まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

新年会@目黒

2018-01-08 16:44:27 | 日記
久し振りの目黒
やっぱり江戸は遠いな
待ち合わせにちょっと遅刻してしまった
改札の前で待っててくれた
まりちゃんとりかちゃん
それからマサキさん
大学出て最初に勤めた会社で
一緒だった皆さん

マサキさんに「変わらないなあ」と言われ
「経年劣化しました」と言うと
「そりゃみんなそうだよ」と笑われた

ムスメ出産に伴い退職したので
もう23年前になる
まりちゃんはそれから3年後くらいに辞め
りかちゃんはさらにそこから10年後くらいに辞め
マサキさんは今もそこに居る
同期の女の子がいまだに何人も残ってると聞いて
ちょっと驚く

新しいビルが建ち、古い店が無くなり、
目黒はもう私の知らない街になってる
それでもわずかに残る懐かしい店や
通りの雰囲気に和む

その会社は金融系のシステム屋で
みんな忙しくなると夜も朝もなく働いたりしてた
私も何度かは徹夜で詰めてシステムテストやってた
「男とおんなじように残業しても構いません」
なんて書類にサインさせられたのも時代だな

出会いの場が少なかったと見えて
社内結婚がとても多かった
それだけならまだしも
結婚した挙句離婚して
再婚した相手も社内の人で
関係者全員在籍してるとかいう
カオスな現象も起きてた
何しろ、結婚式の当日に
白いドレスのその人が
「離婚することは決まってるんだよね」
なんて言っちゃうんだもの
おめでとうのセリフも宙に浮くよ

まりちゃんは160人いた同期入社の中で
たった5人配属された海外システム部の仲間
当時の部長に、5人の選考理由を聞いたら
「掴まえて壁に打ち付けても壊れなさそうなのを選んだ」
と言われて一抹の不安を感じたけど
本当に壁に向かって投げられたことは数回しかなかったし
ちゃんと壊れずにいられた
まりちゃんはいつも冷静で堅実で
顔のほとんどが目じゃないかってくらい
大きくてキラキラした瞳をしてて
「問題を最短距離で解く」と上司に評価されており
とても頼れる友達だった
「路上で訳もわからずいきなり彼氏に頬を張られたことがある」
なんてかっこよすぎるエピソードも持ってた

古い目黒のビルで
サクサクとシステム組みながら
お薬飲むって言う専務に白湯を入れてあげて
「じじい扱いすんな」と言われたり
顧問がいなくなったの、って開いてる窓から下を
見下ろしていたり(どんな想像をしたんだ)
チーム組んでたちょっと変な男の先輩に
絡まれて迷惑そうにしてたり

喋ってるうちにいろんなまりちゃんを思い出し
目の前に今いる彼女が大きな瞳含め全然変わってなくて
つい笑ってしまう

他の3人はどうしてるだろう
会ってみたいな

りかちゃんは同じフロアにいた人事の子で
マスコット的癒しキャラだった
今もおっとりして可愛らしいのは同じだけど
「今の職場、おばさんばっかり働かせるんですよ」
なんてセリフには驚く

マサキさんはみんなの兄貴分で
休日に自宅に招いてご馳走してくれたりした
どちらかといえばいっちゃってる系の多い
システム屋の中ではとても常識人で
マサキさんがいなかったらメンタル病んでたかもしれないと
感謝してる

思えば右も左もわからないコドモに
イチからあれこれ教えていただけたわけで
今どうにかこうにか社会人やってられるのは
あの会社でお世話してくれた皆さんのおかげ
つい、最初から何でも出来てたみたいな風に
仕事しちゃってるけど
全くそんなことはないんだよね

そして來る春にはムスメが
右も左もわからないコドモとして
お世話していただくことになる
今から関係者各位に頭下げて回りたいよ

声かけてもらってよかった
また目黒で会おうね
今度は遅刻しないからさ