしいです。
息子はアホな怪我が多いと想像されることでしょうが、娘だって結構アホだったよ。