こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

とうとう・・・

2013-08-19 05:30:00 | 我が家
近年、シカやイノシシ、サルにタヌキ、アナグマからアライグマなどが夜な夜な闊歩し、この頃じゃ

昼日中姿を現すものも多くなってきました。我が家もなんとか、裏の空き地に出るのはタヌキかアナグ

マ、柿の木にくるサルくらいでその被害も微々たるものでしたが、とうとうイノシシが建物近くに出没

するという事態になってきました。



8月に入ってから、おじいちゃんが竹やぶに焼却灰を捨てに行ったら竹やぶまでの空き地が見事に雑草

もろとも耕されたようになっていたのです。私もその時に見に行けばなんとか対策も真剣に考えたんで

しょうが、なんせ猛暑で外に出るのもイヤになるような日が続いたため、そのうちにそのうちに・・と

日延べをしていたら、ある夜 居間に面した柿の木が植わった茂みでガサゴソと音がします。

懐中電灯で居間から照らすと、なんとそこにはウリボウより明らかにでかいイノシシのコンボウ(子

供)が二頭、懐中電灯で照らされても逃げようともしません。しかし、その横顔はケモノというより

海の魚にありそうやん・・と、思ったのでした。目から下の面積が広く、名前は知らないけど、うん

きっと魚類の顔にある、そんな面構えでした。しかし、このままではそのうち居間の縁側にちょこんと

座って、中を覗きにくることもあるかもしれません。網戸を突き破ってくるかも・・と思うと、一日も

はやく追っ払うことが先決です。しかし、いままでイノシシは竹やぶに入って来れなかったはず。

おじいちゃんとおばあちゃんが春のタケノコのために竹やぶの周囲に針金の網やメッシュ網を張り巡ら

せたはず、そのおかげでうちのタケノコ林はずっとサル被害だけだったのに、網が外れたか、誰かに

外されたか・・・でしょう。おばあちゃんと相談はするもののもう85歳近くになってこの夏場に、

おまけに足の弱った状態ではすぐには無理かな、と言います。なら、私達夫婦が・・と思うけど、

なにやらいまだに五十肩でと言い、ゴルフには行けるようですが・・・。おじいちゃんもお盆前に

点滴を入れに通うほど弱っています。一番頼り!のこげも あまり興味もないといいます。

来年はこの分だとタケノコは無くなる・・とおじいちゃんは残念そうに言います(私は無くてもいいや

んと思います)来年もまだタケノコを掘ってくるつもりでいる、そんなオソロシイことを、その年で

そんなこと誰もやってないやん、というけど 老人は他人がやってない事を、やっている自分はなんて

すごい!鉄人や!という顕示欲が生きる力なのかもしれません。(私は、年とってもそんな顕示欲なん

てもたないつもりです。人間は枯れていくのが本当の姿だと思うので、ヨボヨボしてるのにクワをふり

あげなんてことは したいと思いません。)止めれば止めるほど無茶をするので、言っても聞かない

ので、それでどうなろうとおじいちゃんの本望なんだろうと思うことにしています。だけども、年寄り

にそんなことまでさせて・・と、言われているのもわかっています。

 

          丸で囲んだところまで近寄ってきた。右端が居間の縁側

建物まで2メートルほど。掘り返したところはウコンが植えられているところ。最近のケモノも体調

維持に真剣なんですかね、ウコンのような匂いのきついものにまで手を出すとは。で、ここに来るまで

が雑草が茂っているのだと思い、私が草刈り機で刈ったのです。8月前にも草刈りガマで辺りを刈り、

ソーラーセンサーライトを設置し、センサー前を歩けばライトが点く、点けば来たことがわかる・・・

画期的なシステムにしたんだけども、居間の窓からは直線的になって見えません。見ようとすると網戸

を開けなければならず、そうしたらその音で逃げてしまう・・・。しかし、何日経っても夜、灯りは

点かず、結局物音がする、懐中電灯で照らす、うわぁまた来てるわ!なら、ピストルを鳴らそう・・・

こげも頑張って吠えてみる?という具合。このときのピストルというのは 運動会で使うあれです。


      おじいちゃんのピストル 「位置について」「よ~い どん」ちゃうちゃう・・・

これにすぐに鳴らせるように私は 玉の火薬をセットして玄関に置いています。二丁拳銃ならいいんだ

けど、夜間なので片手に懐中電灯だから一丁しか撃てません。



本当なら どちらかの耳を押さえたほうがいいんだけど、それもできません。


           イノシシのコンボウ(子供)の痕跡

前夜は掘り返されたウコンの茎が一本だったのが 翌夜に増えていました。それにしても憎たらしい

ので、こげを空き地に連れていくと さすが一応猟犬の血を引く犬です。さっそく捜査を始めました


   右側の土部分が掘り返された跡。もう来ないのかこげの嗅覚には感知しないようです

おばあちゃんがやってきて、植えた高野マキの根元も掘っているのでメッシュ網で囲うことに。



   
こげの追跡は、臭うところを嗅ぎまわっているだけですが私が懐中電灯で照らした時に歩き回っていた

場所をちゃんと網羅しています。意外と、こげの鼻も正確なんだわ・・・というか、気配で夜中に

吠えてくれたら、そのほうが効果あるんだと思うけどといいながら、「そのへんにマーキングお願い」

と頼みました。



この時は二頭だったので あちこち嗅ぎまわっていました。奥に見える竹やぶまでこげが行ってしまう

と、私の指示には従わない部下なのでこのあたりの捜査にとどめました。前夜はピストルをブっぱなし

たとたん、「ぎゃぎゃぎゃぎゃ!」ととんでもない声が暗闇からしてきて、ものすごいいきおいで

隣の家の敷地から私とこげが立っているブロック塀にむかって走ってくる気配があり、思わず「なんか

くる!」と、その時はブロック塀を飛び越して来る!と身構えたんですがブロック塀を直角に曲がって

下の畑沿いに走り込んでいきました。あの声だとネコか、タヌキではないかと思うんですがこの時が

初めてのピストルを使ったときなので 何者かわからないけどそいつもブったまげたんでしょうな。

こちらにイノシシ、お隣にそれ以外のものがいらしたようで・・・

   

イノシシはこげのいる辺りを奥にむかって逃げましたが、お隣の何者かは左のメッシュ網の外にひそん

でいて、こっちに走ってきたのでした。なぜだか ここ数日毎晩のようにやってくるけどどうやら

一頭だけしか現れません。ソーラーセンサーライトが点灯しても 一瞬立ち止まるのにライトアップ

されたなかに立つ姿が、スポットライトを浴びているかのようでそれがまた腹が立つのです。以来、

夜中に何度も目が覚め、網戸ごしに懐中電灯を照らしてしまう私です。





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2 コメント

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 (間諜X72)
2013-08-19 19:21:02
読んでいる僕まで恐怖感を感じました。
85歳のおじいちゃん。
凄いです!逞しいです!
お年寄りに対する敬意がないのが今の日本。
返信する
良い手立ては ()
2013-08-19 22:07:57
私はこう思うのです。
電源がソーラーで、センサーで「パン!!」と音がする撃退器ができないかと。ライトは点かなくてもいいんです。今回のことで、イノシシは電灯には脅威を感じないと。ネットで検索すると、似たような物はあるけど高額だったり、電池式だったり。私のこのアイデアを 形にしてくれたら特許の半分はあげるのになぁ・・・(笑)昨夜も出現したので、網戸ごしに「どわぁ~!!」と大声を出して追い払ったけど、そのあと気になって眠れず、睡眠不足です。

おじいちゃんもおばあちゃんも今年の暑さは、キツイ、来年もこうだと生きられへんと言っております。老人だけでなく私も、自信ないです。間諜X72さんの都会でも、猛暑のようですがまさか走ってはいないでしょうね・・・
返信する

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