紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

「家紋G](15)鷹の羽

2007年01月11日 19時01分49秒 | 
年末に、「鷹の羽の怪」で少し『鷹の羽』紋を紹介しましたが、とうとう『鷹の羽』を脱稿しました(偉そうにー汗)

「鷹の羽」(違い鷹の羽)紋は、この地方で一番多く描いている紋ではないかと思います。それだけこの紋が、庶民に人気があったのではないでしょうか。
こちらでは「鷹の羽」紋といえば、忠臣蔵の浅野内匠頭の紋として有名で、明治以降自家の家紋を選ぶのにこの「鷹の羽」紋を定紋としたのではないかと思っています。
そういう私の家の定紋も「丸に違い鷹の羽」です。

またまた、足が出たり入ったりする紋がありましたので、↓ にアップしました。
      
見本「七つ輪冠に違い鷹の羽」紋とでも名付けましょうか。
「鷹の羽」紋は基本的には、丸以外の紋の中に入る場合は、ほとんど足を付けて描きます。例えば、「五瓜に鷹の羽」「下がり藤に鷹の羽」「井桁に鷹の羽」・・・で、全て足付の「鷹の羽」紋を描いております。

                「家紋G」『鷹の羽』はこちらから