紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

年末

2006年12月30日 16時46分11秒 | 日々
恒例の餅つきをしました。我家の景気に合わせて去年より小さ目に、又少なくなりました。
この炊立てのおこわを手で摘んで食べるのが楽しみ(餓鬼みたいですが・・・)
  

婿どんから生毛蟹三杯とタラバの足などが送って来ました。
湯がいて、産地で食べると同じ様になりましたが、食べるのは夜。待ち遠しい・・・
二杯は正月用に冷凍。
足三本ちぎって、alfa君の所へ配達のついでに持っていきました。
  

今年一年、ここへ訪れる人達様、大変有難うございました。
来年も拙いブログですがよろしくお願いします。
皆さん~よいお年を!!!!!!!!!!!

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初雪

2006年12月29日 16時45分04秒 | 日々
暖冬と言われていて、ズ―ット暖かかったけどとうとう雪が降りました。

   
   
まだまだ去年の大雪と比べて大した事はなく、積雪1センチくらい。
でも、山の方から来る車には10センチ位積もっていました。
ヤッパ冬ですね~寒いサムイ~の中、今日は午前中に配達完了で、後は恒例の店の大掃除です。エラー


早く、予報通りの暖冬を祈ります。何故って、明けて2日は恒例の同級生とのゴルフコンペがあるから・・・・・(汗)

<物価情報>レギュラーガソリン 120円/L  118円の所もあり



「鷹の羽」紋の怪

2006年12月27日 16時03分59秒 | 
     
上の紋は「丸なし違い鷹の羽」紋です。普段は単に「鷹の羽」と云っています。
この紋は、我家の紋で、定紋は下記の「丸に違い鷹の羽」紋です。

この紋に丸がつくと、↓ のような<羽根の足の無い>「丸に違い鷹の羽」紋となります。
何故このように変化するのは、今まで疑問には抱いていたのですが、分からずじまいでした。時間が取れるようになったら調べてみようと思ってます(今更・・・汗)
    
ただ、下記の「澤潟に水」紋のように、丸がつくと余分にはみ出る部分を略す手法があります。「菊水」紋も同様です。
この事から「違い鷹の羽」紋も、丸付になると足が略されたかも知れません。
      ⇒  

ただ、そのまま『足』をつけたまま『丸付』にした「丸に足付違い鷹の羽」紋も、以前描いた事もあります。
    

最近小ぜわしくて、なかなか更新できません。
今、『た』の項の「鷹の羽」紋を編集してますが、年内に完了するかどうか心配(汗)

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「珍しき紋」(16)

2006年12月21日 22時21分02秒 | 珍しい紋
      
「降り光琳鶴の丸」『鶴』 「上り藤に一の字」『上り藤』 「丸に五本骨扇に丸に二引」『扇』

これらの紋はそれ程珍しい紋ではないが、最近描いた比較的変わった紋なので紹介しました。
「降り光琳鶴の丸」は紋典にも掲載されていますが、初めて祝着に紋入れをしました。
「上り藤に一の字」は『家紋G』にも二つ掲載していますが、このほどこの紋の家紋額を作りました。一番バランスがいい形の紋だと自画自賛してます(笑)
「丸に五本骨扇に丸に二つ引」はこれまた祝着に紋入れしました。『丸に二つ引』がもう少し大きいとバランスがいいのですが、見本がそうなっていたので仕方ありません。

はじめて来られた方は、各紋の掲載項目からそれぞれのギャラリーにリンクしてますので、覗いてみて下さい。

同時に、『家紋ギャラり―』「た」の項、「橘」をアップしましたので、よろしく!
「橘」紋は種類が少ないですが、「五三の桐」「梅鉢」「藤」紋と同様ポピュラーな紋で、よく描いています。
              『家紋ギャラリー』はこちらから

「功名が辻」総集編

2006年12月14日 16時57分59秒 | 功名が辻
勢い込んで「総集編」を、と思いましたが、画像が多すぎて一部のみアップしました。

思えば、このドラマには物語の筋は別として、様々な着物が登場し、様々な紋・紋様が出ました。
中には私が未だ知らない紋様もありましたし、いろいろと勉強になりました。
日曜の20時に縛られましたが『紋捜し』を楽しむ事が出来ました。






『カテゴリー』に「功名が辻」を追加しましたので、ご希望の方はそこからお入り下さい。功名が辻を一まとめにしてあります。

来年は「信玄」を題材にした大河ドラマですが、また懲りもせず紋・紋様を捜そうかと思っている今日この頃です。

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「功名が辻」最終回

2006年12月13日 19時27分48秒 | 功名が辻
最終回と言うのに、デジカメを構えてみていると、内容もどこか他の所に飛んでいる(汗)
唯一というか、淀殿の打ち掛けに「亀甲」紋がついていた。(はっきりしなくて申し訳ない)


「三重亀甲に花角」紋と言いましょうか。
普通、「亀甲」紋は「一重亀甲」と「二重亀甲」があり、「二重亀甲」の方が一般的で、「亀甲に花菱」「亀甲に橘」というと、それは「二重亀甲に~」をさして言います。
右の紋は、見本の「亀甲に花角」で、亀甲に境が一般的な紋より太く描かれています。

    
晩年の千代は、変った紋様の着物を着ていましたが、その紋様ははっきり分からない。

物語の総括的な事は別として、大した働きも無く功名の為、山内家の為に戦った一豊(土佐20万石を拝領した事は、それなりに一豊の人そのものにも価値があったでしょう)、それを支えたというか、操った千代。
小説を読んでも、あまり千代には好感が持てなかったが、千代は千代なりに必死に戦国を行き抜いたのだと思うし、頭脳とそれに合った性格を持った、素晴らしい女性であったと思う。
私も、好感は持てないが、一豊のように、心の片隅に劣等感?を抱きつつ、惚れてしまうかもしれない(汗)

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(続)ススキ

2006年12月11日 18時30分46秒 | 日々
先日『すすき頑張る』なんて書き、例年の長良川河川敷のすすきとセイダカアワダチソウが拮抗している状況から、日本のすすきが勢力を伸ばしていて、頑張っている写真を載せました。
しかし・・・・・・・・・・・
 
  

写真の様にセイダカアワダチソウはちゃんとしっかり生きてました。ただ、成長の具合が悪いのか、いつもの黄色の花?穂?ではなくくすんでいて、目立たなかっただけでした。

よく見ると、すすき自体も、その穂の白い輝きが落ちている様です。
今年はこれらの植物にとっていい環境ではなかったのだろうか。何か異変が起こっているのでしょうか?

もう少し観察を続けてみます。

紋帖にない紋「幣」「瓶子」

2006年12月10日 15時57分27秒 | 
      

先日祝着に、上の様な紋を入れました。
「丸に鈴違い幣」紋ですが、紋帖には掲載されていなく、見本の「丸に鈴違い幣」です。
拡大しますと・・・・・・
   
                        「細輪に鈴違い幣」
右が紋帖に掲載されている「鈴違い幣」紋(細輪がついていますが)です。
全体の感じは似ていますが、幣の形などが違っています。
当地では「鈴木」姓に多い紋です。

『家紋ギャラリー』に「へ」の項<幣><瓶子>(へいし)をアップしましたが、前の『鶴』紋と比べて数は少ないですが、見本の紋が多いです。
      
      

                         「家紋ギャラリー」『へ』の項


張り紋ペタペタ

2006年12月07日 16時57分06秒 | 日々
孫のあーちゃんは最近「張り紋」をシール・シールと言って、指を差したり、欲しがったります。「丸に鷹の羽」の張り紋を『じーじ』『じーじ』と言います。この紋はうちの家紋です。よく分かるな~と感心する次第です(ジジバカ・・・・)

仕事机の引出しに、失敗した張り紋が無造作に放り込んであります。
あーちゃん、これを見つけて「シール」「シール」と言って「チョウダイ」します。
これを一つづつ取っては、ガス火鉢の縁にペッタン・ペッタン・・・・
こんなに派手に張られてしまいました。
    

で、あーちゃんのベストにも張ってあげました。
    

本人はそれとも知らずに着ています(笑)
化繊のジャンバーなどには、この張り紋は、スゴ-ク着きがいいですよ~
私のベストには一昨年からついてます(クリーニングに出してません・汗)
        

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紋洗いパート2

2006年12月06日 18時33分03秒 | 


上の写真は「細輪に梅鉢」紋の『紋洗い前』と『紋洗い後』です。

前にも書きましたが、雨に濡れたりして着物の紋の染料が流れて(泣くとも言います)紋が汚れる事があります。その時に紋をきれいにする事を「紋洗い」といいます。

以前「紋洗い」について書きましたが、その時は男紋付の紋洗いで、上絵の線(しべ)が落ちなく、糊を置いて紋洗い、元紋の通りに上絵をしましたが、今回は、上絵の線がきれいに取れた場合の紋洗い過程を紹介しました。
          
            こちら「上絵2」

比較的簡単に出来た、と言っても加工料金は安くはなりません。手間のかかる場合もありますので、今は女紋付の五つ紋の紋洗いで5000円頂いております。