深夜激しく叩きつけていた雨も
朝には綺麗にあがっていて
夏が戻ってきたかのような
陽射しです。
今日はミサリングファクトリー
いつものメンバーで
七里ヶ浜の虹さんへ。
秋に訪れるのは初めて。
松本先生から「秋らしいお食事を」と
オーダー入れといていただきました。
エアコンの効いた江ノ電を降りて
さんさんと降り注ぐ海辺の太陽の下
だらだら坂を登ること15分。
額にじっとり汗かくし
パンプスの足が痛いけど
美味しいもののためには
仕方がありません。
お約束より少し早めに到着。
玄関で水を撒いている奥様にご挨拶。
席についてそそくさと飲み物リストを確認。
かぼす蜜ソーダだって、美味しそう。
ビールが飲めたらそれが一番美味しそうだけどね。
やがて運ばれてきたのは
朱塗りのお盆にたくさんの小さなお菜。
あしらわれた紅葉が素敵。
なんと胡桃豆腐を発見。
昨日ちょうど話題にしていたところなのです。
というのも、申し込みさえ出来ていれば
昨日は石巻のツールド東北に出場していたはずで
60キロコースの最終エイドでいただく
「平椀」というのがものすごく美味しくて
実を言えば最初のエイドの女川汁、
2番目のエイドの雄勝のホタテ、
そしてこの平椀、
これを食べるために参加してるようなもの。
その、平椀に使われているのが胡桃豆腐。
まさかこんなところで出会えるなんて。
そして次に運ばれてきたのは
土瓶とぐい飲み、すだち。
ああ、もう、これは。
って思っている間にさっさと蓋を取って
確認しちゃう松本先生。
「おぉ」と言ってまた蓋をしてニコニコ。
でもそこらじゅうに漂う芳香は
疑いようもありません。
自分のところにもやってきた土瓶、
蓋を開けると
甘鯛と松茸が仲良くお出汁に浸かっています。
ぐい飲みにお出汁を注ぎ、一口。はあ。
気づけば全員がそれをやってます。
はあ。の大合唱。
お造りは真鯛、クエ、黒ムツ。
どれもすっきりとした白身です。
添えられた山葵の香りが素晴らしい。
栗と湯葉の蒸し物。今年初栗です。
帰りに鎌倉の八百屋さんで栗買って帰ろうっと。
ムスメがミサリングファクトリーで
一番最初に作ったのは
マロンケーキ。
先生が焼いておいてくれたスポンジシートに
泡立てた生クリームと
先生お手製の栗甘露煮を刻んで巻いたものです。
美味しかったなあ。
そんな話をしたら
人数が少なかったからそんな事もできたのねー
なんて先生は笑ってました。
ご飯には大きな鯛の頭を焼いたものを
ほぐして乗せてくれました。
鉄鍋です。
奥様がニコニコして、
最近鉄鍋にハマってまして。と。
ツヤピカの美味しいご飯です。
3合炊きと2合炊き、合わせて5合。
そんなに食べられるかなあ、というと
大丈夫です、と奥様がやっぱりニコニコ。
ご飯をよそう様子をみんなに写真撮られたり
動画撮られたりして
記者会見みたいですねーと照れていらっしゃいました。
そこへ蕗谷さん登場。
お料理いかがでしたか、大丈夫でしたか、って
またおっしゃいます。
蕗谷さんほどのお料理を作る方が
大丈夫か、とおっしゃるのにいつも驚くのです。
ご飯だけ、海苔やミツバ、ちりめんじゃこなどのトッピング乗せ、
お出汁でお茶漬けにして、などと
最初に心配していたのもなんの、
気づけば5合からっぽになっていました。
デザートにほうじ茶プリン。
いい香りでした。
美味しいご飯をいただきながら
話してるのはやっぱり食べ物のことだったりして
どこまでも食いしん坊なミサリングファクトリーなのでした。
次はどの季節に来ようかな。
蕗谷さん、奥様、
素晴らしいご飯をありがとうございました。
ご一緒した皆様、楽しい時間をありがとうございました。