紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

紋切り型

2005年03月30日 19時33分38秒 | 
こういう言葉がありました。形とおりと言う意味に使われます。
これは江戸時代に始まった「紋切り遊び」に使う型です。「紋切り型」と言う様に、折りたたんで切って開くと「紋」の形が出てきます。最近流行って来たのか、ブログの人から教えてもらって大きな書店にあったので買ってきて遊んでみました。一つ折りから五つ折りまであってなかなか難しくって面白いです。

これは元々紋の型(上絵する時に使う基本の型)を作る方法と同じです。今のシールでは出来ませんが、昔は「渋紙」で紋の型を作っていましたが、五三の桐とか花菱とか上り藤等左右対称か上下対称の紋は、二つ折りにして紋の下書きを書いて、それを切って一つの紋の型を作っておりました。
でも、紋の型の大きさは女紋で21ミリ位で三つ折り、四つ折りは少しづつ誤差が出来てなかなか作れません。江戸時代の先人は器用にそれを作っていたかも知れません。

紋は二つ割から十割まで色々なパターンがありますので、それを折りたたんで、鋏や小刀を使って紋の形を作って遊んでたんでしょうね。
「紋型と道具」参照

こちら参照

白モクレン

2005年03月11日 23時46分43秒 | 日々
今日も紋と関係ない事で・・・・・・
最近、NHKラジオでこの曲がよく流れてます。「もーっと・もーっと」と言ってくれる人がいればいいのですが・・・・・(笑)

去年桜の咲き始める少し前に、公園の桜の木の中で一輪寂しく咲いてました。暗闇の中でぼーっと白く咲いてたので桜が咲いたのだと思って近づいて見ると、それは白モクレンでした。
今年は沢山の蕾をつけたので早速撮影しました。満開になる時が楽しみです。
今晩も10度あり、春はそこまで来ています。
紋のことはこちら

さすが?啓蟄!

2005年03月10日 22時37分13秒 | 日々
今晩、珍しくチコの散歩にデジカメを持って出かけました。と言うのも、ホントは公園に植わってる白モクレンを撮りに持って出たんですが、その前に出っくわしてしまいました。ヒキガエルに!
で、早速パチリとやりました。

暦は正確ですね。このヒキガエルは暦通りに出てきました。エライ!!!(なにが?)
陰暦と言うか月暦は本当に季節の変化を捉ええていて、先人の知恵には敬服します。
陰暦は、日本では京都で作られて、里の季節に合わされてると思いますが、北の地方の啓蟄はまだまだでしょう。

うちの近くのこの公園では、冬何処で冬眠してるか知りませんが、この時期になるとゴソゴソと出てきて、梅雨時になると噴水のある池で大合唱します。

今日は紋と関係ない所で書きました。
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梅の花ーその描き方

2005年03月05日 15時26分27秒 | 
当地の今日は、他の地方の寒波と違い暖かく穏やかな日和です。
梅も咲き始めました。

梅は古くから平安時代の貴族の着物の紋様として付けられていました。梅紋様が家紋として用いれられたのは菅原道真を祭る天満宮が神紋として梅紋を用いたのが始めです(家紋大図鑑)

梅の紋にもいろいろ種類がありますが、「八重向梅」の紋の描き方を紹介しました。
梅の紋と言うと「梅の花」の紋が代表的ですが、「向う梅」の方が梅らしいので八重向梅を描きました。
(1、2月紋に関係する花があったら教えてください!忘れてました)
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