まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

歌うのはお好きですか?

2018-06-18 22:14:32 | 日記
父の日の実家訪問。
出迎えてくれたママの
顔がやけに白い。

今日ね、歌うのよ。
来てきて。

なるほど、ステージメイクでしたか。

半年ほど前か、スカウトされて
地元のなんかお高いかんじの
混声合唱団に入ったママ。
今日は地元のホールでたくさんの団が
午後いっぱいをかわるがわる歌う
音楽祭。

わたしとムスメが小さい頃通った
児童合唱団も毎年参戦。
確かここにあわせて夏の演奏会用の
チラシを作っていたなぁ。

妹と一緒にホールについたら
ママのいる団の出番の
ひとつ前のシニアさんらが
歌ってた。
懐かしい童謡にあわせて
からだを弾ませるおじいちゃんが
可愛くて泣きそう。

そのあとのママたちは
バッハ様をひっさげて登場。
ピアニストさんのドレス、
お昼間にはどうかと思うほどの
露出加減。
歌声もおさすがで
ママも一生懸命歌ってました。
なにしろ新入りなので
暗譜できてないとかあり得ないらしく
すごく練習するんです。

ママのステージはこれで二回目、
初回はシニアクラブさんに
半分ボランティアで混じって
歌うやつで
新井満さんの歌をがんばって
歌ってました。
はじめての大きいホールで
衣装も派手なのおもいきって揃えて
緊張と嬉しさに溢れたステージ。

今回のはそれと比べると
だいぶ趣が違ってるけど
妹ちゃんによると
ママは百戦錬磨の歌うたいさんらと
一緒に歌えるのはとても嬉しいと
思ってるそうなので
それはわたしにとっても
喜ばしいことなのでした。

何より、安心したのは
シニアさんに混じっているときも
お高いかんじのみなさんに混じって
いるときも
ママの歌いかたにまったく変わりはなく

どこで、だれと、なにを
っていうのは
あんまり関係なくて
ただ、歌うことそのものが
とっても好きなんだなぁ
と思いました。

何十年かを経て
客席とステージ
立ってる場所が入れ替わった
ママとわたしなのでした。

そして、肝心の
父の日の父は

友達がせっせと焼いてくれる
音源に合わせてカラオケの練習に
余念がなく

ノートで音鳴らしつつ
歌詞を検索するなんてことも
いつのまにやらマスターし

おんなじ歌を歌うのに
なんでわざわざおたがい
あさっての方向にいくかな

おもしろがる私たちです。