紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

おしゃれ紋

2005年11月29日 19時26分10秒 | 
<おしゃれもん・紋>なるものを創りました。

着物の需要はもう20年前頃から下降の一途を辿っていますが、紋付の着物(喪服・留袖・色無地等)もそれに伴って急激に減少しています。着物の生地を作る機やさん、染色屋、呉服問屋、、、、など又それに付随してその加工業者が次々に店仕舞いをしている昨今です。

そんな時代に新作の紋を創ってどうなんか?と云われますが、減少したとは云えまだまだ着物の好きな人がいます。又着物につける家紋の中にはいろんな紋があり、デザイン的にすばらしい紋があります。
そのような紋をその家から離れて、何かの形で残したいと思って、以前からTシャツ・紋ぺたくん等を作って来ましたが、あまり人気がありませんでした。ー-これは私の思い入れと独り善がりの面もあったかと反省していましたが、マタマタ創ってしまいました!

パーティー、披露宴(式に出席されなかったら紋のついた式服はいらない、と思う)などに着物を着られる時、<おしゃれもん・紋>を付けてみてはどうでしょうか。

「おしゃれ紋」で検索してみると、刺繍の加賀紋と「大宮華紋」等などが閲覧できました。
大宮華紋のHP http://www.omiyakamon.co.jp/omiya/index.html はなかなかのもので負けそうですが、私には少々派手に見うけられます。

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百々ヶ峰

2005年11月13日 19時33分38秒 | 日々

この写真を見ると、ずいぶん山奥に来てるんだと思うでしょう。

「百々ヶ峰」(どどがみね)・・・何かオドロオドロシイ名前でしょう。
ここは私の家から長良川を超えて北へ車で5,6分の所、金華山と並んで濃尾平野の北端にある山です。ここから少しづつ山が深くなっていきます。
標高411m余り、金華山より少し高い山で、金華山と同様ハイキングコースが出来ています。ズ―っと以前登った事がありますが、その時は山道らしい山道でしたが、今は廃道になったドライブコースが登山道になっていて、比較的なだらかに、楽に登っていけます。
こういう道は余り好きではないですが、かみさんの立っての願いで同行しました。金華山に比べて樹木の種類が多いようで、紅葉が綺麗になってました。

百々ヶ峰から見た金華山と長良川(金華山の向うには木曽川も見えますが、もやっていてはっきりしない)
少し他の風景も撮ったので後日又アップします。

とうとうストーブ

2005年11月11日 19時06分31秒 | 日々
最近の冷え込みから、とうとう店にストーブをつけました。外気温11から13度。ストーブの室内気温の表示5度(これはオーバーだけど)

私の店兼住居は旧城下町にあり、間口3間・奥行き15間という所謂「うなぎの寝床」の敷地で、家が密集して日当たりが悪い。更に最近南に5階建てビル、南西にマンションが建ち一層お日様が入らなくなった。夏は風の流れが止まって蒸し暑く、冬は湯のし釜を焚くガスストーブが点けっぱなしとはいえ、極端に底冷えする。
で、やっと寒さに堪えられなくなってストーブを出した訳であります。
ヤッパあったかーい!

ついでに古くからの家屋の配置を紹介しますと、道に面して母屋そして中庭で一番奥に離れ或いは蔵がありました。母屋はだいたい二階建てで中庭に通じる土間があって、そこは一部吹き抜けになっていて、屋根に明り取りのガラス窓があった。道に面して店、真ん中はちゃぶ台のある食堂(と云える物ではなかったけど)そして座敷と言うか寝間があったなー。
中庭には流しと便所、そして木とくに思い出あるのは、よく食わしてもらった柿の木がありました。そして離れ・ここは戦後焼け出された親類が住んでました。
ここら一帯の家には必ず中庭があって、お大尽の家は庭園らしくしてあったのだろうけど、大抵はお互いの家の日当たり、風通しを考えてのものだと思う。昔の人は生活を良く考えていたのだと今更ながら思う。

小学生時分の事を思い出しました。

足湯と読書

2005年11月09日 12時33分59秒 | 日々
今日は注文した縫紋の糸が未だ届かないのでこんな事・・・・・・・

足湯の季節になりました。冬に近づくと乾燥肌の私は、手の平と足の膝下が乾燥してきて、特に足の脛が痒くなる。血行が悪いからだと友人に聞いたので、血行を良くする為に風呂に入る時に足湯をする事が習慣になりました。医者からのかゆみ止めの薬は脛の毛を薄くしてしまうので止めました。

風呂のお湯が溜まるまでの10分間位ですが、すべき事もないので本を読むようにしてます。短編がいい!
で、ブックマートで1冊百円の文庫を買ってきた。あまり読書の習慣のない私は、今まであまり読んだ事のない作家を選んで買った。西村寿行、椎名誠、田原総一郎を買ってきましたが、西村寿行がいけなかった。
短編の推理小説かと思ったら長編の一冊本。読みかけて風呂上がったら止めようと思ったけど、これは推理小説!面白くなって止められなくなった。
一昨日の事でしたが、12時に風呂に入って結局2時までかかって一気に読んでしまいました。フーですわ!反省ハンセイ!

反省して昨日から椎名のエッセイに切り替えました。これは短編でいい!!!!!!!

犬ー七五三?

2005年11月05日 13時46分55秒 | 
興味深い張り紋の注文がきてやっと出来あがりました。

犬に着物と袴を着せるので、その着物に家紋を付けたい、と云う事です。
犬はダックスフンドらしいのですが、6家族13匹にそれぞれ着物と袴を作って神社?に詣でるらしいです。
注文がきてから、面白く、ワクワクして準備をして作りました。
紋付袴の13匹のダックスフンドが集合して行進するなんて壮観だと思います。と言うより可愛いだろうな―

又後ほど、依頼主からその光景の写真が入ったらアップする予定です。
どんな写真が来るか今から楽しみです。

女の子の祝着

2005年11月04日 21時37分59秒 | 
久し振りに女児の祝着に紋を入れました。男の子の祝着に比べ女の子の祝着に紋を入れるのは少ないです。50枚の中1枚位です。
でも、幼児の着物・祝着又七五三時の4つ身の羽織は大人の留袖・喪服と同じ様に、幼児にとって式服であり、紋を入れるべきだと思っています。最近は男の子の祝着でも紋を入れる事を、何故か省かれる事もあり、残念に思っています。

絞りの祝着に「三階菱」の紋がきれいに入りましたのでアップしてみました。
女の子の祝着はきれいで可愛いものですが、紋が入るとまたグ―ンとグレードアップです。



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はにゅうの宿

2005年11月03日 11時53分54秒 | 日々
この曲は好きな曲で昔よく吹いていました。
「ビルマの竪琴」-上島二等兵?-過酷な撤退戦ー僧侶になってビルマに残るー「はにゅうの宿」-ハーモニカーと断片的にしか覚えてませんが、少年期にこの物語にえらい感動してハーモニカで曲を吹いてました。
この曲はイギリス・スコットランドの民謡でイギリス兵が故郷を懐かしんで歌った曲、と云う事を聞いています。

で、ハーモニカを買ってからこの曲を吹いてみようとしましたが、題名は出ても音符が出てこなく吹けませんでした。
所が今日仕事の合間になにげなく、姪っ子にコピーしてもらった「ほたるの光」を吹いていて、曲の上に書いてある作者ー「スコットランド民謡」の文字を見たら、突然・一瞬の内に思い出したんです。
「はにゅうの宿」の曲を!!!!!!スラスラいつも吹いているかの様に!

昔良くやった事は体のどこかに刷込まれているんですね。「スコットランド民謡」がキーワードになってよみがえるとは・・・・・うれしかったし、感動しました。