雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

新型インフル襲来!(その2)

2009年10月30日 | 驕らず焦らず諦めず
さて、一夜明けて。
息子の体温は37.6度まで下がっていました。
う~ん、これはインフルなのか?
インフルじゃなかったら、小児科で逆にインフルを
もらってくることになりかねないしなあ…

迷いながらもとりあえず障担K先生に欠席の連絡を入れると、
「いや、お母さん、中学生は元気なせいか、37度台ぐらいでも
 インフルだった例がよくあるみたいですよ。
 出席停止になるか欠席になるかの違いもあるので
 念のため病院には行っておいてください」
とアドバイスされ、かかりつけの小児科を予約することに。

息子のかかりつけ医は診察券を持っていればネット予約が
できるところなのでとっても便利。
さっそくアクセスしてみると、まだ予約受付開始から
10分ほどしかたっていないのに、すでに33人待ち…

噂には聞いていましたが、小児科はすごいことになっているようです。
ネットで順番待ちの状況をチェックしながら
出かけていき、診察室に入れたときには既に12時を回っていました。

ここでは息子の障碍のことはよくわかってくれているので
私も息子も安心して診察を受けることができます。
やはり喉が腫れていて、今の熱は大したことがないけれど
経過から考えてインフルの可能性大、と。

「検査、できるかなあ?押さえつけたら怖がるかな」
「説明して、本人が納得すれば大丈夫だと思います」

「あのね、今からお鼻に綿棒をいれて、くちゅくちゅってするよ。
 お鼻の中に悪いばい菌がいるかどうか検査してもらうの。
 痛いけど、すぐ終わるから、頑張れるかな?」
私が説明すると、息子は神妙な顔でうなずきます。
「じゃあ、お顔が動いちゃうと危ないから、ちょっと頭
 触らせてね」
と看護婦さんが声をかけて頭をホールドし、
もう1人の看護婦さんが
「お腹も動かないように押さえるからね」と
体幹をホールドして、

息子が「ふぎゃっ」と声をあげた一瞬で
検査終了。
「説明したらちゃんと我慢できるんだ。さすがお兄ちゃんだねえ」
とドクターがすかさず褒めてくれると、息子はうなずいて
「もう外へ出ていいですか?」

「うんいいよ。あとはお母さんだけ待合室で結果を待ってて」
と言われると、
「ありがとうございました!」とぺこりと頭を下げて、
すたこらと医院の外へ逃げていきました。
小児科でも歯科医院でも、診察室そのものより待合室の方が
ずっと苦手な彼は、後は建物の外で待っているつもりなのです。

昔は右を向いて左を向いたらもういなくなっている子なので
常に手首を握り締めていたり、フードのついた服を着せて
そのフードの先を握り締めていたり(手だと振り払われるので)
苦労したものですが、

今はさっと出て行く息子を安心して見送っていられる、
あまり頻繁にご縁があっても困るけれど、
ここに来るたびに息子の成長は確実に目に見えるなあ、と
思ったのでした。