紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

餅つき

2005年12月31日 13時20分18秒 | 日々
昨晩遅くなって餅つきをしました。例年なら夕方から始めるのですが、今年は急品が入って遅れ8時過ぎからの開始です。
東芝の餅つき機「もちっこ」20年来使っている優れものです。(宣伝しちゃいました)殆ど餅を丸めるのはかみさん(鹿児島の田舎育ちで慣れてた)でしたが、近年は私が主役です。
もち米を蒸して突き始めのおこわを掴んで食べるのが、これが美味しい!



今年は3つ突きました。勿論呑みながらの作業です。何時もより少なく早めに終了。残りをあんこと削り節入りの大根おろしで食べました。ウマカータ!!!!!!!!!!!!!

この見事な飾り餅!いかがですか!チョイ呑んでイビツなところありますけど・・・・

今朝は墓掃除とガラス磨き、あと私の役目は仏間と玄関回りの掃除で終了???あと何をやらされるやら???????

今年はこれで店仕舞いだと思います。皆さん!再びですが<酔いお年を!>

ホームはこちら

五大ニュース

2005年12月30日 19時46分28秒 | つぶやき
今年も残す所一日となりました。
今年を振り返って、私にとって重大な?ニュースを列記しましょう。
一、インターネット上で我HP「家紋の広場」が認知され検索出来る様になった事。それに従って「張り紋」ページが検索でトップに出るようになり、少しづつ注文が来る様になりました。前にも書きましたが、これもこのブログのおかげだと思っています。

二、大手の取引先が無くなった事。今まで少し遠方の業者からまとまった仕事が来てたのですが、この不況から再編されて仕事を切られました。売上は大幅ダウンです。

三、胸膜炎を患ったこと。今は治りましたが、一時呼吸が苦しくなり病院に駆け込みました。友人の胸部外科の部長○△氏が真夜中にも拘わらず駆け付け、診察してくれ、検査したりイロイロ大変でしたが薬を飲んで楽になりその晩の中に帰宅できました。その後良好です。その節は大変お世話になりました。
この○△氏、手術後のタバコはうまい、タバコによる肺がんは比較的良性なものが多い、なんちゃってガンガン?タバコを吸っていたんですが、ヘルニアを患って入院したのを機会にタバコを止めました。そしてまだタバコを吸い続ける私に対して「タバコを止めるのは意思の問題だ」とのたまう。確かになーーーーーー(泣)

四、31にもなる息子がやっと再就職できた。子供にはいろいろ心配させられます。自立して長-く勤めてもらいたいものです。

五、あーちゃんが元気に成長して1歳の誕生日を迎えた。今は九ちゃんの「幸せなら手をたたこ!」の歌にのって手を叩くそうです。じじバカ!

番外、部分入れ歯を入れる羽目になった事。グスン!

今日の午前中に急品の喪服を仕上げ納品。午後からやっと大掃除にかかりました。
掃除前と掃除後ー正月は全部片付けて向えるのが我家のしきたりです。



皆さん、良いお年を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

伊吹山

2005年12月29日 17時06分15秒 | 日々

やっと何日か振りでスッキリ晴れたので伊吹山を撮りました。
以前の写真を撮ったところから大分接近して撮ったのですが、こんな感じで申し訳ない。
山頂付近は未だ雲が懸かりやすく、少し煙っています。
(ヤッパ~デジカメの性能の問題です)

前には「伊吹山に冠雪して冬の到来を感じる」なんて書きましたが、冠雪を見る前に大雪を食らい、冬をイヤって言うほど思い知らされました。スッポリ猛寒気に包まれた状態!

下の写真は以前撮ったもの


今年の暮れは、急品が入るかもしれないので予定狂いです。
例年なら今日は店の大掃除で仕事納めなんですが、来月10日までに仕立てなければならない喪服があると連絡がありました。10日までに仕立てるとなると、紋入れを今年中にして納めなければならない。肝心の喪服が、相手先の引越し等で何処に仕舞い込んだか分からない状態。商品の出待ちで、仕事部屋を片付ける訳にいかず・・・・・こうしている訳であります。

ホームはこちら

見本紋ー瓦の紋

2005年12月28日 18時05分49秒 | 

前ページに続き<略した紋>で困るもう一つは、瓦に入れた紋です。
上の写真は祝着に紋入れをする為に持ってこられた見本の紋で、鬼瓦についていた立派な紋です。これでは外の「隅立て井筒」は分かるのですが、中の雀の紋は輪郭さえも分かりづらい。これでは紋の描きようがありません。

瓦の紋は今現在は知りませんが、昔は木で紋形の雌型を作って瓦の土を嵌め込んで作ったそうです。木を手彫りするのですから、前述の墓石の紋より更に細かくは彫れません。
よく見かける「左三つ巴」の紋の様に、単純な紋でしたら綺麗に仕上げられると思います。

で、今まで描いた見本紋「井桁に雀」(紋帖には載っていません)=下図=を参考に紋(右)を作りました。


紋入れをする時の<見本>は、出来るなら<上絵師が描いた紋>を見本として出して欲しいと思う次第です。

ホームはこちら

墓石の紋

2005年12月27日 19時59分05秒 | つぶやき

この墓石の紋は今まで投稿してきた「丸に頭合せ三つ松」の紋入れの、最初に来た見本の写真です。松の左右に枝(荒枝ーあらし)付いているのが「丸に頭合せ三つ松」との大きな違いですが、私共紋やにとって頭を痛めるのは、<松の中の線の数>です。(見本は結局これでなく、先の刺繍額の紋になりました)
普通松の中に入る線の数は片側だけで7~8本(前ページの松を参考にしてください)ですが、見本の墓石の紋は4本しか入っていません。この通りに紋を描くと、線(しべ)と線との間隔が空いて見栄えが悪くなり、間延びしてしまいます。
墓石に紋を彫るのは大変な仕事です。今は型を置いて圧搾空気か何かではつって紋を彫ります。昔の手彫りと比べると精巧に彫れる様になりましたが、墓石屋に聞いても「細かい柄は彫れなく、数を略して彫る」と言っています。ましてや手彫りの方法では何をか言わんやです。

精巧な墓石の見本だといいんですが、この様な又下に紹介する様な<略した墓石の見本>を持ちこんで、「これがうちの紋でこの通りの紋を入れてくれ」と言われても、私共紋やにとって、紋の形を知っているだけに困ってしまいます。
その時は、見本と似たような紋を紋帖から捜して、「この形の紋が正式な紋です」と、お客さん又は呉服屋さんを説得する訳です。紋帖にない場合は、今まで私が作ってきた紋の中で似た様な紋を見せます。時には頑固な人がいて、その通りに紋を入れた事もあります。(私共紋やにとって不完全な紋でも、ひょっとしてその紋が代々伝えられて来たかも知れない)



上が多分手彫りの紋。下が最近のはつりの紋です。両方とも「丸に日の丸7本骨扇」です。同じ墓地にありました(他にも同じ様な紋が多くありました)



上がうちの代々の墓石の紋で、下が今の墓石の紋です。これは私が紋の版下を持ち込んで彫ってもらった物です。

現在、墓石の紋は殆ど紋帖を題材にして彫っていますので、結構正確に彫られていますが、前に書きました様に<細かい所は略す場合がある>と云う事を忘れないで欲しいと思う次第です。

ホームはこちら

男紋付ー刷込み紋

2005年12月25日 13時44分04秒 | 

前にも書きましたが、この刺繍した紋が見本で、黒の無地の男紋付の着物と羽織に紋を入れる注文が来ました。普通は生地に白抜きの石持がついていてそこに紋を入れるのですが、黒の無地ですので白(白インクか顔料)で紋を描く(刷込む)事になります。

刷込む為には「型」を作らねばなりません。以前は型紙を彫って白の顔料で刷込みましたが、今は版を作って白インクで捺染します。その為に版下を描きますが、「イラストレーターソフト」を使ってPC上で作って見ましたが、下写真の様に線のバランスがうまく取れません。まだまだ未熟者です。


で、以前からの方法で(ロットリング)アナログで紋を描きました。(下)


白の線が少し太いのが気になりますが、この版下をカメラでポジを作り、製版して紋を刷込み(捺染)ました。出来上がったのが下の写真です。「丸に頭合せ三つ松」という紋です。

ホームはこちら

家紋額ー刺繍紋

2005年12月23日 20時54分23秒 | 

この写真はスキャナーで取り込んだから少々画質が悪いですが、家紋を刺繍した家紋額です。紋入れの紋の見本で借りたものですが、あまりにもの出来映えに感嘆してアップしました。

写真では見づらいですが、細かな刺繍の痕が見られると思いますし、何よりも紋の形が、よくネットで掲載されている「家紋額」の紋の形より品のある素晴らしい紋をかたどっています。参考にネットで掲載されてる家紋額の紋をアップしておきますので比較してみて下さい。
紋を刺繍で埋めた部分と残った(線ーしべ)部分のコントラストが、バランスが素晴らしい。ネットの家紋はそのバランスが、線の部分が狭い(弱い)という意味で私見では気に入らない。
もっとも私の選好みというか、主観が入っていますが・・・・・・・

ホームはこちら




大雪

2005年12月23日 10時12分42秒 | 日々

今日9時半頃の積雪状況。昨夕から本格的に降り始めたのですが、その後断続的になり30センチ位の積雪で、まだ降り続いています。歩道はまだ除雪してない所があり、人は車道の雪の少ない所を歩いてます。



昨晩のチコの散歩で、例の公園のPの雪が又新しくなったので遊びました。
やはりチコは大喜びで駆け回りました。私も息が切れました。



庭の灯篭のシャッポも大きく膨らみました。
本当は、今日は去年急逝した弟の新しい墓の生入れの日だったんですが、この大雪の為日を延ばす事になりました。
で、予定が狂い時間が出来たのでこうして投稿している訳です。
雪掻きもしたし、先ほど理髪店の老?夫婦が大雪の中出店して来たのに会い、散髪にでも行こうかと思っている、その後は仕事場の大掃除でもしようかな?今此の頃です。

ホームはこちら

長靴とチコ

2005年12月21日 19時39分21秒 | 日々
今日<チコの為に>長靴を買いました。
今時の長靴はよく出来てますね―膝までスッポリと覆う事が出来、足裏も暖かそう!

左は20数年来使っていた長靴、足はすぐ冷えるし、取り分け大問題なのは、チコと雪の中で遊ぶ時(長靴の丈が短いので)雪が靴の中に入って足が冷えてしまう事です。昨晩も例の処女雪の所で遊ぼうとしましたが、前みたいに長靴に雪が入る事を考えて止めました。
で、新調した訳です。今晩まだ雪がきれいなままで残っていたら遊んであげようと、少々ワクワクしている次第です。又明日から猛寒波がきそうだし・・・・・・・・
ヒマだねー!

ホームはこちら

58年ぶりの大雪

2005年12月19日 19時32分39秒 | 日々
とはいっても、これは名古屋の話。23センチ積もったそうです。
私はこの年に生まれて3ヶ月の赤子だった。名古屋で58年前これだけ降ったのだから、その北方にある岐阜は50センチを超えていただろう。古い家の隙間風が通る部屋でどうしていただろう?親も大変だったろう。感慨深い思いです。
そう言えば、私が小中生の頃は大雪だと50センチは積もったと思う。最近は2,30センチがいい所で、地球温暖化がここにも感じられる。
でも、今年はちょいと寒過ぎますなー!


午後に撮ったのでもう道路の雪は解けていた。
こちらは20センチ余りの積雪でした。


うちの近所から金華山を撮る。
(夕食ー中断)
20センチじゃーなく30センチはありました。夕食後チコの散歩に行ってきましたが、私の膝下まであった。
例の如く、2階建ての公園駐車場はやはり誰の足跡のない処女の雪で、いつもリードで繋がれてるチコを開放すると喜んで雪の中を飛び跳ねて遊んでました。因みに私も・・・・・(笑)カメラを持って行かなかった事が悔やまれる。