まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

手羽先と梅干し

2018-06-24 18:25:29 | 日記


すごく美味しい手羽先の料理を作る人が
いるんですって、
とチャブダイ大将。

今度教わりたいと思ってるんだけど
その前にチャブダイごはんを
食べに来てくれることになった、
つきましてはご一緒にどうですか?
とお誘いいただき
一も二もなく乗りました。

その方のお名前はジュンコさん。
とあるシェアハウスに週二回
ゆうごはんを作りに来てくれるんですって。
入居の若い衆からは「おばーちゃん」と
呼ばれて懐かれてます。
ですがご本人はまだまだそんなふうに
呼ばれるのが似合うかんじではなく
メイクも綺麗にされててお洒落な服で
ニコニコ明るい礼儀正しい方。

住んでいるのは6人
ひと月の食材代はひとり3000円
それでゆうごはん8回分
それに、カレーを4回分
平均してひとり1食250円。

食べたいものリクエストの
ノートがあって、みんながそれに
思いおもいに書き込みます。
低予算なので、牛はだめよ、と
ジュンコさん。
ノートをみながら順番にメニューに組み込み、
副菜や汁物も考えて
生協へ発注したり、近所で買い物したり
みんなジュンコさんのお仕事です。

仕事で帰宅が遅いみなさんのために
作ったごはんをタッパーにいれ
部屋番号を書いた紙をつけて
冷蔵庫に入れておきます。

疲れて帰ってきて
冷蔵庫を空けて
じぶんのタッパーを見つけると
思わずガッツポーズするくらい
嬉しいものなのですって。

チャブダイごはんをとても美味しいと
喜んで召し上がっていた
ジュンコさんとシェアハウスのみなさん。
年齢も国籍すらもばらばらですが
まさに家族のだんらんといった感じ。
ふだんはすれちがいなので
なおさら一緒のごはんが嬉しい様子。

わたしがお菓子を作る話から
じゃあ今度教えてください、
いや食べられればそれでいいや、
やっぱり一緒にやってみたい、
と盛り上がってくださったので

いやいやここはまず
手羽先をキメなきゃ
と話をジュンコさんに振ると
そんな、とてもとても、はずかしい、
などとおっしゃる。

本当に引いてるのか
はたまたフリなのか
判断つきかねてると
またもや話がお菓子に流れ

じゃあ、まずは、
みんなでお菓子作ってそれから
みんなで手羽先作るってのは
どーですか?
と、バーター作戦。
無事成功。
早速日程も決まり、とても楽しみ。

はるか昔、赤子を育てつつ
収入なく夫に頼りながら暮らしてた頃
少しでも安く食材を買おうと
八百屋だの肉屋だの行脚してたことが
そういえばわたしにもありました。
なかなかしんどい日々だったけど
今よりはずっと、ちゃんと食べるということに
意識を向けていたような気がします。
たまにこうして思い出すのは大事。

だからってことでもないですが
今年も梅仕事をしました。
大粒の南高梅、美味しい梅干しに
なりますように。