まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

3月のお菓子レッスン『ガトー・オートリシアン』

2012-03-08 07:53:23 | お菓子作り
土曜日の朝、スタジオに入る瞬間の空気で
今日のレッスンがハードなのか、そうでないのかが
わかるようになってきた
4年は伊達じゃない(笑)

今回はとてもゆったりした雰囲気
先生のお顔も優しいような(いつも優しいです ほんと)

すぐ後にやってきたmimiさんが
ぐるりとあたりを見回して
「今日、レシピ無いんですか?」

確かにいつも置いてあるテーブルのうえはがらんとしてる
まさかの口述レッスン?

先生が爆笑しながらレシピを用意してくれた
このあたりで楽勝確定

オートリシアン、は、オーストリアのこと
発酵生地の上にアプリコットとグラニテの構成
オーストリアには発酵生地のお菓子が多いのだとか

中力粉にほんの少しのイーストを混ぜて軽くこねる
ガスを発生させるというよりは
香りをつけるためのもの
パンをこねることに比べたらなんてことはない
もっといえばパンをこねるのは好きだし

うきうきやってるわたしの隣のとなりから
「あーーこれたいへーーん!」「うわーーつかれるーー!」
と、リアクション女王Mさんの声がする
「みんなだまってやってるよ?」という先生の優しい指摘
どっと笑うみなさん

低温で1時間ねかせたあと
セルクルに敷きこみドライアプリコットを並べる
その上にかけるクスクス(たったの5グラム!)は
アプリコットの水分が上に載せるグラニテを溶かさないように
さらには焼き上げるときにグラニテ中央に
アルミを小さくまるめた円筒を立てる
これも水分対策

このレシピ、もともとは缶詰のアプリコットを使っていたとか
なのでこんなに細かい配慮をしていたのだろうけれど
ドライに変更した時点でもう不要なのでは?
先生は「これさー要らないとおもうんだけど」
「昨日なんかオーブンのファンで飛んでるし」などとつぶやきながら
大師匠のレシピには逆らわずアルミをつっこむ
もちろんわたしたちも黙ってつっこむ

焼き上がりのブザー音が鳴り、オーブンを開けると
そこには見事に円筒がささったままのケーキが4台
どけると中央に小さな穴が開いている
いつも美しく仕上げるhirokoさんが
無骨な穴をちょっと悲しげに眺めている
わたしは周辺のグラニテを指先でざっと転がして埋めてみた
これでだいじょうぶ(ナニが?)



噛みごたえのあるどっしりした生地に
深い味わいのアプリコットと
これでもか、とてんこもりのグラニテ
キャソナードのあたたかい香り
質実剛健なお菓子



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2 コメント

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ぐふっ (kassy0825)
2012-03-08 22:54:30
こっ、このさくさく感・・・!!

がぶりといきたいw
kassyさん♪ (chica)
2012-03-09 07:01:03
さくさくです。バリバリです。
上顎注意なくらいです。笑

グラニテって、ちっちゃいとき
ママがたまに買ってきたアップルケーキに
ちょびっと乗っていたんですよねー。
いっぱい食べたいなあと思ってました。
夢、叶いました^^

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