紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

「家紋G」たより(37)遅ばせながら『も』の項

2008年04月26日 23時33分33秒 | 
HPには『も』の項をアップしましたが、こちらでの紹介はいろいろと忙しく遅れてしまいました。
三月から始めた毎日二時間の裏?仕事、五月出産の娘が帰ってきた事に加え、テレビ局の取材攻勢で、あれやコレヤの毎日・・・・・・・・・・・・・・・それでも23日はゴルフしました(汗)
 
『も』の項を編集してる時、たまたま入った仕事。
着物を収納するぶんこを包む風呂敷10枚に家紋を入れて欲しいとの事。
「木瓜に二木」
この地方では『広瀬』家に比較的多い紋です。
     

    
この看板、この地方のチェーン店のマーク。
「葉敷き桃」から取ったものか?  
桃の紋はこれ一つだけです。

「家紋G」『も』の項は こちら
 
「木瓜」の中には様々な紋を入れる事が出来、種類も多くなります。

赤ちゃん専門店で見つけた「家紋入りTシャツ」
こんな幼児のTシャツにも紋がつけられる様になりました。
   

「珍しき紋」(31)鮑?の紋

2008年04月09日 17時53分05秒 | 珍しい紋
         
この紋は何という紋でしょうか?
初めて見る紋で、呉服屋さんは『蝶の羽根』かな?とも言ってました。
私も何の紋とも解らず、この見本通りの版下を作っていましたが、そう云えば・・・・・・・・『左右対称の形』『この丸の並び方』・・・・・・・「鮑」!!!!!!!
そう見えませんか?????
で、紋名は「細輪に開き鮑」と仮につけましたが、如何でしょうか?

全国のこのブログを見ている皆さん!この紋と同じ様な形の紋を持っていられるなら、教えて下さい。
ある地方のある苗字の方に、この様な紋が必ずあると思います。

因みに、『貝』紋は、「いたら貝」(ホタテ)「ほら貝」「巻貝」「蛤」紋がありますが、種類は少ない。
鮑は古来から神事にも使われ?て、庶民とも馴染み深いと思いますが、それを紋様にした物は掲載されていない。

「貝」紋は、こちら 

「篤姫」(3)老中・阿部の紋

2008年04月07日 19時07分53秒 | 篤姫
  
やっと老中・阿部正弘の裃姿の画像を撮る事が出来ました。

「丸に右重ね鷹の羽」と聞いていましたので、 ↓ のような紋だと思いましたが、調べてみるとどうも違うようです。
       
紋帖(紋典)の「阿部家鷹の羽」紋は次の様に掲載されています。
       
『斑入り』ですし、中心の線が一本です。
それで、ネットで「阿部氏」の家紋を調べてみると・・・・・・・

左から、「福山阿部氏」(正弘)・「佐貫阿部氏」・「白河阿部氏」と様々です。(刷込み紋の形ですが)
しかも、丸付きにも拘わらず、皆『足付の鷹の羽』紋でした。

まだまだ勉強が足りません(汗)

『鷹の羽』紋は こちら 

腹掛紋と岐阜祭

2008年04月06日 13時59分17秒 | 
  
例の腹掛に紋を入れた衣装姿。
友人はご機嫌で、その気なってイザ!御輿を担ぐぞ!!!!!!!!!!!
実家の前です。
何とか様になって、作った本人として一安心!
「木造町御輿」のメンバーには顔見知りもいて、宣伝宣伝・・・・
『三河・遠州組』も御輿の前で ↓ の通り!
  
  
景気をつけてイザ!伊奈波神社まで出陣!!!!!!!(暗くてスンマセン)
  ↓は地方からの参加の『松坂太鼓』・毎年参加でナカナカの太鼓演奏です。
 


去年の宵宮を思い起こしました。
昼の休憩にへべれけに酔っ払い、夜の笛の演奏を抜け出し、夜の祭の街中をさ迷った事を・・・・・・・(涙)
  
右に白く見えるのは、満開の枝垂桜で、道の両脇に植わっています。
  ↓ は宵宮へ出発する前の「安宅車」
  
ここでは、幼友達が車力の頭で頑張っていました。

<物価情報> ガソリン 122円

「町屋の瓦紋」その2-うだつの街・美濃

2008年04月04日 20時03分06秒 | 街角の家紋

先日『行灯』の勉強の為に美濃市に行って来ました。
しかし「美濃和紙」で作る行灯は、街に展示していなく、時間が遅くなったのか「行灯展示室」も4時で閉館。
美濃の「行灯祭」は10月頃の開催のみの事で、ガッカリしました。

で、趣向を変え、『うだつ』で有名な屋根瓦を見物して来ました。
防火用の屋根で、「うだつが上がらない」という名言にもなっています。
さすが美濃の町は古くからの町並みが残っていて、立派な鬼瓦がそこここにありました。


「九つ目」(紋帖ではこの数が最高)でなく、「10・・・何目」紋


「半旭光日足」紋?


上は「亀甲に右重ね鷹の羽」紋、真ん中は「細輪に三盛亀甲に二つ引」紋。どちらが当家の定紋か判らない。


上から「右上月星」、「亀甲に桧扇」、下が「変り?房付扇」
賑やかな鬼瓦です。


「一重亀甲に見本下り藤」紋。下り藤の軸が割れていて、この様な「下り藤」紋もあるようです。

変った屋根がありました。お寺の屋根は反り返っていますが、この酒屋の屋根は丸みを帯びています。


この酒屋の家紋は ↓ 「五瓜に蔦」
   

お目当ての「行灯」は見れませんでしたが、鬼瓦で結構楽しめました。